こんにちは、うめ太郎です。
オーストラリアで永住権を狙う人が成功に導くために持っておくべき能力があります。
半年に1回は必ず変わるオーストラリアの移民法。一体、オーストラリア政府は移民に何をこれから求めてくるのでしょうか。
このあたりを押さえておくことで、永住計画の骨組みをしっかりさせることができます。
今回は、オーストラリアの永住権を8年に渡って研究してきたボクが、これからオーストラリア政府が求める移民像について考えていきます。
これから移民に求められるモノ
People are our business
移民局は堂々とこのような言葉を掲げています。
つまり、オーストラリアは経済成長を豊かにする手段として移民を受けています。
オーストラリアの永住権は難しいとよく聞きますが、難しくすると移民の数が減り経済成長力も損なわれるので実際は「それなりに頑張れば取れるレベル」に設定されています。
だれもが、努力すれば永住権が取れる程度の難しさになっている反面、ボクたちのようにビザが欲しい人たちが掛けるコスト(費用)は移民法が変わるたびに大きくなっているのが現状。
例えば、2015年頃までは永住権や就労ビザを取るまでに必要な英語力のスコアはIELTSスコア相当で5くらいでした。
しかし、これが6になったわけです。ただそれでも語学学校に行ったりお金を掛けることで未だに十分狙えるレベル。
つまり、オーストラリアとしては移民にビザや永住権のためにお金を国内で使ってもらうことを促しているのですね。
言い方を変えればオーストラリアの経済に貢献した人がビザのチャンスが得られるような仕組みに変わってきています。
まぁ、これまでオーストラリアに永遠に住める永住権の条件が優しすぎたと言ってもいいくらい。
トレンドは地方移住
オーストラリアはビザの発行条件を毎年のように変更していて、ここ最近の移民法は明らかに移民に地方移住を促しています。
これは今までの移民政策のおかげで人口は15年で2倍になりました。特に都市部での人口増は凄まじく、学校や医療などへのアクセスが悪くなっていることが原因です。
大都市に移住するにはハイレベルな人材であることが条件になっています。
- テンポラリー移住は頑張ればできる
- 永住は難しい
というのが移民法の改正をみた時の正直な感想で、就労ビザを取るには日本で7年程度の社会経験があるか、留学を経由する必要があります。
また、永住権はオーストラリアで深刻に不足している職業でないと難しい状況。
関連記事:海外移住派があつまる都市。オーストラリアの移民統計から読み解く!
その反面、人口の少ない地方都市はセミスキルな人材でも移住できる条件になっています。
- 移住は簡単
- 永住も現実的に狙える
そうすると、大都市から小都市への人口流入をおきますよね。
とにかくオーストラリアに永住したいと考えている人にとって地方はまさに永住への楽園と言えるでしょう。
こういった移住のトレンドを掴める能力、認識できる能力が肝となります。
政府がビザの条件を厳しくしている地域にわざわざ住む必要はありません。そこに明確なメリットがあれば別ですが、その時、その時のビザが取りやすい地域に住むのはある意味賢い選択です。
関連記事:地方向けに新しい労働ビザが作られる。永住権への道も!
