こんにちは、うめ太郎です。
オーストラリア人はペットが大好き。それだけに犬や猫などのペットが厳しく管理される事情もあります。
これからペットを飼おうを考えている方は異国の地だけに多少なりともペット事情を知っておくと何かと都合が良いと思います。
今回はオーストラリアでこれからペットを飼う人が知っておきたいペット事情について考えていきます。
オーストラリア人はペットが大好き
オーストラリアはペット王国でもあります。
RSPCAの記事を見てみると、世帯の6割が何らかのペットを飼っているようです。
特に人気のあるペットは犬と猫。この2つだけでペット全体の7割に上ります。つまり、オーストラリアに住んでいる人の4割くらいが犬か猫を飼っていることになります。
みなさんペット好きですね。
さらにオーストラリアの家庭では幼少期にペットと過ごすのはまったくの普通だと考えている人たちは何と人口の8割に上るみたいです。
ボクも近々ペットを買う予定ですが、なんと13%の世帯はこれからペットを飼うことを計画しているようですね。
ペットと一緒にいると嫌なことも忘れて心が落ち着きます。生活の質が上がるので誰でも一度は人生を共にしようか考えることではないでしょうか。
州ごとに違うペットの法律
これだけペットが一般になっていると法律としても厳しく管理されているハズ。と思い調べていくとやっぱりオーストラリアだけあって、ペットを飼う時のルールは州ごとに決められていることもわかりました。
これからオーストラリアに行く人、州またぎでお引越しする人は必ず州政府のオフィシャルを確認したほうが良いですね。
最近ではカナダと韓国からイヌをオーストラリアに持ち込む人は必ずイヌ科のインフルエンザワクチンを受けなくてはいけなくなりました。(2019年12月2日以降)。
また、Pets4Life(英文)ではペットに関わる法律について州ごとにリンクが貼られています。
ペットの移動が制限される場所
ペットの移動制限があるエリア |
ペットを飼うためのルールを見ていくと特に人に対する安全面が一番の懸念事項になっていることがわかります。
また上の図はペットの移動になにか制限が掛けられているバイオハザード的なエリアですが、Australian Interstate quarantineはマップに色付けをした状態で視覚的に危ない場所が分かるように公開しています。
この色付けされたエリアに犬・猫・ウサギなどの動物や昆虫などを持ち込む場合は何らかの制限があるかもしれません。
ペットとどこかお出かけする際は必ず事前に検疫情報や上のようにペットの移動に関わる制限を知った上で行動しましょう。
ペットの健康管理
動物を所有するということはペットに対する責任がでてきます。Owning petsでも書かれていますが、動物の健康管理やワクチン接種を州の決まりに従ってケアしてあげることが必要。
この手のサポートは大手でGreencross Vetsがしています。ペットの健康管理や外科的な手術までトータルサポートしているのでなにかあればアポイントを取って診療しましょう。
ペットと一緒にお部屋を借りるときのコツ
HUFFPOSTの記事ではペットを嫌がるハウスオーナさんもいるとのこと。
シェアハウスなど賃貸物件の中には数年後に売るために買った投資の物件もあり、あまり家を傷つけたくないと考える人もいます。
将来売るわけですから高く売れるようにしたいわけです。
そんな思惑がある家をペットと借りるとなると家のキズや動物特有の匂いの除去などメンテナンスにお金の掛かりそうなペット着きテナントを避ける傾向もあります。
ハウスオーナーにとって「ペットを飼う=メンテ費用がかさむ」わけですが、とりわけ下の5つは関心を持っています。
- 毛などのカス
- 汚れ
- 酷い臭い
- 鳴き声(近所迷惑)
- 損傷
このあたりはペットボンドでカバーできると思いきや、ボンドに関する法律は州ごとに決められているのであまり高くありません。
一番高いボンドを請求できるのが南オーストラリア州でレントの4週間分。西オーストラリア州だと$260ドルが最大で要求できるペットボンドです。
こういった制限があるからこそ、ハウスオーナー側もペットボンドで補修がカバーできるのかと不安なのです。
ただし、どの州でも退去時にペットの匂いの除去に関わる費用を請求できるようですが、それ以外の引っかき傷などは請求に限界があるようですね。
家の貸し手が安心するように
もしペットと一緒に生活をしたくてハウスオーナが渋い顔をしたらば、家が汚れたり傷がつきにくいように
- カーペットを敷く
- 換気をよくする
- 庭で犬を飼う
などを提案してみるといいでしょう。
それでも不安が拭えないのであれば、半年に1回くらいの間隔でお部屋を確認させてあげるのも上手な交渉術だとも言えます。
法的には介護や体の不自由をサポートするためにペットが必要であればハウスオーナは家を貸すことを拒否できません。
堂々とペットと一緒に済みましょう。
今回はオーストラリアのペット事情についてまとめましたが、この記事がオーストラリアでペットを考える人に参考になれば嬉しいです。
ありがとうございました。
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