こんにちわ、うめ太郎です!
誰の助けもかりず、自力で永住権を手に入れた人たちのことを、ボクはヒーローと呼んでいます!
オーストラリアの永住権を自力で取れた人は、すごく能力が高いのではないか?と思いますが、一部の永住権をのぞけばそれほど高い能力は求められません。しかし、遊んでいるだけで永住権が取れることもありません。
今回はこれからオーストラリアで永住権を自力で取りたいと考えている方が知っておくべきノウハウについて考えていきます。
それでは今日もボク、うめ太郎とアツく語り合いましょう!
- 自力で永住権は取れるのか
- 計画が大事 - 永住権を自力で進める流れ
- オーストラリアの永住権|7選
- 自力に必要なスキルや能力 - ぶっちゃけコネは大事
- オーストラリアは仕事の8割がコネ
- 自力でコネを作る方法 - 自力で失敗するパターン
- 最後に、諦めないこと
自力で永住権は取れるのか
断言できますが、オーストラリアの永住権を取れた方たちは皆さん、自力です。
ここでいう自力で永住権を取るというのは、エージェントのアドバイスを借りず、自分で情報収集して永住までの夢を追いかける人だと考えてください。
永住権の数は多く、専門的な知識も多いので移民コンサルタントやエージェントに頼らないと永住権なんて取れないと思っている方もいますが、その時点で自力で取れる可能性を捨てているようなもの。
あとで説明しますが、実際、エージェントからアドバイスをもらえばもらうほど、永住できないワナにはまっています。
計画が大事
永住権を本気で狙うなら、計画を立てる。これが自力で永住ビザをとるための基本。
計画というのは、「どうやって永住権までたどり着くのか」を決めることです。
例えば、TAFEでクッカリーについて学び、卒業ビザを経由して、RSMSビザを申請するためのスポンサーを探す。など。
具体的にどのような方法でどれくらいをメドに、どの永住権を申請するのか?について決めていくわけですが、そうすることで自分の未来像を描けるようになります。
また、いつまでに何をしなければいけないのかといった、TODOリストも作成できるので永住権まであと少し!といった実感も湧き、モチベーションも保ちやすい。
この永住権に対する計画があるかどうかで、オーストラリアに移住できるのかどうかの可能性がかなり変わってきます。
自力で永住権を目指すなら計画を立てましょう。
計画を立てるポイントについては「オーストラリアに永住できる秘訣は計画。計画で成功の8割が決まる」で詳しく説明しています。
永住権を自力で進める流れ
これから説明するのはどうやって永住権を目指すのかについての大枠です。どの人にも当てはまるように書いているのでとってもザックリとした流れにしています。
上のような流れは自力で永住権を取得するまでのいわば、王道な道筋です。
これからさらにポイントを説明していきます。
オーストラリアの永住権|7選
永住権は目的に応じてたくさん用意されています。その中でも自力で取りやすいビザは5つ。
それぞれを紹介していきます。
技術独立永住権|S189
だれのサポートも必要なく取れる永住権です。
ポイント制の永住権とも呼ばれていて年齢、学歴、お仕事経験、英語力の4つをポイントに換算して、65点以上になれば永住権の申請をクリア。
しかし、職業によっては75点、80点必要なものもあるのでハードルはかなり高くなる場合もあります。
自力で目指せる永住権の頂点に君臨しています。
ポイント制の永住権については「オーストラリア、ポイント制の永住権で知るべき事。2019年版」で詳しく説明しています。
州政府スポンサー|S190
オーストラリアの州から永住権のスポンサーをもらうことで申請ができます。
先に説明した技術独立永住権と同じ考えで永住権を申請できますが、州政府からスポンサーがある分、ポイントに10点がが上乗せされます。
このビザは自力で取るには現実的な永住権ですね。
州政府からのスポンサービザについては「州政府にサポートしてもらい取得する永住権!技術指名ビザ」で詳しく説明しています。
地方雇用主スポンサー|S187
いわゆる地方ビザや、田舎ビザとも呼ばれている永住権です。人口の少ない地域で働くことでビザの申請ができます。
自力で目指す永住権の中では人気ビザの一つ。RSMSとも呼ばれています。
この永住権については「オーストラリアの永住へ取りやすいビザRSMSとは?条件や廃止についても」で詳しく説明しています。
雇用主スポンサー|S186
永住権を自力で目指すなら、いちばん現実的なこのビザがオススメ。
雇用主スポンサーは前に説明した地方雇用主スポンサービザの大都市向けの永住権です。
パース、シドニーやメルボルンで永住権を目指せます。
雇用主スポンサーの永住権については「3年働いてから申請出来る永住権!サブクラス186、通称ENSビザを使って移住」で更に詳しく説明しています。
パートナービザ|S820
