こんにちは、うめ太郎です。
オーストラリアに永住するべき理由はたくさんあります。
ボクは永住を安易に勧めたりはしません。長くすむと良いところ、悪いところがわかるのでオーストラリアは完璧な国でないと知っているからです。
今回の記事はこれからオーストラリアで永住権を目指そうと考えている人など永住に興味がある方にとって永住するべき理由があるかについて考えていきます。
- オーストラリアの永住権は市民と同じ
- 高校まで無料!
- 医療制度は日本と同じ
- 行政からの手当ももらえる - 生活レベルがワンランク上に
- 所得・給料が高い
- 犯罪率が海外にしては低い
- 平均寿命が世界4位 - 永住を子供の教育に使う
- なにかと都合がいい
- 仕事が見つけやすい - あえてデメリットも言います
- 最後に、永住よりも大事な目標
オーストラリアの永住権は市民と同じ
永住となると何らかのビザが必要でオーストラリアでは永住権(Permanent Residence ビザ)と読んでいます。
このビザを取るのはカンタンではありませんが、一度取ってしまうと待遇が市民扱いになります。
- 選挙権がない
- 軍事関連企業で働けない
など、いくつか制限はありますが一般生活レベルであれば市民と同じ待遇になるので永住権があると生活の強い味方になります。
関連記事:オーストラリア市民権(Citizenship)を取得するべき7つの理由
高校まで無料!
オーストラリアに永住できると高校までの学費が無料になります。
南オーストラリア州など一部の州では就労ビザでも学費が無料または援助されるようですが永住すると全部の州で学費が掛かりません。
どこの国でも教育に関わるお金は高いです。無料になればその分家計の負担が減るので生活を安定しやすいですね。
医療制度は日本と同じ
メディケアと呼ばれる国民皆保険制度がオーストラリアにはあります。医療費を一部負担する形で医療が受けられるので感覚的には日本と同じ。
病気になるとまずはGPと呼ばれる診療所で初期診察を受けて必要であれば紹介状をもらい、より大きな病院に行く流れで医療を受けます。
永住するとメディケアのカード(保険証みたいなもの)を受け取れてそれを診察の度に提示します。
国は違えど制度は似ていると安心できますね。
関連記事:メディケアのおかげで病気の心配はほぼナシ【オーストラリアの国保はいいね】
行政からの手当ももらえる
永住をするべき理由のひとつに、子ども手当など各種補助が政府から受けられることも忘れられませんね。
市民でないのに行政から手当(お金)が受けられるなんて素敵すぎます。
ただ、旅行などで日本に帰郷している期間は支給されないデメリットもあります。
生活レベルがワンランク上に
所得・給料が高い
なんといっても物価が高い国なのがオーストラリア。永住することで仕事が見つけやすくなり他の外国人(就労ビザやワーホリ)と給料が雲泥の差があります。
ちなみに永住することで時給は25ドル〜50ドル程度のレンジになります。
一人あたりのGDPは世界11位 とかなり上の方です。
またオーストラリアは世界で一番最低賃金が高い国。タダでさえ高い給料が永住権を持っているだけでさらに高くなるなんて、魅力的過ぎです。
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犯罪率が海外にしては低い
海外で犯罪率が低いなんてありえるのか?ともおもうかも知れません。
ただ、現実的にオーストラリアの犯罪率は他の国と比べて低いです。
オーストラリアは移民の国で永住のビザを持てる人は仕事がある人や高い技量をもつ人たちです。犯罪に手を染める必要がありません。また、犯罪歴があるとビザも降りません。
そして、永住後にオーストラリアで犯罪を犯すと永住権がキャンセルされる場合もあるので移民の犯罪率は低い。
政府もそのあたり上手に管理しているなぁと関心ですね。
平均寿命が世界4位
上の表は世界の平均寿命です。オーストラリアは世界で4番目に高い平均寿命。すなわち国民が医療にアクセスしやすいと考えられます。
永住ですから長い人生かならず何かアクシデントがあるのが普通。
気軽に治療が受けられる環境がある国は永住する国を考える上でかなり大事なポイントでしょう。
またクオリティーオブライフも高いのでストレスが少なく生きやすいでしょう。
永住を子供の教育に使う
オーストラリアにずっと住む予定でない方も永住ビザを取得されようとします。
その理由はお子様の教育のため。今、日本の企業はこれまで以上に海外展開に力を入れています。上場企業になると英語が話せないと昇進できない現実も。
そうした未来を見据えて、子供を英語環境で育てたいとおもう親が永住を目指す場合もあります。
そんな人達はお子様が小学校、中学校に入学するタイミングで帰国されたりしますね。
関連記事:オーストラリアの永住権を手に入れた人が日本に帰国するワケ
なにかと都合がいい
永住のための方法がたくさんあります。永住までいけなくても2年以上住めるビザはおよそ20程度もある。
自分に合うビザが見つかりやすいんですね。
その他にもオーストラリアの良いところはあります。
仕事が見つけやすい
海外で生活を始めるには仕事が必要です。その国で仕事が見つけやすいのは大きなメリットでしょう。
オーストラリアはインターネット普及率が高いのでサクッと仕事を探して応募しやすいです。日本の有志たちが州ごとに掲示板を作って提供しています。
そこから仕事を見つけることが出来ます。
世界には国ごとにどれだけネットワーク環境が整えられているかというランキングがあります。オーストラリアは5位です。世界トップクラスのネット環境があるのです。
Statista提供 |
更に、IT競争力ランキングというものも存在します。
このランキングはEnvironment(法整備、ビジネス環境)、Readiness(インフラ、料金、教育・スキル)、Usage(個人、企業、政府におけるICTの利用状況)、Impact(経済と社会への影響)の4つから評価されており、オーストラリアは常にランキングの上位に存在しています。
あえてデメリットも言います
これまで移住にふさわしい理由について考えてきましたが、住まないほうがいい理由についても考えていきます。
どこの国でも完璧ではありません。それを踏まえて永住する国を選んだほうが良いと思います。
それは、オーストラリアには何もないこと。あえて言うなら仕事と私生活のバランスが良い。給料が良い、有給を消化できることくらいじゃないでしょうか。
オーストラリア固有の文化や歴史がありません。アボリジニの文化はありますが歴史的背景からそれほど目立っていない部分があります。
スポーツではクリケットやオーストラリアン・フットボールくらいなもの。
数年も住めば、生活に退屈するかも知れません。
刺激が無いんですよね。
最後に、永住よりも大事な目標
オーストラリアは何もない。少なくてもボクにはそんなふうに感じます。オーストラリアは魅力的です。いい国です。ただ無機質な国だと思うだけ。
これまで永住した方のなかには別の国に移住した人もいるくらいです。
だからこそ、オーストラリアに永住するかどうかは先を見据えた判断が大事だと思います。永住する理由よりも、その先にある目標が大事だと思います。
永住をしたらその国で何をしたいのか?
オーストラリア永住がその答えを持っているのであれば絶対に永住するべきです。
ありがとうございました。
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