教育移住は思ったより現実的に、しかも誰でも出来ます。必要なのは勇気だけ。
こんにちは、うめ太郎です!
オーストラリアに移住した例の小島慶子さんのように教育移住って素敵ですよね。実は、思ったより気軽にできるんです。
アナウンサーでなくても教育移住
小島慶子さんの場合はアナウンサーの職業でお仕事もタレントをしてらっしゃるのでお金だけで考えると移住は比較的簡単にできると思います。
では、私達の様にごく普通の職業だと、どうなのでしょうか?
私は夫婦という関係であれば学生ビザを使えば移住はできる。それもある程度は貯金もできると考えています。
やり方は、夫か妻のどちらか一方が学生ビザで入国します。そして、その学生ビザに家族を含めるんですね。これはSubsequent Entrantと呼ばれる方法で日本で婚姻関係を結んでいる状況であればほぼ確実にビザに含められる。
そうすると、夫婦そろって共働きができます。簡単だとは言いません。夫婦揃って働くのですからその間の
- 子供のケアは?
- 子供の学校は?
と思うのが自然。
さらに学費ってそんなに安いの?と思うかもしれません。
1万ドルの学費。4万ドルの収入
オーストラリアでは、外国人の留学生は、永住者・国籍保持者が支払う金額の3倍〜4倍の授業料を収めなければなりません。だからオーストラリアへの留学は高い!という記事を見かけるのですが、語学学校は安い。
語学学校はエントリーレベルの留学先扱いで、授業料も1万豪ドル未満で探せます。
学費に対して、オーストラリアは世界でも一番時給が高い国。最低賃金の1時間19.48ドルと仮定して夫婦でフルタイムの40時間(20時間の2人分)働くとすると、1週間の収入は$779.2ドル。年収換算で、$40,518ドルになります。
つまり、生活費で3万ドル以上使えるんですね。
これなら留学できる!って思いませんか?
アナウンサーという職業を持つ小島慶子だから教育移住ができるのではなく、夫婦でさえいれば教育移住は十分可能なのです。
生活費は週に$500ドル
$500ドルの生活費というのはかなり高く見積もっての話。小島慶子さんはパースに移住したので、パースの物価基準で話しますが、シェアハウスに住むとすればそれくらいあれば十分すぎるほど。実際は$350ドルくらいが相場なのではと思います。もちろん外食はできません。
留学に必要な物価は「オーストラリアに留学する?物価についてまとめた!」で詳しく説明していますが、家賃が出費の半分以上を占めます。3人家族が入るシェアハウスだと$200ドル〜$250ドルくらいですね。
後は食費に100ドルくらいでしょうか。携帯なんて1ヶ月5ドル、国内電話、SMSが送り放題のプランがありますから。待受専用であれば半年に10ドルチャージするだけでいいLebaraモバイルがオススメです。
シェアハウス?と聞いてえー!と思うかもしれませんが、オーストラリアでは結構普通の話。
学生ビザの人でも賃貸物件を簡単に探して借りられますが、日本国外からオーストラリアに移住する初期段階ではまずはシェアハウスに住み、ある程度、現地の事情を知ってから賃貸物件を借りることをオススメします。
子供をどうケアするか
夫婦で働いていてどうやって子供をケアするのか。
これは死活問題です。オーストラリアのチャイルドケアは1日あたり$200ドルくらい掛かりますし、毎日なんてとてもじゃないけど入れられない。
だけど、子供をチャイルドケアに入れる必要はあるのでしょうか?それに自分の子供だから自分たちで育てたいと思う人もいるはず。
その質問に対する解は、シフト調節するに付きます。
一方が学校で授業を受けていない時間帯にもう片方が働く。つまり夫婦のどちらかが常に家に居るようなシフトで働き、学校に通うのです。
また、TAFEや大学の修士(Master)課程以上だと毎日、学校に通わなくてもいいコースもあります。
週に2,3日だけ学校に通学なんて人もたくさんいる。
そして、週に20時間しか働けない学生ビザでも40時間働ける技もある。
オーストラリアでは移民はビジネスになっており、楽ではないが学業と移住を続けられる仕組みがあります。
子供の学校をどうするか
ストレートに言うと、教育移住はお子様が義務教育に入る前に行うのが理想的です。それ移行に移住するとはお子様自身の義務教育問題も考慮しなければなりません。
とは言いつつも、オーストラリアの学費はとっても高いのでローカルの学校に入れるのは現実的ではありませんね。
では、義務教育以上の年齢だとパースに移住した小島慶子のようなことは無理なのか・・と思わないでください。
パースや他の都市には日本政府も支援している日本人学校があります。
しかも、授業料も月に$500ドル程度と安いんですね。年間で$6,000ドルくらい。
生活費は非常にカツカツになるかもしれませんが、できないこともない。
地方に住む=もっと現実的
オーストラリア政府は人口が少ないけれどもポテンシャルのある都市の開発に力を注いでいる関係で地方に教育移住するメリットを持たせています。
例えば、初めは語学学校に通い、その次に学費の高い大学で学士や修士、博士課程に進むと卒業後に申請できる卒業ビザで1年〜2年も延長ができます。
その方法を使うと、最大で6年間も卒業後に住めるんですね。
そこまで到達すると英語力も相当上がり、初めは子供の為の教育移住だったものが、家族を含めてのオーストラリア永住を目指すことも可能になる。
また、将来的に使えなくなるかもしれない移住テクニックですが、卒業ビザのハシゴという技を使えば、卒業後に12年住むことも可能。
子供の語学力にもいい?
地方エリアに移住するというのはビザの滞在だけでなく子供の教育事情にもいいと思います。
田舎になればなるほど、人間関係が濃厚になります。日本でも田舎に住んでいるご近所さんって距離が近いですよね。
子供と現地の人たちとのふれあいは人間関係を良好に保てる素地があると思いますし、そのふれあいを通じて英語力の向上も大都市部と比べて期待できるかなと思います。
小島慶子さんのように余裕のある教育移住はできないかもしれませんが、夫婦力を合わせれば十分可能ですし、そういう人たちと何人かお会いすることも出来ました。
もちろん、その人達はそれなりに準備をし、貯えもありましたが、そうでない人もオーストラリアに移住したいという気持ちが本物であれば挑戦してほしいと思います。
絶対にできる!必要なのは移住する勇気だけだと思いますね。
オーストラリアに移住したいと思う全ての人に幸運を。
次のページ:子供にとって最高のローカル学校を探す方法!