こんにちは、ワーホリから永住した、うめ太郎です!
オーストラリアの銀行ってどこがいいのか、理解らずに困ってました。
日本でも銀行を選ぶように、ワーホリや留学でベストなオーストラリアの銀行口座は何なのか?悩みませんか?
今回の記事はそんな悩みに答えるべく、オーストラリアの銀行について徹底的に調べてみました。
これから生活の拠点をオーストラリアに移す学生さんやワーホリの方、そして長期の観光ビザの方に役立つ情報になっています。
それでは今日もアツく語り合いましょう!
- オーストラリアの4代銀行
- 営業時間
- 銀行口座の種類
- 普通口座(Saving Account)
- 定期預金口座(Term Deposit)
- インターネット口座
- 当座預金口座(Cheque Account) - インターネット銀行の登場
- 銀行を選ぶ基準4つ!
- 銀行ごとのATMの数
- 口座維持手数料 - ワーホリや留学にオススメの銀行
- 口座開設の方法と必要なモノ
- 観光ビザでの開設 - 日本から銀行に送金する
- お金の引き出しと支払い(ATMとEFTPOS)
- 銀行口座を解約
- 最後に、スキミングにご注意を
オーストラリアの4代銀行
日本にメガバンク(三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行)があるようにオーストラリアにも4代メガバンクがあります。
- ナショナルオーストラリア銀行 (nab)
- オーストラリア・ニュージランド銀行 (anz)
- コモンウェルス銀行(Comm)
- ウェストパック銀行(Westpac)
メガバンクは総資産を元にオーストラリアで圧倒的なシェアがある銀行です。
上の銀行がオーストラリアのTOP4に入っている銀行なわけですが、5位に位置しているMacquarie銀行の総資産はなんと4位(Westpac)の3分の1しかないのでメガバンクでないとオーストラリア人からは受けめられています。
さらに、上4つの銀行は格付け会社のMoodysも上から3番目のAa2なので世界で最も信頼ができる銀行だとも言われています。
営業時間
銀行の営業時間は都市や支店の規模によって違いがありますが、一般的には次の通り。
月曜日~木曜日 | 9:30~16:00 |
---|---|
金曜日 | 9:30~17:00 |
土曜日 | 9:00~13:00 |
日曜日、祝日 | 休業 |
ATM | 常に営業 |
営業時間は忙しい都市ほど朝早くから夜遅くまでオープンしている傾向があります。
それぞれのATMや支店は各銀行のHPから確認できますが、下にまとめました。ご自身の家や会社から近い支店の銀行を選ぶとアクセスがしやすいと思います。
銀行口座の種類
オーストラリアの銀行口座はたくさんありちょっと複雑です。ただ一度考え方さえ分かればとっても理にかなったものになっています。
口座の名前は銀行によって変ってきますが考え方は同じです。
普通口座(Saving Account)
一番良く使う口座。日々のお買い物や支払いに使われます。銀行を開設すると自動的にこの口座が作られます。
銀行によってはクラシック・アカウントとも呼ばれたりします。
オーストラリアでは銀行のカードにはデビットカード(EFTPOS)が備え付けられているのが普通で、その際の支払もこの普通口座から引き落としされます。
また、キャッシュアウト(Cash out)といってちょっと買い物やレストランに行ったお店からお金を引き出すこともできます。
定期預金口座(Term Deposit)
普段は使わない、預金用の口座です。オーストラリアは金利が高く、2%くらいで推移しています。利子は銀行によって変ってきます。
この定期預金口座にお金を入れておくと普通預金口座と比べて高い利子がつくので余分なお金を入れて効率的にお金を貯められます。
日本の利子は年率でマイナス0.1%(お金を口座に入れておくと減っていく)のでそれと比べるとオーストラリアの利子は10倍も高い。
例えば、10,000ドルのお金を貯金しておくと、1年後にはおおよそ200ドル以上も利子が入ります。
