学生・観光ビザの方に対してのオーストラリア政府からCOVID-19関係のアップデートは2021年1月現在、特に変化なし・・・です。
こんにちは、うめ太郎です!
だからといって、何も出来ないわけではありません。これまでの最新情報や生活のTipsなどについてお話しようと思います。
まずは、観光ビザの方についてですが・・・。
観光ビザへの救済はナシ
オーストラリアに住む家族からのサポートがない人は特になるべく早く母国に帰ることを勧めています。
今現在も観光ビザでオーストラリアに残っている方は最長でも1年の訪問ビザだと思います。
訪問ビザだと家族ありきだと思うので金銭的にはあまり心配いらなさそうですが、ちょっと心配ですね。
今の所、訪問ビザから別のビザへの救済処置のニュースもありません。ワクチンも出来た今、おそらく今後も救済処置的な対応はされないと思うので基本的には自力で生き延びるしかないのかなと思っています。
家族から支援が受けられないひとはどうするのか?
貯金を食いつぶすというのがもっとも一般的な対応ですが、ボランティアワークという方法を使えばとりあえずの居住食に困らない程度の生活レベルまで持っていけます。
関連記事:そんな手が!オーストラリアでボランティアを!手軽に移住
ボランティアワークはその名の通り、無償で労働を提供するので働けない観光ビザや訪問ビザでも参加できます。
そして、ボランティアワークによっては衣食住を提供してくれて、且つ、ちょっとしたお小遣いまで上げることが可能なのですね。
そういったテクニックを使い生活していく方法もありだと思います。
学生ビザの方への救済処置はある
オーストラリア政府政府にとって学生ビザの方は経済的な搾取の対象・・・なのがいつものパターン。
何も支援がないのは当たり前!
と思いきや、今回は学生ビザの方にサポートしなければ逆に経済が悪くなるようで、ある程度のサポートが用意されました。
学生の方は2020年4月現在で57万人ほどオーストラリアで生活しています。Coronavirus and Temporary Visa holdersのページでも
They are an important contributor to our tertiary sector and economy, supporting 240,000 Australian jobs.
と、学生ビザの方のおかげで24万人の雇用が生まれている事を指摘しています。
流石に学生ビザの方にCOVID-19だから国へ帰れとは言えず、いくつか重要なサポートを受けられる可能性について指摘していますね。
- 次回の学生ビザが無料!
- 学費の支払猶予を遅らせる
- Superの早期引き出し
- 学費の減額
Superはスーパーアニュエーションと呼ばれる年金の口座のことです。通常は60歳以上になるまで引き出せず、帰国の際に引き出す時は35%の税金がかかります。(ワーホリは65%)
それがCOVID-19の影響を受けた方は税金が掛からずに下ろせるんですね。
次回の学生ビザが無料で申請できる
We will waive the visa application fee to allow you to lodge a further student visa application
嬉しいですね!もし、コロナのパンデミックが影響して
- 入国できない
- ジョブトレーニングが受けられない
などの影響を受けたのであれば次回の学生ビザ申請が無料になると発表がありました!
これは、申告制なので学校側にForm 1545 COVID-19 impacted studentの記載をしてもらい、移民局に提出をします。
学費の減額や支払い猶予は学校次第
学費の減額は全ての学校で適用できるわけではないようです。あくまで学校側のサポートとして学費の割引が行われているようなので要確認が必要です。
Many universities and education providers offer support to students
学費のディスカウントについては学校と交渉という色がとっても強そうですが、支払猶予に関しては対応している学校も多そうです。
お金の問題はオーストラリア移住での死活問題なのでできるだけ早く学校側に相談したほうがいいと思います。
40時間の労働制限は
Aged Careや病院で働いている学生の方は40時間の労働制限が一時的になくなっています。
また、ColesやWoolworthsなどのメジャーなスーパーマーケットで働く人についても40時間の労働時間制限がなくなっていましいたが現在は40時間の制限に戻っています。
学生ビザの方はCOVID-19で仕事を失った、労働時間が減ったなどの理由を証明しない限りコロナ関係のサポートを受けられない可能性が高いのが現実な所です。
政府もSuperの早期引き出しのサポートしているのも、学生ビザの方を助けるためではなくて、学生ビザが母国へ帰国することによるオーストラリア経済のインパクトを考慮してのことです。
元々、学生ビザの方は留学ビジネスの流れがあり、お金を得る事が目的だからでしょうね。
オーストラリアの移民というのはまさにビジネスであり厳しいですがそれが現実なのです。
学生ビザの方は打つ手なし?
金銭的なサポートは家族から得るのが筋。というのがオーストラリア政府の考え。
したがって、現実的な方法は「支払い期限を後にする」のが限界なのではと個人的には考えています。
このCOVID-19が収まれば経済は大きく動き出します。それまで時間稼ぎ(延命)をするというわけです。
具体的には
- 学生用の保険
- 学費
があげられます。ただ、あくまで交渉ベースになるのは確実である程度COVID-19の影響を受けた事を示す証拠を提出することは求められるでしょう。
それでもダメ元で学校側とお話してみるのはオススメですね。これまで支払った学費や費やした時間を考えると帰国するのだけは絶対にもったいない。
最悪、休学という形を取り日本に戻ったとしてもまたオーストラリアに戻ってくるつもりの気持ちで卒業してほしいと思います。
オーストラリア政府は訪問・学生ビザの方に十分なサポートをしているとは思えませんが、オーストラリアに永住してきた人はそういった数々の障害を乗り越えて来ている人も多い。
COVID-19は災害ではなく夢への壁だと思い乗り越えてほしいと思います。
オーストラリアに移住したいと思う全ての人に幸運を。