こんにちは、うめ太郎です。
いきなり残念なお知らせですが、完全に抽選でオーストラリアの永住権がもらえるような仕組みはありません。
抽選というのは宝くじみたいな感覚としてボクは捉えていますが、ちょっとしたコストで応募して当たるような永住権。その制度があるのはアメリカくらいです。
ただ、オーストラリアにも別の形として抽選で永住権を割り当てたりしています。
今回はオーストラリア版の抽選制永住権について考えていきます。
抽選制の永住権とは
アメリカのような抽選式の永住権はあるのか期待する人もいらっしゃいますが、結論から言うとはありません。
英文の記事でも存在しないとありますね。
ただ、オーストラリアにも最低限の条件をクリアすれば後は抽選でもらえる永住権はあります。公募制の永住権とも呼ばれていますね。
それがポイント制の永住権と呼ばれている仕組みです。自分の能力(年齢・学歴・職歴・英語力など)をポイントに換算してある一定以上になれば抽選で永住権への招待がされるもの。
実力ある人から永住権に当選するシステム
実際は、スキルセレクトと呼ばれている応募者をピックアップするシステムを使い永住権を発行します。当選発表は1カ月に1回〜2回です。
応募のハードルがちょっと高め
条件有りの抽選制永住権なので申請のハードルが設けられています。これがちょっと高いんですね。
2019年現在だと永住権の申請に必要なポイントは65点です。ただこれは応募に必要な「最低限」のポイント。
永住権の発行は上限があるのでポイントが高い人から当選
抽選系の永住権が発行される数は職種によって上限が設けられています。例えば、会計士は1年で1,000人だけ当選させる。など。人気の職業は1カ月単位で上限が設けられていますが
上限があるので能力の高い人(ポイントが高い人)から優先的に永住権が発行される仕組みになっています。人気の職業は応募者も多いので最低限のポイントでは当選しないのが現実です。
さすが、移民大国オーストラリアは賢い。
抽選制の永住権は2つのタイプがある
公募制の永住権は大きく分けて「州からのスポンサーありき」「完全自力で目指す」タイプの3つがあります。
オススメは完全に自力で取れる永住権
誰にも頼らなくても良いので永住権を手に入れるのためのコントロールがしやすいです。ただ、その分、申請条件はさらに高くなります。
自力と州からのスポンサーありき、どちらもポイント制の永住権です。
州からのスポンサーありき【難易度低】
ビザが発行された後の住む場所がその州に限られる制約がありますが、その代わりポイントが10点も加算されます。
前の説明で抽選に当選する永住権の数には限りがあるといいましたが、10点高いだけで当選の確率がかなり高くなります。
また、永住権の応募に必要なポイントがギリギリ足りない!という人は州からのスポンサーありきに切り替えることで応募条件をクリアすることも可能。
このタイプの永住権は
があります。
完全に自力の永住権【難易度高】
永住権のビザが下りてから住む場所に制限はありませんが、上で説明したように10ポイントの加算はありません。
この点数を英語力など他の能力で補う必要があります。
それだけに応募のための条件は高くなりますね。
このタイプの永住権は
があります。
永住権までのステップ
永住権の申請に必要なポイントをクリアするのがはじめのステップです。
必要なポイント換算は「オーストラリアのポイン制永住権」の記事で詳しく説明しています。
上の記事をクリックして後は読みながら紙と鉛筆で自分の今のポイントを知る。
応募に必要な最低限のポイントをクリアするために日々努力。
応募条件が整ったらSkill Selectを通して永住権に応募
後は抽選が当たるまでじっと待つだけ。
抽選に当たると招待メールが来る
見事、永住権の抽選に当選すると永住権の招待メールが来ます。後はビザの本申請をすれば終わり。
ストレートな流れとなっています。
その他の国にある抽選制の永住権
オーストラリアのように条件付きの抽選制永住権を採用している国はニュージーランド、カナダ、そしてイギリスがあります。
制度は多少の違いはありますが基本的にはこの記事で説明したように自分の能力をポイントに換算して一定以上クリアすることで応募できるシステムになっているようです。
大まかな抽選制永住権の参考になる外部リンクを紹介すると
があります。
また、永住権の視点で、オーストラリアとカナダ、ニュージランドを比較した記事も過去に書いたのでよければ見てくださいね。
まとめに入りますが、オーストラリアにもある一定の職業経験がある人に対して抽選で永住権を発行する仕組みがあるのでとりあえずポイントを計算して可能性を探るのはファーストステップとしてはありですね。
ありがとうございました。
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