こんにちは、うめ太郎です。
ガーディアンビザを使えば、お子様の留学中にご自身もオーストラリアに滞在できます。
このビザの目的はガーディアンと呼ぶ通り、お子様の面倒を見るためのものです。なので、ビザの有効期限は留学されるお子様の学生ビザ期限と同じです。
ガーディアンビザを上手使うことで移住の第一歩になるかもしれません。
今回はこのガーディアンビザの上手な使い方について考えていきます。
ガーディアンビザについて
記事の中心になるビザはオーストラリアの移民局でStudent Guardian Visa(サブクラス590)と呼ばれています。
ガーディアンビザは18歳未満の学生さんにだけ使えます。
Visit to support a child who holds a student visa.
とあるように、第一の目的は留学されている方の面倒を見ること。あくまで世話をする事がメインです。
なので、ビザの有効期限も学生さんの長さと同じになるか、学生さんが18歳になる日までになります。
ちなみに、なぜ18歳なのかというとオーストラリアでは18歳が法的に大人として扱われる基準だからです。お酒もタバコも18歳からできるんですよね。
就労できません
You cannot work.
移民局のページでは上のように書かれており働けません。
働けるようにすると、お子様の学費を稼ぐことがメインになってしますかもしれないので本末転倒です。このあたりは移民局もしっかり考えていますね。
もし働きたい場合は、配偶者やパートナーが学生ビザをとり、自分をそのビザに含めることで可能になるので気になる方は学生ビザの記事を見てみてください。
3カ月以内の学校に通える
お子様の面倒を見るということは身の回りの世話をすることですよね。
つまり生活に必要な最低限の英語力は必要になってくるわけでガーディアンビザでは週に20時間以内の語学学校に通うのは良いとしています。
ただし、それでも3カ月以内です。
この辺の仕組みをついて親子留学を考える方もいらっしゃいますが、ナンセンス。
3カ月以内の短期留学であれば、ETASビザでも語学学校に通えます。
わざわざガーディアンビザを使うのは学生さんが3カ月を超える留学をされる場合。
ビザの費用が620ドルもするので別の安いビザで対応できるならそれに越したことはありません。
あえてガーディアンビザを選ぶ理由
ただ、学生ビザの方の面倒をみるだけならETASや訪問ビザのほうがお金も安いのでメリットがありますが、あえてガーディアンビザを選ぶのはビザの滞在期限。
学生ビザの期限と同じか、その方が18歳になるまで滞在できるので数年住むことも可能。
さらに、このビザに6歳以上のお子様も含められるのでオーストラリアに連れてくる人数が多いとビザの金額が安くなるかもなメリットがあります。(6歳未満のお子様を連れてくるのも可能だけどちょっとハードル上がります。)
定期的に「自分+子供」で日本とオーストラリアに行ったり来たりしながら学生ビザの方の面倒を見るならガーディアンビザを申請するほうが良い。
ただ、一点注意が。ガーディアンビザとなると面倒を見られる人を経済的にサポートできるかどうかのチェックも入ります。銀行預金残高の証明が一般的ですが金額が少ないと不法労働を怪しまれてビザの発行が拒否されるかもしれません。
また、長期の滞在は健康診断の証明が求められるケースもあります。
そう考えると、ケアする方が1年未満の短期留学であれば訪問ビザを申請するほうがコストも安く、申請のハードルも低くていいと思います。
ガーディアンビザで就労する方法
お世話をされる学生さんが他人のお子様でもガーディアンビザを申請できます。
例えば、親戚のお子様が留学されるケースで、実母が忙しいなどの理由があれば義母や義父、後見人の方がそのお子様の面倒を見れます。
面倒を見られる方は必ず学生ビザで入国をされている方に限られます。
一般的に自分のお子様でない留学生のお世話をするのであれば、オーペアやデミペア扱い。家政婦さんのような役割ですね。
聞いた話ですが、そういう場合は「多少のお礼」を現金でもらうのも実際としてはあるみたいですね。
就労ビザの足がかりに
そうなると、このビザを移住や永住の足がかりに使えるかもしれないと思ったりするわけで、たとえばオーペアやデミペアをしながら、オーストラリアで働ける就労ビザのスポンサーを見つけたりするのは可能。
しかも多少のお金もあることで行動範囲は広がります。
また、今の時代、インターネットで簡単にお仕事ができるようになりました。デジタル系の知識があれば、クラウドテック
そうやって少しでも小銭を稼ぎながらオーストラリアで「移住や永住権を目指す力」というのは海外移住する国に関わらず重要になってきていると思いますね。
最後のまとめに入ります。ガーディアンビザで18歳未満の留学生の面倒お見れるわけですが、滞在中にそれだけしかできないわけではありません。
ビザの「旨み」を上手に使えば将来はもっと広がると思いますね。
ありがとうございました。
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