これからの移民が持っておきたい能力
ボクは移住リテラシーとも呼んでいますが、オーストラリアで移住する人が備わっていて欲しいかなり基本的な能力(リテラシー)があります。
分からない事を調べる力
移民法は頻繁に変わるところが複雑だとおもう理由のひとつ。分からない事を調べていける粘り強い能力はかなり大事。
いきなりビザ代行エージェントからアドバイスを聞くこともいいですが、まずは自分の頭でビザの事、永住の仕方についての予備知識があったほうが良いです。
その上でエージェントに確認的な意味を含めて参考程度に聞くのがベストだと思います。実際ボクは自分で考えて永住権まで取れました。ビザの申請だけエージェントにお願いしましたね。
移民エージェントというのはビザの申請を正確にしてくれるプロではありますがコンサル的な面は弱いと思っています。
それもそのはず、永住のやり方というのは個人、個人で違いうもので性格も影響してきます。
例えば、子供と触れ合うことが好きならチャイルドケアで永住権が狙いやすいけど、理数系の人だとIT系のほうが狙いやすい。
そういった個性を含めて永住までの方法を考えていかないといけないと思います。
宣伝ですが、この「おーすとらりあ移民局」ではオーストラリアに移住・永住するために必要なノウハウが詰まっているので記事を隅から隅まで呼めば必ず自分に合う移住方法がいつかります。
(ง •̀_•́)งがんばれ
移民政策の空気を感じられる
オーストラリア政府が定期的に発表する移民政策の内容を読んでいけば、「これから」の移住トレンドも想像できるようになります。
まさに移民政策の空気を読んでボクたちに求められるこれkらの未来像を感じると言えばいいでしょうか。
永住権を目指すためにどこがポイントになるのか、移住のためには何が重要なのかがわかってきます。
今だと、地方移住がトレンドですね。また英語力の引き上げはしばらく上がらないとも自信を持って言えます。
それくらい情報を蓄積していくと判断できるようになるんですね。
この未来像が想像できないとまったく明後日な方向にあなたの貴重な時間を使うことになるのでめちゃくちゃ非効率。
空気を読む力は圧倒的な情報量がモノをいいます。たくさんビザに関する記事を読み頭の中に蓄積していくとなんとなく方向性がわかりますね。
関連記事:オーストラリア永住権へ向けて2019年から考えておきたいこと
英語力+職歴を意識できる
移民は納税者だと考えているオーストラリアですから、移民のメリットはデメリットを大きく上回っていなければなりません。
- 永住権を持つこと = 政府からの手当は国民と同じ
になるので、オーストラリア政府から考えると永住権を与えて、コストが掛かる移民はお荷物であり、ビザを与えるメリットが客観的に見てもない。
ビザを手に入れられる人はそんな事が起こらないような条件になっています。
- 英語力の証明
- 年齢が45歳未満
- 大きな病歴がない
- 過去に犯罪を犯していない
- 不足している職業で働いている
- 不足している職業の経験がある
ポイント制の永住権を見ても、例えば
- 数億規模の投資系
- 自分の職歴・学歴・英語力をポイント換算系
がありますが、引き上げられているのはより不況に強い移民である事が求められていると考えられます。
結局の所、これらの共通点は「オーストラリアにとってお荷物になるな」ということなんですよね。
その中でも英語力は常に必要になってくることなので勉強は早めにしておいたほうが良いですね。
また、オーストラリアでよく不足している職業もこまめにチェックしておくことが大事です。
お金を計画的に貯める人
オーストラリアが移民に求めていることは結局はお金の消費。経済の活性化です。
夢のビザにたどり着くまでに掛ける金額は移民法が改正されるたびに高くなってきているのが現状。
景気が悪くなるほど、その傾向は強くなると考えています。または、地方のような経済力が圧倒的に弱い地域で労働力となること。
留学を経由してビザを取るにせよ、英語力は必要。この金額はかなり大きなものでその負担に耐えられずに、パートナービザを狙う人もいるくらい。
学生ビザの記事にも書きましたが、オーストラリアで学生をしながら永住権を目指すのはかなりコストが掛かるのでいかにお金を貯めておけるのかが重要。
そういう意味では計画的にお金を貯められる能力も必要です。例えばワーホリを使って学費のためにお金を貯めるのも一つの手ですね。
関連記事:徹底的に節約してたくさんお金を貯める方法【家賃1万円でした】
関連記事:食費を大幅に節約して長く滞在する方法
あまり難しく考えないこと
これからオーストラリア移住をする人に持っていて欲しい視点や能力について色々と書いていきましたがあまり難しく考える必要はありません。
- 当ブログで情報を集める
- 狙い目のビザや地域を探す
- お金を貯める
これだけです。そうすれば自然と移民に求められている事がわかり、自分が目指すべき道も見えてくると思います。
最後に伝えたいことは、移住する上で一番必要な能力は時間を投資(使う)できることだとボクは思います。
オーストラリア移住は「運」では決まりません。どれだけ情熱があるか、どれだけ事前に準備したのかで勝負が決まると思います。
ありがとうございました。
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