こんにちは、うめ太郎です。
オーストラリアでMBAを取得すると永住権の道もあります。
ただ、MBAから永住権までどうやって辿り着くのかわかりにくい。しかも移民法は頻繁に変わるのでどれが正確な情報なのかわかりませんよね。
とりわけ、永住権の情報だけにフォーカスした「おーすとらりあ移民局」はトップレベルの正確さだと自負しています。
少なくても更新日の時点においては。
今回はオーストラリアでMBAから永住権を取る方法について考えていきます。
そもそもMBAとは?
経営学修士(Master of Business Administration、MBA)は、経営学を修めたものに対して授与されることのある学位である。
経営学と言っても範囲はかなり広く、ストレートな会計士から、IT系だとICTマネージメント、企業の財務マネージメント、調達管理などかなり多岐にわたります。
上のようなどの分類に対しても共通のことは管理する上で科学的なアプローチ(手法)を使うこと。
平たく言うと、合理的に管理するのに必要なことを学びます。
ちなみにボクの学位は経営情報学と呼ばれる、経営学と情報技術を併せ持っています。
在学中はERP(Enterprise Resource Planning)とか学びましたね。懐かしい。
オーストラリアでMBAを学べる学校
MBAの学位を取るにはビジネススクールに通います。
オーストラリアにはWikiから確認できるものでも86の学校、CRICOSで「Master of Business Administration」と検索すると175のコースが公開されています。
勉強期間は通常1年から2年の間です。
大学院への入学はエージェント経由が早い
スムーズにことを進めるのであれば、留学エージェントに問い合わせするほうが早いですね。
留学ワーキングホリデーサポート【Global Dive】
ただ、経営上、留学エージェントも永住権のことまではサッパリなのでそのあたりはこのブログを読んで論理武装した上でビザ代行エージェントと永住権へのプランをすり合わせるのが良いと思います。
関連記事:永住権を申請?良いエージェントと出会う4つの方法+探し方
MBAのコース選びで永住権が決まる
記事の初めにMBAと言っても学ぶ内容は多岐にわたるといいました。
永住権はオーストラリアで中・長期的に不足している職業と関係している学歴がないと難しいです。
どのような職業が永住権を目指せるのかは、具体的に
に載っている職業に限られます。
例えば、MBAでも会計のコースを学ぶと
- Accountant (General)/221111
の職業として永住権を目指すことが可能になります。
したがって、入学を決める前にかならず大学に連絡を取って、ご自身がこれから大学院で学ぶコースとANZSCOコードの関係性をチェックすることが永住権を狙う上で一番重要なステップです。
関連記事:ANZSCOコードとは?
卒業ビザを経由して永住権の申請
永住権が申請できる職業(ANZSCOコード)に関係するMBAのコースを卒業すると、卒業ビザの申請条件がほぼクリアされます。
MBAからの卒業ビザはコースワークだと2年の滞在期限。リサーチだと3年の滞在期限があるので、その間に永住権が申請できるように「準備」をすすめるのが王道。
大きな流れだと、
- 就職→永住権
- 州のポイント制永住権
- 技術独立系のポイント制永住権
この流れから永住権を申請することになるでしょう。
ただ、これはあくまで大筋。永住権を目指している職業によってはライセンスが必要になるものもあります。
会計士とかが典型的な職業ですが、その場合は資格の取得が流れのはじめに挟まる感じです。
関連記事:オーストラリアで会計士から永住権を目指す方法!デメリットも
関係記事:【卒業ビザ】スキルアセスメントって?職業選びが人生を変える
就職→永住権
永住権と言ってもたくさんあります。一番取りやすい方法としては就職して会社にビザのスポンサーになってもらい永住権を取得する方法が良いですね。
Quoraでも同じような回答(英文)では情報がちょっと古いので最新のものに置き換えて回答すると、卒業ビザ中に就労ビザ(S482)を取得して3年後に永住権を申請する方法。
この方法は実際にボクが永住権を取得したときの方法で、具体的に使えるビザは
です。
S186ビザは移民局で、雇用主指名永住権と呼ばれていて主に都市部で働くひとが申請できます。
対してS187/S191ビザは人口の少ない地方で働く方が申請できる永住権です。S187は11月16日に廃止され、代わりにS191が始まりますがコンセプトは同じです。
どちらも3年間同じ会社で働くと申請条件で一番大きな問題がクリアされます。
州系のポイント制永住権
会社から永住権のスポンサになってもらえるように、州からもビザのスポンサーになってもらえます。
自分の年齢・学歴・英語力・職歴・資格をポイントに換算して65点になれば永住権が招待される仕組みを使います。
この仕組を提供しているのがスキルセレクトと呼ばれているオンラインシステムで、1ヶ月に1回〜2回の頻度で永住権の招待が送られます。
州は独自の職業リストを持っていて、このタイプの永住権を申請するにはその州で不足している職業のリストと関係しているコースを卒業していなければなりません。
MBAを卒業している場合は、修士(Master)扱いになるので学歴のポイントが5ポイント多く付きます。
技術独立系のポイント制永住権
州系のポイント制永住権と仕組みはまったく同じですが、州からのスポンサーが必要ありません。
つまり州の職業リストを使った永住権の申請ではなく、
に対応した職業リストを使います。
技術独立系の永住権では州からのスポンサーがない分、必要なポイントが多くなります。
したがって、どの永住権を狙うのかは
- 技術独立永住権→州のポイント制永住権→就職して永住権
の順番で決めましょう。
MBAからの職業
永住権が狙えそうなMBA系の職業を調べてみました。下のリストは経営学と関係のある職業(ANZSCOコード)です。
この職業に関係しているコースを選べば、卒業ビザ、永住権への可能性が生まれます。
- Corporate General Manager/111211
- Management Accountant/221112
- ICT Business Analyst/261111
- Financial Institution Branch Manager/149914
- Public Relations Manager/131114
もちろん、これ以外にもMBAから永住権につながるコースはあると思います。
あくまで一例として捉えてくださいね。MBAからお仕事に就ける職業は大学院に確認してみることをオススメします。
さて、まとめに入りますが、MBAから永住権を狙うにはコース選びが大事ですね。永住権への道がある職業になるためにコースは大学へ確認する。卒業後は卒業ビザを経由して就職かポイント制永住権を狙いましょう。
オーストラリアに移住したいと思う人に幸運を。
ありがとうございました。