こんにちは、うめ太郎です。
オーストラリアで就労のビザを狙うのが年々難しくなってきています。難易度は高め。
ただ、まだまだ就労ビザは手が届くレベルの難しさなので頑張れば取れます。
いつも言っていることですが、遊んでいるだけではオーストラリアで働ける価値あるビザは取れませんね。
今回はこれからオーストラリアで働くことを考えている人が就労ビザの難易度が分かるようにリアルな視点で考えていきます。
- 就労ビザの難易度はお仕事によりけり
- 就労ビザのとり方
- お仕事経験を積む
- 英語を勉強する
- ビザのスポンサー探し - お仕事経験は長めでないと難しい
- 学校に行くほうが無難? - 難易度が低い就労ビザもある
- 短期の就労ビザも視野に
- 田舎は就労ビザも取りやすい - 最後に、おすすめの就労ビザは
就労ビザの難易度はお仕事によりけり
オーストラリアで働ける権利があるビザのことを就労ビザや労働ビザと呼んだりしています。
現地ではビジネスビザと呼ぶのが主流ですが、とりあえず就労ビザのほうがしっくり来るのでここではそう呼ぶことにしています。
就労ビザを取るにはオーストラリア政府が公開している職業のお仕事経験がある人が対象です。
数年前まではお仕事経験がなくても、ビザの申請をサポートしてくれる会社様さえ見つけられればビザがとれましたが、法律が改正されて厳しくなり今はお仕事経験が必要です。
ただ、お仕事経験がなくても就労ビザをとるテクニックもあります。それについては後で。
就労ビザのとり方
就労ビザは期間や仕事内容によって4種類あります。ありそれぞれのビザ申請は若干条件が変わってきますが、ビザの申請を助けてくれるスポンサーが必要なのは共通です。
このスポンサーを見つけるのが結構難しい。フルタイムの仕事を見つけるだけでも大変なのに、さらにそこからビザのスポンサーを見つけるのは砂漠の中からオアシスを見つけるが如し。
さらに、お仕事経験や最低限の英語力が備わって初めて就労ビザが申請できます。
なので就労ビザのとり方としては、まずはお仕事経験を積む、英語を勉強する。そしてビザのスポンサー探しをするのが王道でしょう。
お仕事経験を積む
就労ビザを取ることを考えた時に、職業選びはかなり重要です。というのもビザの条件のひとつにオーストラリアで必要とされてる職業であることが書かれているんですね。
お仕事経験は何でも良いわけではありません。
このオーストラリアで必要とされている職業はリストになって公開されており、
に分けられています。
その他にもいくつか職業リストがあり、「オーストラリアのビザと関係する5つの職業リスト+全職業を解説」で詳しく説明しているので良ければ見てください。
つまり、この職業リストに載っていないお仕事経験はいくら積んでもビザの申請ができないので慎重に選びましょう。
英語を勉強する
ココ数年で就労ビザの申請条件が難しくなってきた理由のひとつが英語力の証明。移民局で指定されている英語テストを受けて一定レベルであることを証明します。
2019年現在で確認するとIELTSのOverall(平均)で5.0〜5.5が求められています。
英語力というのはそれなりの年月を掛け、勉強して上がっていくのでいつでも就労ビザの申請ができるように今から勉強しておくことをおすすめします。
ボクの場合ですが、4.0から5.5まで上げるのに10カ月ほど掛かかりました。
英語力を上げる手っ取り早い方法は、日本語で考えないこと。自分の頭の中で考えていることや自問自答している会話を英語に置き換えます。
初めはなんと話していいかわからないかもしれませんが、そのうちなれて頭の中の言葉が英語に変わっていきます。
これ、結構使える英語勉強のメソッドです。
ビザのスポンサー探し
就労ビザのスポンサーと聞くとなにか一気にレベルが高く感じる言葉ですが、実際は就職先を見つけること。
就職先の会社がビザのスポンサーとなり、ビザ申請に必要な書類のいち部を作り移民局に提出します。
ただ、実際このスポンサーを探すのが就労ビザの一番難しいトコロ。
会社の中には、このスポンサーになることをエサにブラック企業顔負けなことをしているところもあるので注意が必要です。
