こんにちは、うめ太郎です。
寿司職人からでもオーストラリアに永住できます。
シェフ系のお仕事は永住権につながる道がが無くなったと思っていましたがそうでもなさそうですね。
しっかりとChef/351311が職業リストに載っていました。
今回は、寿司職人として未経験からオーストラリア永住を目指す方に参考になるよう、その方法を考えていきたいと思います。
寿司職人から永住権を目指す
寿司職人から永住権を取るにはいくつか方法がありますが、どの方法でも移民局が公開している職業リスト(MLTSSL)に載っている職業に就かないといけません。
寿司職人の場合はChef/351311
後は自分の英語力によって目指せる永住権の種類が変わってきます。
いちばん大事なのは自分が寿司職人だと認定してもらうこと。これにはお寿司の作り方について学べる学校に行き、スキルアセスメントをクリアするのが手っ取り早い。
卒業間近になってくると、これからもオーストラリアに住むための卒業ビザについて学生の間で話題として出てくると思います。
卒業ビザの申請にはスキルアセスメントが必要で、それをパスすれば永住権まで後少しです。
アセスメントをパスするには?
職業は英数字番号で管理されています。これをANZSCOコードといいますが、寿司職人はシェフ扱いになるので351311が管理番号です。
技術査定にパスするのに必要なポイントは以下のいずれかの学位が必要。
- AQF Associate Degree
- Advanced Diploma
- Diploma
TAFEを卒業してね。ということです。
それに加えて最低3年の職歴が必要になるのも重要なポイント。
つまり合計すると
TAFE+3年の職歴
で寿司職人として認めてもらえるということですね。
詳しくはオーストラリア統計局に載っているUNIT GROUP 3513 CHEFSやSCOPE OF THE CLASSIFICATIONが参考になります。(英文)
どの永住権を狙うのか考える
一言に永住権と言ってもたくさんのビザから自分に合うひとつを選びます。
一般的に永住権はオーストラリアにある会社に就職して申請するタイプと、自分の能力をポイント換算して申請するタイプの2つに分かれます。
もし、年齢が20代で英語力に自信があるならポイント制を目指したほうが永住までの期間は短くてすみます。
英語力はちょっと自信がないなぁと思う人は現地の会社に就職して、その会社に永住権のスポンサーになってもらう手のほうが向いているかもしれません。
就職かポイント制か
現地の会社からビザのスポンサーになってもらう方法だと会社の大きさはそれなりの規模である必要もあります。
ビザ代行エージェントの記事(英文)でも書かれていますが、売上が少ない会社や景気先行き見通しが悪い業界だとビザが下りないかもしれません。
特に寿司職人となると、個人レベルで経営している会社も多くそのあたりが微妙ですね。
そうなってくると、会社の状況に影響されないポイント式の永住権のほうが都合がいいという結論も出せます。
どっちも狙うのが低リスクハイリターン
オーストラリアのお寿司業界は昔と比べて大きくなりました。町中を散策するとテイクアウトやダイニング(イートイン)できるお寿司のお店をたくさん見かけます。
一昔前からオーストラリアに住んでいる人だと言うまでもない事ですが、IT業界やチャイルドケアなど成長産業と比べるほどまで大きくなっていません。
なので寿司職人として雇ってもらえるホテルやレストランに就活しつつ、バックアップとしてポイント制を狙うスタイルで攻めるほうが良いと思いますね。
寿司職人への次のステップ
もしあなたが寿司職人としてまったくの未経験から永住をめざすとしたら取れる道は2つです。
日本で修行かTAFEに行くか
日本で修行するコース
- 日本で寿司職人になる。
↓ - スキルアセスメント
↓ - 会社経由 or ポイント制
↓ - 永住
日本で寿司職人になるメリットは、お金を掛けずに永住できること。日本は未経験者を雇って人を育てるような風潮があるので寿司職人になるのにお金はそれほど必要ありません。
根性は必要だと思いますが。
ただ、スキルアセスメントで求められているDiploma相当の学位があるかどうかは、どれだけ内容の濃い職歴なのかが重要になってくるのでそのあたりがネックですね。
場合によっては留学するほうが永住が早いということもありえます。
留学コース(TAFEに行く)
- シェフのコースがあるTAFEに入学
↓ - 卒業ビザ
↓ - 職務経験を3年積む
↓ - 会社経由 or ポイント制
↓ - 永住
TAFEを経由して寿司職人になるメリットはスキルアセスメントの心配がかなり減ることです。スキルレベル2で求められている
Occupations at Skill Level 2 have a level of skill commensurate with AQF Associate Degree, Advanced Diploma or Diploma.
をTAFE卒業と同時に満たせるので「3年の職人経験をどこで積むのか」に集中できます。
永住権までの計画が立てやすい。その反面、学費の出費は覚悟です。
外部のブログですが、寿司職人から永住権を目指している「よしぺぺ」さんの記事も参考になると思います。
田舎か都市か
次に、どの都市で永住をめざすかも考えておきましょう。州によっては人口の差がかなりあります。
単純に仕事が見つかりやすいことを考えると大きな都市に行くほうがいいですよね。
留学で寿司職人を目指す場合は、生活費を少しでも安く抑えられる物価の低い地域にある学校に通いたいとおもうかもしれません。その場合は地方移住が合うと思います。
このあたりの判断は永住権までの戦略によって変わってくるのでまずは
- 寿司職人をどうやってなるのか
- どこに住むのか
- 永住権はどれを目指すのか
を念頭に置いて自分にベストな答えを導き出してくださいね。
長くなりましたが、この記事がこれから寿司職人で永住権を目指す人にとって道しるべになればと思います。
ありがとうございました。