こんにちは、うめ太郎です!
オーストラリアで夢の永住権を取った後に日本に帰国する人は結構多いです。
苦労して永住権を取った方の9割は最終的に日本に逆移住するとも言われるくらい。
一体なぜでしょうか?日本に帰るメリットでもあるのか。
今回は永住権を取った後に日本に帰国した人たちを分析しながらボクが考える帰国理由も加えて考えていきたいと思います。
それでは今日もアツく語り合いましょう!
- 夢の国、オーストラリアと現実
- 家族構成が日本人はとくに
- 永住が達成されて人生を完全燃焼 - 永住権では永住できない
- ビザやパスポートの更新が手間
- 日本の国籍を捨てるまで行き着く人がいない - ボクが思う日本に帰国する理由
- ここが故郷と思えない
- 親や家族の状況変化
- 子供の教育のため - メリットがあるうちだけ移住がいい
夢の国、オーストラリアと現実
オーストラリアの永住権が喉から手が出るほど欲しい人はたくさんいます。ただ実際に永住権を取れるのはその2割〜3割くらいが現実だと思います。
そのほとんどは配偶者ビザ(パートナービザ)が占めていますが、どのような形で永住権を手に入れたのかに関わらず、永住権を取るのはカンタンではありません。
遊んでるだけでは取れませんよね。
そうやっって苦労した人たちが長くオーストラリアに住んでいくと、オーストラリアのことを知りすぎるわけです。いい面も悪い面も。
加えて自分を取り巻く環境の変化も激しい。永住権を持ち続けるメリットよりも手放して日本に帰国するほうがいいと考えるようになってくるわけです。
家族構成が日本人はとくに
オーストラリアに移住している家族が日本人で構成されているならなおさら帰国する確率は高いです。
というのは、オーストラリアは世界中からさまざまな人種があつまるのでコミュニティがたくさんあります。さらにそれぞれが閉じ合っているのでお互いの関わり合いがない。
だからこそ、オーストラリア人のコミュニティと関わることも圧倒的に少ないので、純粋なオーストラリア社会に馴染めない感覚は少なくない。
パートナーがオージーや外国人であれば感じ方も多少変ってくるのかも知れませんが、日本人どうしの家族だとオーストラリアの中でちょっと孤立しているような感覚があります。
当然、土地に対する愛着もわかないので、日本にカンタンに帰国できるのではないかと思います。
ボクが知り合った日本人夫婦の方も子供がある程度成長した段階で返っていく人もいました。
永住が達成されて人生を完全燃焼
永住したいからこそ夢に向かってがんばれます。ただ永住権が取れた後はそれまで生きがいにしていた夢への目標も無くなり、抜け殻に。
まさにやりきった感と次なる目標も探せずにただゆる〜く生きているだけの状態。
これは完全に人にもよりますが、オーストラリアって何もありません。
日本だと、四季があり、祭りがあり、地域ごとに特産物や文化があります。神社もありますよね。
オーストラリアは文化がまったく無い国でもあるのでつまらない。ただただ、毎日がぼんやりとゆるーく流れているような感じなのでオーストラリアに居続ける理由はまさに給料と休暇くらいなもの。
しかも永住権は更新性なので3年〜5年に一度はビザの再申請が必要です。ある程度のキリのよい年齢や状況で日本に引き上げる人もいるのではないでしょうか。
永住権では永住できない
永住権は更新すればほぼ確実に審査をパスするテンポラリービザという方が正しいのではないかと思います。
永住権といえどオーストラリアに住んでいる期間によって、更新後のビザは有効期限が3カ月、3年、5年のビザに分かれます。
ビザやパスポートの更新が手間
つまり、永住権と言えど、ビザは一定期間ごとに更新が必要でそのたびにお金が必要になってきます。
更新するビザはレジデントリターンビザとも呼ばれており、オーストラリアの滞在期間が少なくなるほど審査が難しくなっています。
さらに、パスポートを更新するとビザの更新も必要になるので色々と手間な部分もあります。
それなりにオーストラリアに住み満足していった人たちやコミュニティに馴染めなかった方たちは、レジデントリターンビザの更新タイミングやパスポートの更新タイミングで帰国する方もいると思います。
日本の国籍を捨てるまで行き着く人がいない
オーストラリアに死ぬまで永住するとなるとそれなりに覚悟が必要です。
このまま永住権を更新し続けられるのか?法律が変って難しくなるのではないか?永住権を取った方なら一度は考えるのではないでしょうか。
そう考えると一番安全な道は、オーストラリアの市民権を取ること。イコール日本の国籍を放棄することになります。
日本の国籍を放棄するほど、オーストラリアは素敵な国なのか?
もっというと老後も自分たちにとってベストな国であるのか?
と深く掘り下げていくと、そうまで思わない人もいる。
そんな人達が最終的に日本に戻っていくのだと思います。
関連記事:オーストラリア市民権(Citizenship)を取得するべき7つの理由。日本のパスポートを捨てるメリットはあるのか。
ボクが思う日本に帰国する理由
ずばり日本に帰国する理由は?を考えた時にボクが思うのは次の4つがあります。
ここが故郷と思えない
オーストラリアは「住む」にはいい国だと思います。定時で帰れる仕事、有給がいつでも使える。それなりに高い給料。
生活はとっても住みやすい。ただそれだけじゃ、オーストラリアを愛してるとまで思えません。
日本には家族や兄弟も住んでいるし、なにより生まれ故郷の大阪が大好き。
自分の骨は日本に埋められたいと思っています。
親や家族の状況変化
日本に限らずアジア圏や貧しい国では子供は親の面倒を見る風習があります。
年齢とともに自分の両親の健康状態も安定しなくなるので、そのタイミングで日本に帰られる方も多いと聞きます。
子供の教育のため
そもそもオーストラリアに住んでいるのは子供の教育のためという方もいます。永住権があると長く住むのには都合が良いので取ったという人もいるくらい。
そんな方は子供が小学校や中学校を卒業するくらいのタイミングで帰国をしたりします。
メリットがあるうちだけ移住がいい
オーストラリアは仕事と私生活の両立がしやすい国です。日本で働くよりも良い給料と休日があるので子供とのかかわり合いも増え教育上とってもメリットがあります。
また、日本で生きづらさを感じている人にとってもオーストラリアは避難できる場所でもあると思います。
オーストラリアに移住したいと思ったのはなぜですか?おそらく日本とオーストラリアの生活を天秤にかけて、オーストラリアのほうがメリットがあるからだったのではないでしょうか。
同じように永住にこだわらずに、ご自身の今の状況を考えてオーストラリアに住むほうがメリットがあるうちだけ住むのが良いと思います。
ありがとうございました。
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