こんにちは、うめ太郎です。
オーストラリアに移住する前に人生初のIELTSを受けてきました。
結果はズタボロ。
ただ最終的には永住権が取れるほど英語力を上げられたので、この記事を見る人は「この程度のIELTSスコアでも勉強すれば永住権が取れるくらいまで上がるんだね」
と、思っていただければと思います。
今回は移住前のIELTSスコアを公開すると共に、最終的にどれくらい頑張って永住権の申請に必要なスコア6を達成できたのかについて書いていきます。
オーストラリア移住は英語力が必要
ビザを取るのに英語力って求められるんだね。と気づいたのが移住する1年前。
オーストラリアでは中・長期的に住めるビザの発行に対しては英語力の証明をビザ条件に組み込んでいます。
具体的に言うと
- 就労ビザ
- 永住権
- 投資ビザ
がキーになっているビザです。
それぞれについては下の記事で詳しく説明しています。
関連記事:永住権を自力でとるのに必要なノウハウとアドバイス!
関連記事:オーストラリアで働くために必要な就労ビザの取り方。
関連記事:投資や起業でオーストラリアの永住権を目指す方法!
これまで英語試験はIELTSの結果だけが移民局で受け取ってもらえていましたが、2015年からIELTS以外にも4つの英語試験が加わりました。
- Pearson Test of English (PTE)
- Occupational English Test (OET)
- TOEFL iBT
- Cambridge English: Advanced (CAE)
過去に試験を受けたことがある人は試験結果の有効期限がある限りビザの申請に使えます。
関連記事:ビザ申請でスコアを取りやすい英語テストは?PTEとIELTS を同時に受けてスコアを比較してみた。
とりあえず移住前にIELTSを受けてみる
ボクがこの記事を書いたのは2014年。この頃はビザの申請にIELTSしか認められていませんでした。
とりあえずIELTSという英語試験が永住権に必要なんだ。と分かったので移住後にどれくらい英語力が上がるのか知ってみたい好奇心もあり、日本でIELTSを受けてみることにしました。
ちなみに、ボクの英語力は基本文法
- S(主語)+V(動詞)+O(目的語)
しか分かっていない状態。それに加えてIELTS対策はまったくゼロで挑戦しました。
当然、ビザの申請に必要なスコアを出せるとも思っていないので、人によってはお金を捨てたように見えるかも知れません。
ただ、後になって考えてみると、この記事を読んでいる人にとっては、ボクのスコアを基準にして永住権が取れるかどうかの判断材料にできると思います。
またそれを参考に、勉強量の参考にも、移住計画の参考にもできる。今の時代、情報は死活問題ですからね。
ちなみに、IELTSを受けたのはオーストラリアではなく東京でした。
IELTSを受けて挫折感を味わう
人生で初めてIELTSを受けてみた感想は、挫折感。その一言に付きます。
ほとんど何も解答できませんでした。
リーディングとリスニングは完全に適当に回答。ライティングは同じ言葉を何度も使う。
そしてスピーキングは「I cannot speak English」という言葉を連呼していました。
はぁ?でしょこれ。
IELTSを受けた後に収穫できた唯一のことは、
スピーキングはリスニングのスコアと関係があること。質問が理解できないとまったく回答ができないわけです。
あまりに出来が悪くて落ち込んだ
2万7000円くらい支払って人生で初めて受けたIELTSの感想は分かっていたことだけど、あまりにも出来なさすぎて凹みました。
中学生にIELTSを受けさせたほうがよっぽど良い点が取れるんじゃないのか。正直な気持ちでそう思います。
IELTSのスコアは0−9までの10段階評価で、それぞれのスコアとおよそ身につけているであろう能力の対応表が公開されています。
それを元に自分で自己採点してみると各セクション別に2〜3くらいの感覚です。
オーストラリアの永住権は最低でもIELTS6が必要なのでこれはちょっと無理かと思いましたね。
オーストラリアに移住する前からすでに挫折感を味わっているわけです。
この経験を元に言えることは、英語勉強はなるべく早く初めたほうがいいこと。一日1時間でも良いから勉強しておいたほうがいいです。
ある日突然、就労ビザや永住ビザのスポンサーが見つかった時に英語力が足りないために申請ができないことは絶対に避けたほうがいい。
それが分かっただけでもIELTSを受けてみてよかったと思うことにしました。
IELTSの結果は思ったより良かった
2週間後にIELTSの結果が届きました。当時は郵送でしたが、2019年現在はオンラインから確認ができるようです。
ドキドキしながら恐る恐る封筒を開けてみると、
- リスニング:4.5
- リーディング:3.5
- ライティング:4.0
- スピーキング:3.5
おっつ!思ったより悪くない!