最後に紹介するのは誰もが知るパートナービザです。このビザは彼氏・彼女さえ見つければ永住権の半分が終わったも同然であるためとても人気があります。
自力で簡単に永住権を目指すなら、パートナービザが良いかも知れません。しかし、法的にはパートナビザは「事実婚」です。オーストラリアでは結婚と同じ意味をもつので、それなりの覚悟が必要になります。
ビザが発行された後に関係を解消しないでくださいね。
パートナービザについては「配偶者ビザの第一ステップ!申請の条件まとめ|AUSから申請の場合」で詳しく説明しています。
自力に必要なスキルや能力
永住権の申請で考えておくべき要素は
- 英語力の証明
- お仕事経験の証明
この2つはどの技術系ビザにも加えられているので常に意識しておく必要があります。
英語力の証明
IELTSと同等の英語テストを受けます。永住権の申請には最低でもIELTSの各コンポーネント、6以上のスコアが必要になっています。
ビザとIELTSについては「IELTSとは?ビザごとに必要なスコアなど合わせて知ってみる!IELTS + ビザ」で詳しく説明しています。
お仕事経験の証明
これまでのお仕事、職業の経験をオーストラリアのものと置き換える作業をします。
例えば、IT系の仕事を日本で3年経験した場合、それがオーストラリアの3年間の経験に値するのかどうかを証明。
オーストラリアの移民局では、この作業のことを技術査定、職業査定、スキルアセスメントと呼んでいます。
技術査定については「オーストラリアでお仕事系ビザの申請に必要な技術査定(スキルアセスメント)やANZSCOとは?」で詳しく説明しています。
ぶっちゃけコネは大事
永住権の中でも数年会社で働いて申請する雇用主スポンサービザを目指すなら、コネクションをある程度意識したほうが良いです。
というのは、言葉に重みが無いオーストラリアでは「つながり」が重要なファクターになっているからです。
就職活動をする時に、履歴書がどこまで本当なのか理解らず、それが面接官にとって採用の壁になっています。しかしコネがあると、知り合いの紹介ということで、初めからポジティブな空気で面接が行われます。
言ってみれば、信用できるかどうか分からない相手より、信頼している人からの紹介のほうが、信頼ができるということ。
オーストラリアは仕事の8割がコネ
オーストラリアではお仕事の8割がつながりから生まれていると言われています。それだけ新規で仕事を取ることが難しいということですね。
実際、ボクもコネで今の会社に入社しました。と言っても特にコネを意識したことはなく、紹介してくださった方の善意からたまたま今の状況にあります。
そんなボクは、コネで入った会社で永住権の申請ができました。
運も実力のうち。ボクのすべての努力が実った瞬間。自力で永住権まで行き着いた瞬間でした。
自力でコネを作る方法
ボクの場合はとくに意識せずに偶然知り合った方からのつながりで今があります。コネというと大変失礼ですが、つながりから今がある感じです。
ただ、自力で永住権を取る!
この熱意を常に持ち続けながら努力をしたからこそ、コネのチャンスが現れたと思っています。
ボクからコネづくりをするために言えることは、同じ志を持つ人達とつながろうとする事です。
オーストラリアに移住したいのであれば移住ブログにアクセスしてメッセージを送る。イベントを通して人と知り合う。等さまざまです。
難しく考えなくても、とにかく行動すれば、その熱意を感じて支えてくれる人が現れます。
あきらめず、自分を信じて積極的に行動しましょう!
自力で失敗するパターン
永住するには幾千もの方法があり自分の性格的な向き不向きを考えながらどの永住ビザを目指すのか自分で考えてゆく必要があります。
このあたりを理解らずに、エージェントに言われるがまま進んでいくと後で痛い目にあります。
断言しますが、エージェントから、ひとつ、ふたつのアドバイスをもらった所で永住がなんとかなるようなものではありません。
あまりにもエージェントに頼りすぎ、アドバイスどおりに進めるとそれはもう自力での永住ではなくなります。
自力で永住権を目指すというのは、自分の頭で考えて計画をし、行動することです。
最後に、諦めないこと
今回は自力でオーストラリアに永住するために必要なノウハウや考え、そして永住権について書いていきました。
永住権に一番大事なのは、諦めないこと。この気持が大事です。
自力で永住権を目指すとなると、数年に渡って取り組んでいくことになるでしょう。その間に移民法が変わり、ビザが消え、自分の価値観や家族の状況も変わるかも知れません。
どんな状況にあっても、「絶対にオーストラリアに永住する」という気持ちを持ち続けることが自分の力で永住を成し遂げるのに必要な能力なのです。
自分を信じて永住をがんばってくださいね。
ありがとうございました。
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