卒業ビザ終了後に、1年または2年の延長をすることで滞在を長くできる移住テクニックがあります。
こんにちは、うめ太郎です!
もし、田舎エリアの学校に通い、卒業後も同じような田舎エリアに住むことで卒業ビザが延長になるとすればどうしますか?
これからオーストラリアに留学する人、2021年に卒業する方はその可能性があります。
卒業ビザが1年または2年延長できる
2021年に卒業する人たちから、田舎エリアの学校に留学し、卒業した後にも引き続き田舎エリアに住むことで1年、または2年のオーストラリア滞在を延長できることになりました。
この方法を使えば、通常であれば卒業ビザは卒業時の学位によって最大4年間の期間、滞在が許されますが、さらに追加で1年または2年の滞在で最大6年間もオーストラリアに住むことができるんですね!
しかも、パートナーと二人で卒業ビザを狙うようにすれば最大で12年の移住も可能になる!だからこそ、パートナー同士で卒業ビザをハシゴする方法は廃止の議論がされているのかもしれませんが・・。
卒業ビザを延長して長く住む方法
田舎エリアに留学し、生活します。その後、学校を卒業するタイミングで1回目の卒業ビザを申請。その後に延長申請を行います。
では田舎ならどこでも良いのか?田舎ってどこ?と自然に思いますよね。
移民局では田舎エリアについて厳格にエリアを決めて公表しています。
これについては「移住なら、地方・田舎エリア!地方移住はメリットがいっぱい」で詳しく説明していますが、2021年から地方エリアは3つのカテゴリに分かれることになりました。
- 大都市
(カテゴリ1) - 中都市
(カテゴリ2) - リアル田舎
(カテゴリ3)
ビザの延長が出来るのは、中都市のカテゴリ2,リアル田舎のカテゴリ3です。
移民局は厳密に郵便番号でカテゴリ2,カテゴリ3のエリアを決めているのでそれを確認した後に、そこにある学士またはそれと同等以上の教育を受ける(留学)。
もちろん、そのエリア内で生活をします。
ここが一番重要ですね。それを間違えると卒業ビザはこれまでどおりになり、延長ができません。
夢の6年間が消えてしまいます・・。
ではカテゴリ2と3の違いはなにか?
カテゴリ2の都市
カテゴリ2の都市は
- Cities and Major Regional Centres
と呼ばれており、対象のエリアは
Perth, Adelaide, the Gold Coast, the Sunshine Coast, Canberra, Newcastle/Lake Macquarie, Wollongong/Illawarra, Geelong and Hobart
このエリアにある学校に入学することで卒業ビザが1年延長です。
その中でも西オーストラリア州のパースは200万人の都市でリスト上で最大の人口を持つ都市です。その次は南オーストラリア州のアデレード。
私だったらパースかアデレードで地方移住を狙いますね。
カテゴリ3の都市
カテゴリ3の都市は
- Regional Centres and Other Regional Areas
と呼ばれており、およそ11,200の都市が指定されています。
私はこの都市の事をリアル田舎と呼んでいますが、本当に田舎です・・。
そこで学費の支払いに必要な仕事を見つけるとなるとそれなりの覚悟が必要なのでは?と思いますね。
地方エリアの郵便番号
ではそのエリアの郵便番号は下の通りです。
出典:オーストラリア移民局
卒業ビザの延長を狙って学校を選ぶ際は、上の表を使って留学先を決めるのが良いでしょう。
もう一度いいますが、学士の学位かそれ以上の証明書が取れる学校です。DipolomaはAdvanced Diplomaから対象になります。
注意
卒業ビザの延長について、まだハッキリとしたことがわかっていない部分があります。
例えば、下記のようなケースですね。
- 大都市からカテゴリ2 or 3に移動
- 卒業後にカテゴリ2 or 3を離れる
- COVID-19で入国できず、オンライン授業を受けている
上記のケースの場合、卒業ビザの延長ができるかどうかがハッキリしていないと情報元のページで書かれているので注意が必要です。
ただ、これからそもそもカテゴリ2 or 3のエリアにある教育機関に留学し、生活をする人は問題ないはず。
学位選びが重要
International graduates with a bachelor or higher qualification
延長ができる卒業ビザは学士またはそれ以上の資格が必要です。
Diplomaの場合、Advanced Dipolomaから対象です。
仮に学士の学位コースを選ぶとすると、卒業ビザは2年なので、カテゴリ2のエリアの方は3年、カテゴリ3の方は4年間もオーストラリアに住めることになる。
4年もあれば、スポンサー見つけられそうじゃありませんか?
これはアツい!
さらに修士課程(Master)の研究コースの場合は
- 最長5年=3年+1年 or 2年
博士課程(Doctoral)では
- 最長6年=4年+1年 or 2年
の滞在が可能に。これはいい。
地方はビザのスポンサービザでもメリット
卒業ビザのメリットは滞在期間が長いこと。それはイコール、スポンサー探しの時間がたくさんある意味でもあります。
簡単に言えば、滞在期間が長ければオーストラリア永住のチャンスは多いということです。
オーストラリア移住を考えた時に、1年の長さがあるかどうかはかなり重要です。オーストラリアの1年ってほんと色々な事が起こる。
この1年の違いでスポンサーが見つかった!何ていう人もいると思います。
ここ数年の法改正でスポンサーになる側の負担も増え、一時的な移住は出来ても長期的な移住は難しくなりつつありますが、それでもまだスポンサーを見つけられる可能性はたくさんあると思います。
私も、ワーキングホリデーのたった1年で就労ビザのスポンサーが見つかり、今は永住権も持っています。
プラス1年は魅力ですね。2年なんて最高ですよ。
地方だけのビザ
また、地方だけのビザがありますね。Regionalビザと呼ばれているものですが、会社の負担が少ない、Priority Processingと呼ばれるビザの審査スピードが早い制度も適用されます。
こういった制度をうまく利用してオーストラリア移住の計画を立てていくと永住も夢では無いと思います。
オーストラリアに移住したいと思う全ての人に幸運を。