無勉強で受けた時のスコア |
ただこのスコアは明らかにサービス特典があると思います。リスニング、リーディングの解答は完全に適当でした。
「ど〜れ〜にし〜よ〜う〜か〜な~天の神様の言うとおり〜〜」という感じで選択したので絶対にこのスコアはおかしい。
そう考えるとIELTSのスコア評価というのはビザ申請や大学入学など個人の人生に対して影響がでない範囲であれば結構適当に採点しているのではと思いますね。
スコアを0.5上げるには
勉強の成果と勉強時間はある程度相関関係があり、IELTSのスコアを0.5上げるにはおよそフルタイムの語学学校で3〜6ヶ月程度掛かると言われています。
ボク個人の経験から言いますが、IELTS5.5くらいまではその法則が成り立つと思います。
5.5以降は勉強の効率が落ちるので、もう少し時間がかかると思います。
ちなみにボクは6カ月でIELTSのスコアを0.5上げました。(IELTS6達成)
4年後に永住権が取れた
2019年の9月にとうとう永住権が下りました!
ボクが渡豪した2015年からの4年間みっちりと英語勉強したのかと言うとそうではありません。
実際、就労ビザに必要な英語力はまったく勉強せずにパスできました。
会社に入社したのが2015年8月。IELTSをパスしたのが2015年12月なのでおよそ4カ月間、ワーホリで働くだけでそれだけの英語力まで上がったことになります。
ただ、ボクの場合は入国してから日本人と関わることを避けてはいました。なるべく英語環境に身をおきたかったからです。
その時に必要なスコアはOverallで5.5。およそ9カ月程度のオーストラリア生活で1ポイント以上上がったことになります。
スコアが5.5と6には大きな壁がある
5.5までは無勉強で取れます。ただ6のスコアはハッキリとした壁がありますね。
なにせ、5.5を取ってから2年間、オージー企業で働いていたわけですがスコアはまったく変わりませんでした。
無勉強でIELTSが4.0から5.5まで上がったのだから、2年も経てばスコア6なんて余裕でしょ〜と自信満々に受けた結果はまったく変化なし。
2年前と同じスコアだったのです。
焦ったボクは平時は毎日4時間、休日は13時間ほど英語勉強に費やする日々を半年以上つづけてやっと0.5のスコアを上げたわけです。
具体的な英語勉強方法は徹底的に他の人の勉強方法をパクる。真似するわけです。
詳しくは「簡単!独学4ヶ月でIELTSのスコア0.5〜1ポイント上がる勉強法!PTEにも!」を読んでください。
IELTSスコア6の壁というのは思ったよりも高かったですね。
最終的に鬼のように勉強をして英語試験をパスしたわけですが、それまでに受けた試験の回数は7回。
一回あたり$300ドルもする試験を7回も受けたので$2,100どるくらいは使ったわけですね。
英語試験というのはビジネスになっているのでお金も結構掛かります。日頃から勉強をしてイザというときのために一発合格できるようにしておかないと後で後悔するハメになるかも知れません。
まとめに入りますが、入国前にIELTSのスコアが4程度でも勉強の仕方によっては1年弱で6程度までスコアを上げられると思います。
この記事がこれからオーストラリアで永住権を目指す人に参考になれば幸いです。
ありがとうございました。