また、口だけの場合もあるので入社後にしっかりと確認しておくことが大事ですね。
就労ビザのスポンサー探しは数で勝負。ココ数年でオーストラリアの景気も悪くなってきて仕事が見つかりにくくなっています。300社以上はレジュメを送りましょう。
お仕事経験は長めでないと難しい
You must have at least 2 years relevant work experience in your nominated occupation or a related field就労ビザ申請を難しくするのがお仕事経験。移民局のHPでは最低2年必要だと書かれています。
なんだ2年かと思った方、これ、結構難しいです。
オーストラリアで必要とされている職業でお仕事経験が2年必要なわけですが、2年働けば良いわけではありません。
この職歴があるかどうかは、別の査定会社が判断をします。その会社から受け取った認定書を就労ビザの申請時に提出します。
職種によって合格のポイントが変わってきますが、主に
- 大学の学位
- TAFE(専門学校)からの資格書
を持っていることを前提に、そこから最低2年以上の経験が必要です。
つまり、5年働いても1年としか認められないこともあります。
特に、オーストラリア国外でお仕事経験を積んだ人はその傾向があるようなので結構難しいのではと思います。
学校に行くほうが無難?
お金に余裕があるなら学校に行くのも手です。オーストラリア国内の学校を卒業すると卒業ビザの申請が可能に。
もちろん、この卒業ビザというのは就労ビザのようなもので働けます。
このビザを使ってオーストラリアの会社に就職を狙う人も多いです。
ただ、デメリットは「お金+時間」。特に時間は大事で、ビザの法律は2〜3年経てばどれだけ法律が変わるか未知数です。
学校に行けば就職の確率が高くなり、就労ビザも狙えます。ただ最悪、就労ビザの条件が厳しくなりビザの申請ができなくなる可能性もありますね。
なので留学するのは最後の手段にしたいトコロ。かと言って、じゃお仕事経験がまったくないゼロからのスタートはどうしたらいいのかというのもある。
実は、就労ビザを裏技的なとり方もあるんですね。
難易度が低い就労ビザもある
短期の就労ビザも視野に
6カ月間働ける短期の就労ビザならお仕事経験の証明がありません。就職先の会社からのジョブオファー(内定)があればビザを申請できるんですね。
お仕事経験が求められないのは就労ビザの申請ハードルがかなり低くなります。これならゼロからビザを狙う方にも手が届きますね。
短期の就労ビザはとっても難易度が低い代わりに、ビザの延長ができません。6ヶ月後には出国です。
ただ、そこから別の就労ビザも申請できるので、橋渡し的な存在として使うのはありだと思います。
関連記事:難易度が低いビジネスビザ。6ヶ月未満の労働ならこれ!サブクラス400
田舎は就労ビザも取りやすい
お仕事をする場所が人口の少ない田舎エリアなら、就労ビザはもっと取りやすくなります。
DAMAビザと呼ばれる就労ビザで、お仕事経験があまり求められないか必要としません。さらに、一部の職業は英語力の証明すら必要がありません。
このビザは短期の就労ビザと比べると少し難易度は上がりますが、その分ビザの有効期限は2年〜4年と長い。
このビザを取ってしまえば、お仕事経験も詰めるので次の就労ビザ更新はもっとやりやすくなります。
最後に、おすすめの就労ビザは
難易度ごとに就労ビザをまとめてみると、
です。
難易度はお仕事経験が必要かどうか、英語力が必要かどうかで大きく変わってくるので、STSOLやMLTSSLに載っている職業とご自分の職歴がマッチしなさそうであれば、田舎向けの就労ビザや短期の就労ビザを狙うのが良いと思います。
それでもだめなら、留学ですかね。
重ねて言えることは、就労ビザは年々難易度が上がっています。できるだけ時間を掛けない方が得策ですね。
ありがとうございました。
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