こんにちは、うめ太郎です!
学生ビザの正確な費用を知りたくありませんか?
さらに、学生になった際に費用も分かればオーストラリアに移住できるかも判断できます。
留学エージェントさんに見積もりを依頼することもできますが、学生ビザの費用は思ったより簡単に、しかも正確に自分で調べられるので時間がない方や見積もりを出すほどでもない方はサクッと自分で調べてみるのも良いと思います。
また、エージェントさんによっても手数料を取るところもあるのでどれくらい違いがあるのか確認することもできる。
今回は学生ビザの費用や学生中に掛かる生活費について説明していきます。
学生として生活する総費用(目安)
オーストラリアで留学するには「学生に関わる費用」と「生活に関わる費用」に分けて考えることができます。
学生に関わる費用とは、学生として法的に条件を満たす為の費用で、ビザの費用、ビザ代行業者費用、エージェント手数料、学費、その他があります。
その他の項目には、学生の為の保険である「Oversea Student Health Cover」の加入が必要なほか、教材費や通学費などがあります。
生活に関わる費用は、上で説明した学生に係る費用を除く全ての費用のこと。家賃、食費、携帯料金、娯楽費(交際費)などが一般的ですね。
こういった費用を1年分ざっくりとまとめると
- ビザ費用:$620ドル
- 代行業者費用:$500 〜 $1,650ドル
- エージェント手数料:数百ドル(掛からない場合もあり)
- 学費:1年(2セメスター)で20,000〜40,000ドル
- 生活費:12,000ドル
となり、安く見積もっても$33,120ドルかかります。
この金額だけ見ると留学ってかなり大変と思いますが、オーストラリアは最低賃金が世界で一番高い国でもあるので生活と学費を工面しながら卒業している人もたくさんいらっしゃいます。
学生ビザの費用
学生ビザの費用は$620ドルと説明しましたが、これは一人の場合。家族やお子様も学生ビザに含めて一緒にオーストラリアに移住する場合はコストはもっと高くなる。
学生ビザの費用は留学の内容、人数、年齢によって決められます。特にビザに含められる人が18歳未満か以上かによって費用は大きく変わる。
このあたりは子供料金と大人料金(18歳から)と同じ考えですが、大人で大きく費用が変わるのは犯罪歴などの審査に子供より時間が掛かるためです。
関連記事:学生ビザで何ができるのか?使い方や生活のコツを考える【永住権の踏み台】
ビザ申請の他に掛かる費用
ビザの申請に掛かる費用には、代行業者への手数料が$500〜$1,650程度かかります。
代行業者の費用は業者ごとに費用が大きく違いがあるので見積もり依頼を初めに取りましょう。
また、極稀に健康診断の証明や警察証明の提出も求められるケースがあり、その場合は別途追加で費用が掛かることも。
健康診断は$200ドル程度、警察証明は日本の場合は1000円程度、オーストラリアのものは$42ドル必要です。
不安であればこのあたりの費用も計上しておくと後々安心します。
関連記事:オーストラリア、ビザ別のエージェント手数料をまとめた!
学生ビザの申請費用を正確に調べる
Visa pricing estimatorと呼ばれるオンラインのページに行けば、いくつかの質問に答えるだけで正確かつ簡単にビザの申請費用がわかるようになっています。
その1 Visa pricing estimatorに行く
学生ビザのページ下の方にあるCostの欄に移動し、Visa pricing estimatorボタンをクリックします。
Visa pricing estimatorへはこちらから直接行けます。
その2 学校のカテゴリを選ぶ
学生ビザは目的に応じて4つの区分に分類できそれぞれで費用が異なります。
「What visa stream are you appling for?」をクリックすると、以下の4つがリストアップされるので自分に合うものを選びましょう。
- All other students
- Post Graduate Research
- Defence or DFAT sponsored student
- Secondary exchange (Schools sector)
語学学校/TAFE/学士(Bachelor)の場合は「All other students」、修士(Master)/博士課程(Doctorate)の場合は「Post Graduate Research」を選びましょう。
お子様を幼稚園、小学校、中学校、高等学校に入れる場合は「Schools sector」を、ほとんど普通の方と関係ありませんがオーストラリア軍がスポンサーになるタイプのビザでは「Defence or DFAT sponsored student」を選びます。
学生ビザが取れる学校はCRICOSに認定されている学校でのみ。ご自身で学校選びから入学する場合はCRICOSに学校が登録されているか確認しましょう。
関連記事:知らなかった!CRICOSで探せる学校しか学生ビザが取れない。
その3 申請内容を入力する
これからの説明は前の選択で「All other students」を選択したとして進めますが、別の内容を選んでも差はありません。適宜読み替えてください。
6つの質問があるので、それぞれを記入します。わかりやすいように英語の質問に対して日本語で何をすればいいのか説明しています。
What date will you be lodging your application?
学生ビザの申請をビザのお役所(移民局)に提出する日付を入力する
Will the primary applicant be in Australia when the application is lodged?
学生ビザの申請書を提出する日に、あなたが滞在している国がオーストラリアなら「Yes」を選択
How many additional applicants will be 18 years of age or older when you lodge your application?
学生ビザの申請書を提出する日に、18歳以上の人の人数を選択
How many additional applicants will be younger than 18 years of age when you lodge your application?
学生ビザの申請書を提出する日に、18歳未満の人は人数を選択
How many additional applicants applying for this visa with the primary applicant, are currently in Australia?
学生ビザに含める人たちの中ですでにオーストラリアに滞在している人数を選択
Please select a currency you would like the price displayed in?
学生ビザ申請費用を日本の通貨で知りたい場合は、JPYを選択。
(オーストラリアの場合はAUD)
例:4人家族の場合
上の記入例は4人で構成されている家族が学生ビザから移住を狙う場合のケースです。あなたと妻、子供二人が日本に住んでいるケースです。
その4 費用の結果ページ
すべての内容に間違いがないか確認した後、「Get Estimate」ボタンを押すと合計金額が表示されます。
上の例にそった場合は11万4千円と円換算された金額ででましたね。この費用は学生ビザの申請費用だけです。記事初めに説明したその他諸々の費用にこの金額を足してみてください。
学生ビザの支払い方法
ImmiAccountというページからビザの申請費用は支払いますが、クレジットカード、ペイパル、BPAYから選択できます。銀行振込は対応していないので注意。
Paypalを使用した場合だけ唯一手数料がかかりませんが、それ以外のカード支払いの場合は手数料がカード会社によって1〜2%弱追加でかかります。
支払いについては「オーストラリア、ビザの支払い方法5種類とそれぞれの特徴は?」で詳しく説明しているので読んでみてくださいね。
いかがでしたか?
Visa pricing estimatorを使えば簡単に学生ビザの申請費用を確認できます。
学生ビザを1年間維持しながら生活するのに必要なお金は少なく見積もって$33,120ドル、そのうちの数百ドルから数千ドルがビザの申請費用に関わります。
年間の出費が多いですがオーストラリアは最低賃金が高い国でもあるのでやりくりはできます。当然贅沢はあまり出来ませんが、それでも学費を工面しながらオーストラリアの生活を味わい、人生のキャリア形成に大事な留学経験もできるのはメリットありありです。
この記事がこれからオーストラリアで学生になる人に参考になれば幸いです。
ありがとうございました。
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