少し話がそれますが、この利子はタックスリターンで申告する義務があるので注意してくださいね。ボクは申告を忘れて追加徴税でさらに300ドル支払うことになりました。
銀行によってはREWARD SAVERとも呼ばれたりします。
インターネット口座
銀行口座を開設すると、普通口座と共に自動的に作られるもう一つの口座です。
一昔前はインターネットを通してお金の振込みや支払いができるアカウントでしたが、最近ではどの口座でも出来るようになっているので存在感が薄くなってきましたね。
月に1回デポジット(預け入れ)することで普通預金口座よりも金利が少し高くなる銀行もあります。nab銀行はそのひとつです。
当座預金口座(Cheque Account)
自分の小切手を持てるようになる口座です。ワーホリや留学の方が使うことはほとんどないでしょう。
口座開設には別途手続きが必要です。
インターネット銀行の登場
オーストラリアでもインターネット銀行が注目を集めてきました。メガバンクと比べて圧倒的に資産は低いですが、実店舗型より金利が高くなっているのが特徴です。
有名なインターネット銀行は
- ユーバンク(UBank)
- ミーバンク(MeBank)
- アイエヌジーバンク(ING Bank)
ココのところ、オーストラリアの景気が悪く、潰れるかも知れない不安があるかもしれませんが、オーストラリア政府は倒産した銀行にお金を預けている預金者を守るために最高で250,000ドルまで保証してくれます。
たとえネット銀行が潰れたとしても銀行に預けたお金は守られます
銀行を選ぶ基準4つ!
それぞれの銀行で強みと弱みがあるので、自分の状況と相談しながら選びましょう。
口座開設を決める前に考えておきたい4つの判断ポイントは
- ATMの多さ
- 口座の維持手数料
- 金利の高さ
- 倒産しにくいか
その中でもATMの多さは普段の生活に直撃するので一番気にしたいトコロ。次に考えたいのは口座維持手数料ですね。コンスタントにお金が引かれていくと、数年も経てば地味に数百ドル減ります。
銀行ごとのATMの数
ココ数年でオーストラリアの景気が右肩下がりになり、ATMの数が大きく減りました。
ネットでいくつか銀行のATM数を紹介した記事を見かけますが、情報が古いと思われたので改めて調査し直しました。
パースに住んでいるボクの肌感覚でATMが町中にどれくらいあるのか分かるようにコメントも付け加えました。
1位:コモンウェルス銀行
オーストラリア全土におよそ4,000個のATMがあります。コモンウェルス銀行のATMはそこら中にあります。ショッピングセンタには必ずありますね。
2位:ウェストパック銀行
オーストラリア全土におよそ3,000個のATMがあります。西オーストラリアではあまり見かけませんね。メジャーな地域(サバーブ)にある程度です。
東側のシドニーやメルボルンなどでは多いのかも知れません。
3位:オーストラリア・ニュージランド銀行
オーストラリア全土におよそ2,600個のATMがあります。コモンウェルス銀行のATMがあるところに必ずANZ銀行のATMもある感じです。
お互い意識し合っているのでしょうかね。
4位:ナショナル・オーストラリア銀行
オーストラリア全土におよそ1,000個のATMがあります。数年前からATMの数はかなり減りました。特にショッピングセンターに備え付けられていたATMがゴッソリ無くなりましたね。
今ではメジャーな駅や地域でしかATMを見かけなくなったので現金主義の方はめちゃくちゃ不便だと思います。
口座維持手数料
日本とオーストラリアの銀行で一番違うのかここ。銀行口座を持ち続けるためにはお金が掛かります。
ざっと説明すると、下の通り。
コモンウェルス銀行
毎月4ドル掛かります。ただし、月末に2,000ドル以上の残高が口座にあれば無料です。
21歳〜24歳の方は1,000ドル以上の残高でも無料。21歳未満の方は口座維持手数料は掛かりません。
オーストラリア・ニュージランド銀行
毎月5ドル掛かります。月末に2,000ドル以上の残高があれば手数料は無料です。または25歳未満の方は掛かりません。
ウェストパック銀行
毎月5ドル掛かります。ANZ銀行と同じように月末に2,000ドル以上の残高があれば維持手数料は掛かりません。
ナショナル・オーストラリア銀行
無料です!
