こんにちは、うめ太郎です。
ツアーガイドから永住権は狭き門ですがまだ可能性はあります。
一昔前は比較的簡単に永住権を取れましたが、この数年でオーストラリアの景気の悪化とともに移民法も改悪され今ではそれなりに計画的に進めないと難しいのが現実です。
ネット情報ではツアーガイドの職業から雇用主指定永住権(S857)で永住した体験談もありますが、すでに廃止されて永住権は狙えません。
今回は、最新のビザ情報を元にツアーガイドから永住権を目指す具体的な方法について考えていきます。
ツアーガイドの職業と永住権
永住権を取るには、永住できる職業でなければいけません。これがオーストラリアに永住する第一の条件です。
職業はオーストラリアとニュージランドで呼び方が統一されていてANZSCOと呼ばれています。
ツアーガイドのANZSCOは
- Tour Guide/451412
右側の451412が職業コード(ANZSCO)です。
問題は、ツアーガイドが自分のお仕事(過去を含めて)経験として認めてもらえるかどうか。永住権申請の際に自己申告で職業を伝えるわけではありません。
お仕事経験は査定機関で認めてもらう
自分の学歴や職歴を書類に書き起こして審査機関で認めてもらうのがスキルアセスメント。
認めてもらうことでツアーガイドとして永住権の申請ができます。
スキルアセスメントについては「オーストラリアでお仕事系ビザの申請に必要な技術査定(スキルアセスメント)とは?」の記事で詳しく説明しています。
ツアーガイドからの永住は一つ
オーストラリアに永住するためのビザはいくつか種類があり、
- 自分ひとりの力で申請するポイント制永住権、
- 州や就職先の会社からビザのスポンサーになってもらうタイプ
のものまで様々。
ツアーガイドから永住する方法はDAMAと呼ばれる方法しかありません。
DAMAはLabour Agreementを使った人口の少ないエリアで就職して永住する方法
謎の言葉がでてきましたね。Labour Agreement。
Labour Agreementは会社が永住権のスポンサーになってあげたいけど、移民法が厳しくて申請ができない。だけど、どうしても彼・彼女が会社に必要。
というケースのために用意されている裏技的な申請方法と言えばしっくりきますね。
永住権が狙える地域は2つ
ノーザンテリトリ州の全域と
Far North Queensland(クイーンズランド州の北部)の会社でツアーガイドとして働ければ永住権が狙えます。
詳しくはNT州政府が公開しているDAMAのリスト、クイーンズランド州が公開しているDAMAのリストを見てくださいね。
ちゃんと、永住権への道も用意されていることが載っています!
ツアーガイドとして働く方法
永住権を取るには会社に就職→就労ビザ→永住権の流れになります。就職活動をする時は必ずネットで調べてくださいね。
DAMAはツアーガイドでも永住権が取れる道が用意されていますが、DAMAの地域は田舎なので求人の件数が少ないです。
ワーホリで仕事を見つけるのと同じ要領(レジュメを直接渡す)で仕事探しをするとめちゃくちゃ時間とお金を使うので非効率。
大手のSeekやIndeedを使ってオンラインで就活。面接までこぎつけたらその土地に行くようにしたほうが良いでしょう。
ボクはSeekを使って就労ビザをサポートしてくれる会社を見つけたので、そのサービスを使った方法を紹介します。
Seekのページに行き、検索
Whatのところに「Tour Guide」、Whereのところに「Northern Territory NT 」か「Far North Queensland」と入力してSeekボタンを押せば求人一覧が表示されます。
* 上のリンクをクリックすれば求人一覧がいきなり表示されます。
ちなみに、NT州ではツアーガイドの求人が13件も!
Far North Queenslandでは1件もありませんね。
就労ビザ→永住権の流れになる
ツアーガイドとして就職先が決まれば、折を見て就労ビザの申請をしましょう。
その際は会社からのスポンサーが必要で、申請方法はS482ビザのLabour Agreementを使います。
スポンサーは伝え方とタイミングが大事です。慎重に行動して絶対に就労ビザをものにしましょう。
ビザの申請は就労ビザ・永住権関わらずお金に余裕があればビザ代行エージェントにお願いするのが良いと思います。その際はMARA資格を持っているエージェントにお願いしましょう。
まとめに入りますが、ツアーガイドから永住権を目指すにはDAMAの対象地域で就職して就労ビザに切り替え、それから永住権の申請ですね。DAMAの地域は人口が少ない田舎なので定期的に求人をチェックして素早く応募するのが良いと思います。
オーストラリアに永住したい人に幸運を。
ありがとうございました。