オーストラリア人の働き方は「自分のために働く」こと。【サボることは良い】

こんにちは、うめ太郎です。

オーストラリア人の働き方はプライベート優先です。

自分を優先する働き方とも言えます。それが社会全体として良いか悪いかの問題は置いておいて、個人として見ると理想的な働き方だとも言えます。

ただ、その働き方のカルチャーを知らずに飛び込み就職するとストレスフルで鬱になるかも。実際、移住したっての頃はオージーの働き方を見ていつもムカついていました。

今回は、オーストラリア人の働き方やそれが認められる環境について考えていきます。

これからオーストラリアに移住を考えている人にとっては丁度いい内容にしました。

移住して5年、働き方を見てきた感想

オーストラリアで働きだしてまる4年。その間にオーストラリア人の働き方について色々と見てきましたがどの人もいかにプライベートの時間を作るのかに必死でした。

というのは、オーストラリアはこれまで景気がとても良かったこともあり個人でビジネスをする人が多いです。

なので誰かの会社のために働くよりも自分のビジネスのために時間を使いたい感じがみなさんありましたね。

オーストラリア人の働き方というのはそこを軸に考えていくととてもわかり易いと思います。

仕事はあくまでサブ

オーストラリア人の働き方は個人主義だとも言いましたが言い換えてみると「仕事はサブ」的な扱い。

オーストラリア人の仕事に対する考え方は「他の人のために働いている」という考えをもっています。

イコール、それに使う時間は「もったいなくて節約するべきもの」という思考に。

オーストラリア人は怠け者と呼ばれたり、働かないと言われたりしますが、彼らは自分のビジネスにはかなり時間を投資します。毎日残業し、休日も働く。

それは自分のために働いていると考えているからです。

オーストラリア人の働き方はこんな感じ。だからこそ、その社会で上手に生きていくには自分もその考えに合わせていくほうが楽に生きられます。

プライベートを優先する働き方

前述したとおり、オーストラリア人が怠けているというのは他人のために働いているときです。

ただ、自分でビジネスをしていないサラリーマンの方は、自分の家族のために時間を作る方もいますが、自分の趣味に力を入れているのがホントだと思います。

なので、年間4週間のホリデーを使い切るのは当たり前。ホリデーの他にもパーソナルと言って病欠や家族のサポートをする時に使える特別な有給も何かと理由を付けて使います。

その最たる例が病欠。ちょっとした風邪を引いたことにする。またはペットが病気だから看病するために休むといった技も併せ持っていました。

とにかくありとあらゆる権利を使ってなるべく働かないようにする働き方がオーストラリア人流です。

同じようにボクたちにとっても休みやすい環境なので、オーストラリア人なみとは言えませんがそれなりに有給を使って人生をゆるく生きながら働いています。

とにかく自分の時間を作ろうとする

仕事に中に自分のビジネスや趣味を楽しむためになるべく早く仕事を終わらせるやり方がオーストラリア人の中でパターン化されています。

たとえば、納期が今週末だったとき、日本人はプロとして何が何でもやり遂げようとします。オージーの場合はもっともらしい事実を伝えて納期を来週に変更する。

または、自分の仕事を他人の仕事にすることで仕事を減らして空いた時間を自分のために使います。

仕事中、オージーから当たり障りのない日常会話が始まったとき、自分に仕事を押し付けられるかもしれないのでいつもボクは警戒しています。

移民国家だからこそ

オーストラリア人の働き方というのは移民国家ならでわだとボクは考えています。

オーストラリアは文化圏が違う国から集まってくるわけなので、移民国家として「価値観の違いを受け入れる・批判しない」スタンスを取っています。

つまり、守らなければならない法律はあるにせよ、個人が考える生き方やライフスタイルについては、どんなに飛び抜けていても「そういうのもあるのね、おもしろい」と受け止められます。そんな雰囲気がオーストラリアにあるんですね。

これが個人主義を優先する働き方にGoサインを出しているのだとボクは思っています。

現地化した日本人の働き方

オーストラリア人もさることながら、日本人でもオーストラリアに10年以上住んでいれば、基本的に現地化していて働き方もオーストラリア人顔負け。

うちの会社にひとり日本人がいますが、もうオージー化しています。

これまで何人かの日本人と会ってきましたが、日本があまり好きでない人ほどオージ化が早い感じ。

もし会社でオーストラリア移住歴が長い人と仕事をする機会があれば、働き方はオーストラリア人と何ら変わらないので、そのやり方に合わせましょう。

日本人というのは単一民族なので「あるべき論」に陥りがちです。仕事のやり方もそうですが、そんな考えは現地化した日本人の方にはまったく通用しないので、「オーストラリア人が同僚なんだ」と諦めてその働き方に合わせるのが精神的に楽です。

最後に、働き方に変化も

ココ最近、オーストラリア人の働き方にも変化が出てきています。

これまでは超がつくくらいの好景気だったこともありプライベート優先の働き方でもまったく問題にされていませんでしたがその働き方に変化が出てきています。

数年前から成長が横ばいになり会社の利益が減って経営が悪くなってきています。

それに合わせて納期がずらせなくなってきたり、コスト削減の一環として仕事が効率的に行われているかのチェックが入るようになりました。

タイムカード制の導入とかは典型的な方法ですね。

そう考えると、これまでの働き方が許されていたのは「移民国家+好景気」だったことが理由だと見るべき。

オーストラリアはちょっとしたことでクビになるので、このままオーストラリアの景気が悪くなると、オーストラリア人といえどもクビにならないために働き方を変えていかざるを得ないのは確実。

そうなると中・長期的に働き方というのはプライベート優先から会社貢献型に軸を移すのではと考えます。

今後のオーストラリアの働き方は目が話せませんね。

ありがとうございました。

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