ワーホリや留学にオススメの銀行
ズバリ、ウェストパック銀行(Westpac)がイチオシです!
ウェストパック銀行はクローバル・アライアンスATMに加盟しているので世界中にある提携ATMを使えば手数料なしでお金を引き出せます。
アフリカ・ヨーロッパ・アメリカに提携銀行がたくさんあり、アジア方面では中国とシンガポールがメイン。旅好きな方にとってはうれしいメリットです。
他の銀行だと、海外からATMを使ってお金を引き下ろす際に手数料が数ドル取られるんですね。
口座維持手数料については、オーストラリアで仕事があれば無料になる最低限の残高は維持できると思います。とくにワーホリは次の旅をするために貯金をしたり、学生の方は次の学費を払うために貯金したりしますよね。
時給20ドルのオーストラリアで働くと2,000ドルくらいはすぐに貯まります。
ATMの数についても、現金主義の方でないかぎりそれほど心配する必要はありません。オーストラリアではほとんどのお店で支払いにデビットカード(EFTPOS)を使って決済できます。
さらに現金もお店で下ろせる(キャッシュアウト)のでATMはそれほど必要ありません。
口座開設の方法と必要なモノ
銀行口座を開設するには、日本が発行しているIDが2つ以上必要です。
たとえば、下のような書類が有効です。
- パスポート
- 運転免許証や国際運転免許証
- 戸籍謄本(英訳付き)
- その他写真付きの書類
クレジットカードは不可です。
2つ以上というのはこれからオーストラリアで警察証明書などを発行するときに常につきまといます。
書類の偽造や不正書類は日本と比較にならないくらい多いので、オーストラリアでは常にダブルチェックです。モノによっては3つ、4つになることもあります。
観光ビザでの開設
オーストラリアに長期にわたって観光する場合は銀行口座を持っている方がいいかもしれません。
観光ビザでも解説できるので安心して下さい。銀行口座の開設は上で説明した内容と同じです。
日本から銀行に送金する
TransferWiseを使えば実際のレート+手数料で日本円をオーストラリアドルに換金し、送金できます。たくさんの日本円を少ない手数料で豪ドルに換金できるのでオススメの方法ですね。円から豪ドルの送金は数日で完了します。
ボクは毎回これで日本円を豪ドルに換金してオーストラリアにある自分の口座に直接送金しています。海外送金にはあらかじめオーストラリアの口座を作ってからしてください。
ちなみにTransferWiseのリンクから海外送金のアカウントを作ると、送金手数料が少し安くなります。ボクの招待コードですがよければ使って下さい。*
* 最大300ドルまで
お金の引き出しと支払い(ATMとEFTPOS)
お金の引き出しは、「ATMから」と「レストランや一般のお店」からの2種類があります。
ATMからの引き出すことをキャッシュアウトといいますが、キャッシュカードを機械に挿入し後はWithdraw(引き出し)ボタンを押せば後は流れに沿って進めるだけです。
一般のお店からお金を引き下ろす場合は、そのお店がEFTPOSに対応していなければなりません。キャッシュカード支払いができるお店は対応している可能性が高いので店員さんにひと声かけて、金額を伝えると良いでしょう。
銀行口座を解約
口座の解約は最寄りの支店からできます。パスポート、キャッシュカードが必要になるので持っていきましょう。
日本から口座の解約をするには書類をオーストラリアに送る必要がでてくるので口座を解消するには帰国前にしましょう。
銀行口座を解約する義務はない
最近のキャッシュカードは日本のATMからもお金が引き落とせるようになってきました。もし多額のお金が入っている場合は、無理に解約しようとせずに日本で引き下ろすようにしながらお金を使っていく方法もあります。
最後に、スキミングにご注意を
個人のお店(レストラン、雑貨、美容院)でカード支払いをする時はスキミングに注意して下さい。スキミングは支払いの際にカードが機械に接触するタイプでよく起こります。
支払いの際にカード情報が抜き取られ、不正に使われる可能性があるので信頼できないお店では現金支払をしましょう。
それでは、オーストラリアの銀行口座が参考になったことをお祈りしています。
ありがとうございました。
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