【永住権】ファミリーバランス・テストの条件!【親の引き寄せに重要】

こんにちは、うめ太郎(@o_sutoraria)です!

親の引き寄せビザを狙うなら、「ファミリーバランス・テスト」は知っておくべき。

ご自身の子供がオーストラリアに移住していても、自分(親)が永住できるとは限らない。そのキーとなっているのがファミリーバランステスト。

条件のクリアはオーストラリアで住むことができる子供の割合が半分以上であることです。

ペアレントビザを申請するには必ず必要になるテストなので、将来的に親をオーストラリアに引き寄せする事を考えている人には絶対に読んでほしいですね。

ということで、今回は親移住に関わる「ファミリーバランステスト」について書いていきます。

ファミリーバランス・テストとは

The balance of family test measures a Parent visa applicant's family links to Australia.

移民局ではファミリーバランステストの冒頭で上のように説明している通り、親が移住する条件に当てはまるかどうかチェックすることです。

お子様がオーストラリアに永住権を持っているだけで親の永住を可能にするわけなので、ビザが与えられる親がオーストラリアで生活しなければならない理由が必要なわけ。

それが子供の人数(割合)なんですね。

親の面倒を見る慣習というのは、多かれ少なかれどの国にもあります。

特に、他民族が住むオーストラリアでは親の面倒を見る文化圏からの移民もいるわけで政府としても見過ごすわけにはいかず、こういったビザを用意しているのが建前。

本音は、ファミリーバランステストをエサに留学生を呼び込み政府の税収入を増やすところでしょう。

ペアレントビザに合格するには

子供の半分以上がオーストラリアの市民権か永住権を持っている人で、今、オーストラリアで生活をしている場合ですね。

例えば、2人の子供がいる場合、パスするには

  • うち1人が永住 or 市民権
  • オーストラリアで生活中

もし、子供が3人であれば、

  • うち2人が永住 or 市民権
  • オーストラリアで生活中

もし、子供が4人であれば

  • うち2人が永住 or 市民権
  • オーストラリアで生活中

というわけです。

つまり、子供の数が少ないほど有利というわけで、一人っ子が多い中国からオーストラリアへの移民が多いのはそういうわけです。

オーストラリアに移住したい「親」が子供を使って移住する世界
オーストラリアの語学学校に通う子供たちは、親が移住したい夢を託された人たちも通っています。特に、アジア系のほとんどの子どもたちは親の為に学校に通っているようなもの。ボクが語学学校に通っていた時に知り合った人たちは全員がそうでしたね・・。授業で自分たちの夢について話をする内容があり、マレーシア、インドネシアや中国からきた人たちは全員が「親が移住したいからボクが来た」と言っていました

合格しない例

子供の過半数が

  • オーストラリア国外で生活している
  • 永住権・市民権を持っていない

ケースです。

子供が1人であれば、その子供が永住権または市民権を持っており、オーストラリアで生活していることが必要。

子供を留学できるくらいの経済力がある家庭でないとペアレントビザはとりにくいとも言えますね。

ファミリーバランス・テストが必要なビザ

下6つのペアレントビザを申請する場合にテストが必要です。

  • S103 – Parent
  • S143 – Contributory Parent
  • S173 – Contributory Parent (Temporary)
  • S804 – Aged Parent
  • S864 – Contributory Aged Parent
  • S884 – Contributory Aged Parent (Temporary)

いろいろと分かりにくいですが、日本人のケースでよくあるペアレントビザは一番初めのS103ビザ。

このビザではファミリーバランステストのほかに、アシュアランスの義務と言って親がオーストラリア滞在中に掛かった医療費を全額、子供が負担するという内容。

永住権を親に与えるけれども、オーストラリアの負担にはなるなということです。

ペアレントビザを使って親がオーストラリアに移住|Subclass 103
定年退職してからオーストラリアを目指したい。そんな方にオススメしたいのがペアレントビザです。このビザはお子さんが既にオーストラリアに永住している、市民権をもっているならもってこいの永住権です。オーストラリアにはたくさんの移住ビザがありますが、45歳をすぎるとかなり方法は限られます。このペアレントビザ(親引き寄せ)は数少ないビザの一つです

「子供」ってどこからどこまで?

ファミリーバランステストでカウントされる「子供」は法的に扶養家族になっている人です。
再婚した場合であればお相手の子供や、海外から養子縁組をしたお子様も自分の子供としてカウントされます。

また、ニュージランド人がスペシャルカテゴリビザ(S444)で入国されているケースでは、オーストラリア人でないのにペアレントビザを申請することが可能です!

ニュージランド人は優遇されていますね!

ちなみに・・・。

今、生きてらっしゃらないお子さんは人数に入りません。また家庭内暴力が原因施設で保護されているお子様も子供とはみなされません。

まぁ、家庭内暴力の履歴がある場合はビザは絶対におりませんけどね・・。

不服申立は無理!

ファミリーバランステストのルールに例外は認められません。したがって、単純にお子様の過半数がオーストラリアに永住権・市民権で住んでいるかどうかがテスト合格の重要なポイントになる。

この結果は絶対に覆ることがなく、どのような状況であっても不服申し立てはできません

素直に諦めるしかないです。

いかがでしたでしょうか。

ペアレントビザを申請する時に必要な「ファミリーバランステスト」は、審査の内容が単純。

それだけに不服申し立てもできない。

ペアレントビザを申請するコストはパートナービザと同じくらい高くて申請の期間も長め。

親の年齢が45歳を過ぎるとオーストラリアに永住することはとても難しくなるので、本気でオーストラリアに永住したいのであれば子供に留学するなど何らかの方法を使って永住権を取ってもらうやり方がビザゲットの近道ですね。

今回はペアレントビザに重要なファミリーバランステストについて書いていきました。

この記事がこれからオーストラリアに移住する人に参考になれば幸いです。

ありがとうございました。

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