オーストラリアで永住権につながる一番取りやすいビザ、DAMAでノーザンテリトリー州の情報をまとめました。
前回の記事で南オーストラリア州がDAMAに加わる事を伝えましたが、それのNT州バージョンです。
このDAMAに参加する州や地域が増えていますね!
ということで、今回の記事はノーザンテリトリー州のDAMAについて書いていきます!
- DAMAビザのおさらい
- ノーザンテリトリー州のDAMA
- 会社側のDAMAスポンサー条件 - ノーザンテリトリー州のDAMA申請プロセス
- NT州からビジネス認可
- Labour Agreement
- ノミネーション申請
- ビザの本申請 - オーストラリア移住へのアドバイス
DAMAビザのおさらい
DAMAは就労ビザや永住権を手に入れるための方法の一つです。ビザは大きくサブクラスと言われるカテゴリでビザを管理しています。DAMAはそのカテゴリの中にある実際のビザのこと。
DAMAを一言で言うと、「取りやすい田舎向けのビザ」。まさにビザ申請するためのハードルが低いのです。
オーストラリアの移民局ではDAMAの事をDesignated Area Migration AgreementsやDAMAと呼んでいます。
すべてのDAMAは就労ビザ(ビジネスビザ)と雇用主指名永住権のカテゴリ内(サブクラス)で提供されています。
DAMAは「ゼロからのAUS移住にピッタリな田舎移住はDAMAsを経由した方が良い。」で更に詳しく説明しています。
ノーザンテリトリー州のDAMA
DAMAを使ったビザ申請の条件は地域や州ごとにさまざまです。ノーザンテリトリー州のDAMAの特徴は
- 年収が低くてもOK
- 英語力の証明が低くてもOK
- お仕事経験がなくても良い
とビザ申請する上でとっても優遇されています。このあたりはどの州や地域でも同じですね。ビザが取りやすい!
会社側のDAMAスポンサー条件
ノーザンテリトリー州にあるすべての会社がDAMAのスポンサーになれるわけではありません。もしNT州でDAMAを狙ったスポンサー探しをする場合は次のポイントをチェックしてくださいね。
- 会社が設立されてから12ヵ月は経っている
- 会社がNT州から認可されている
- 過去に法律違反をしたことがない。
ノーザンテリトリー州のDAMA申請プロセス
NT州でDAMAのビザを申請するにはスポンサー探しが一番大事。スポンサーが見つかれば後は次のステップにそって進めていくだけでビザをゲットできます。
ところで、効率的にビザのスポンサーを探す方法は「これで見つかるビザのスポンサー企業!自分をゴリゴリ押せ!」で詳しく紹介しています。
それではビザ申請に必要な流れを見ていきましょう。
NT州からビジネス認可
The business must apply to be endorsed by the NT Dept of Trade, Business and Innovation.ノーザンテリトリー州からスポンサーになる会社がDAMAをするにふさわしいかどうか認めてもらいます。
いわゆるビザ申請のスポンサーシップ申請と同じ役目なのでしょうね。
Labour Agreement
Once endorsed, they can apply for a labour agreement directly to the Department of Home Affairs.DAMAはLabour Agreementストリームを使い申請します。クドイようですが、DAMAに対応しているビザは就労ビザ(ビジネスビザ)、もしくは雇用主指名の永住権であるS186ビザです。
Labour Agreementについては「移住の裏ワザ!簡単に?ビジネスビザ・永住権が申請できる - Labour Agreement」で詳しく説明しています。
ノミネーション申請
The business identifies a suitably qualified and experienced overseas worker for the occupation that has been endorsed under the NT DAMA.ビザ申請者(あなた)をビザに招待できるようにノミネーション申請をします。
NT州のDAMAに載っている職業の中でもいくつかはお仕事経験の証明が必要です。(技術査定/スキルアセスメント)
ビザ申請をスムーズにするために事前に職業査定を済ませておきましょう。
ビザの本申請
The overseas worker can then apply for their visa.最後のプロセスはビザの申請です。労働ビザの場合はS482、永住権の場合はS186がビザになるでしょう。
オーストラリア移住へのアドバイス
今回はノーザンテリトリー州のDAMAビザ条件を紹介しました。ストレートにTSSなどの就労ビザ(ビジネス)を申請するよりとってもよい条件ですね。
ただ、ボクはDAMAを取るならノーザンテリトリー州がベストだとは言いません。ビザ制度としては移民しやすい内容ですがノーザンテリトリーの州都ダーウィンはオーストラリアの州都の中で唯一人口が減っている都市だからです。
地方はビザが取りやすいのは事実。だけど地方で移住や永住権を目指すデメリットもあります。
ビザのこと、州の事情を知って賢く移住へのプランを立てるのがオーストラリアに永住するいちばん大事な部分だと思います。
オーストラリアに移住したい人に幸運を。
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参考にした記事: Northern Territory Skilled Migration Visa Options, About the Northern Territory Designated Area Migration Agreement