サブクラス444というビザをご存じでしょうか?このビザはオーストラリア政府がニュージランド人のためだけに用意したスペシャルカテゴリービザ(SCV)です。
日本人であるボクたちにはあまり関係がないこのビザ。ただ、ニュージランド人と結婚をした方がはるばるオーストラリアに旅行するときに少しは関係するかもしれません。
今回はニュージランド人のためのビザ、サブクラス444(SCV)について中身を見ていきましょう。
それでは今日もアツく語り合いましょう!
- サブクラス444ビザ(SCV)とは
- サブクラス444ビザの詳細
- このビザを持てる人
- S444ビザの発行はいつ?
- 申請費用
- 家族を含められない
- ビザの有効期限
- 保険の加入義務
- ビザラベル
- No Further Stayコンディション - AUS永住権も目指せる
- オーストラリア移住へのアドバイス
サブクラス444ビザ(SCV)とは
ニュージランド国籍(パスポート)を持つ方に特別提供されているビザです。このビザでは観光、労働が好きなだけできます。ビザの期限もありません。
これって、オーストラリアの永住権と同じじゃないの?と考えたあなた。違いはメディケアや各種給付金が受けられない事。その他の部分はオーストラリアの永住権と同じです。
ニュージランド人はオーストラリアでとっても優遇されていますね!
S444ビザはスペシャルカテゴリービザと呼ばれていて、移民局のページではSCVと書かれていることがほとんど。SCVというワードを覚えておきましょう。
それではビザの詳細部分を見ていきます。
サブクラス444ビザの詳細
このビザを持てる人
ニュージランド国籍を持っている人に限られます。(ニュージランドのパスポートを持っている人)
S444ビザの発行はいつ?
スペシャルカテゴリービザは自動で発行されます。
発行までの流れは
- パスポートだけで飛行機に乗る
- IPC(入国カード)を書く
- IPCを入国監査に提出する
この3ステップです。
旅行者にとってはパスポートだけで入国できるのと同じですね。
申請費用
無料です。オーストラリアのビザで無料で発行されるのはトランジットビザ、難民ビザとこのビザだけです。*
* パートナービザやペアレントビザなども最終ステップでは無料ですが前段階で支払っているので省いています。
家族を含められない
このビザは一人用です。自分ひとりに発行されるビザなのでニュージランド人は一人ひとつずつ入国者カードを書いて、提出します。
パートナーがNZ国籍の場合は?
ニュージランド人のパートナーや配偶者の方は観光ビザなど別のビザを申請する必要があります。
ビザの有効期限
有効期限はありません。オーストラリアにずっと滞在できます。
ただし懲役が伴う犯罪をコミットすると強制退去の対象です。またその際は再入国はできません。
保険の加入義務
任意です。オーストラリア政府としては加入を勧めています。
ビザラベル
パスポートと自動でリンクする形になっているのでビザラベルをつける必要がありません。
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No Further Stayコンディション
ビザそれぞれには申請者ごとに守らなければならない特別なルールがあります。
No Further Stayコンディションはオーストラリア国内から「これ以上のビザ申請をできなくする」制限です。
このコンディションが当てはまる人は今の滞在期限が切れると必ず出国が必要です。
No Further Stayコンディションについては「ビザ申請をできなくするNo Further Stayコンディションとは?」の記事で詳しく解説しています。
AUS永住権も目指せる
サブクラス444(SCV)はオーストラリアにずっと滞在できるビザです。ただメディケアや政府から支給される給付金を受け取るには永住権が必要です。
このメリットを目当てにニュージランド人がオーストラリアの永住権を目指す方がいらっしゃいます。
というのも、このビザから永住権へのパスはニュージランド人にとってそれほど難しくないからです。
オーストラリア移住へのアドバイス
スペシャルカテゴリービザ(S444)はニュージランド人のためのビザ。ニュージランド国籍をお持ちの方は簡単にオーストラリアへ移住できます。
この手を利用してオーストラリア移住をニュージランドから目指すことが可能。ニュージランド永住権の事情はオーストラリアよりハードルが低く設定されているのでもし年齢制限やどうしてもオーストラリアでの単独永住が難しいようであればニュージランド永住を考えてみると良いでしょう。
ニュージランドのビザについては「ニュージランド移住の方法とビザ情報を!オーストラリア移住のバックアップに。」の記事で詳しく説明しています。
一度は読んでみて移住をどちらにするのか考えるのは海外移住を確かなものにする上でのコツでしょう。
オーストラリアに移住したいと思うすべての人に幸運を。
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