オーストラリアには超短期のビジネスビザ (労働ビザ)があります。もしかすると穴場なビザかもしれません。
このビザの特徴は最大でも6カ月の間、オーストラリアで働けるところです。技術査定が必要ありません。極端な話、履歴書だけでビザがとれます。
ただ、ビザの発行にはそれなりの理由がいるんですね。
今回はこの長短期ビジネスビザについて書いていきます。
- ここのビザについて
- ジョブオファーが必要 - 申請の条件
- ジョブオファーの書類
- 銀行の残高証明
- 費用
- 審査期間
- ビザの延長はできない!
- 労働の制限 - 移住についてのアドバイス
ここのビザについて
このビザの正式名称はTemporary Work (Short Stay Specialist) ビザと呼ばれています。ほとんどのケースで3カ月未満の有効期限ですが、特別な事情があれば最大で6ヶ月間オーストラリアで働けます。
このビザはオーストラリアの会社で急な人手不足を解決するために作られているので、学歴や技術査定、英語能力の証明がビザ申請に必要がないのが特徴ですね。
移民局ではどのような労働者なのか?という疑問に対して、専門的知識や技能が必要とされる分野と答えています。
専門的知識と言われるととってもレベルの高い仕事なのか?と思いがちですがそれほどでもありません。
ボクは5年〜10年かけて一人前になる技能だと考えています。たとえば、車の修理技能とかがそれに当てはまりますね。
ジョブオファーが必要
このビザはオーストラリアの企業を急な人手不足から助ける役割があります。したがって仕事のオファーは必要です。
ただし、スポンサーシップやノミネーションのプロセスは必要ないので、いきなりビザ申請をできます。
申請の条件
パスポートはもちろんのこと次の書類を移民局に提出します。
ジョブオファーの書類
会社との雇用契約を結んだ書類が必要です。その書類には給料や雇用期間、オーストラリア人や永住者で代替えができない理由を文書で提出します。
銀行の残高証明
もしビザを申請する人に家族がいらっしゃる場合はかれらをサポートできるだけの貯金の証明が必要です。
銀行の残高証明を印刷しましょう。
費用
285ドル
審査期間
人手不足を助けるため、審査のスピードは早いです。
75%の申請者は17日で結果がわかります。
90%の申請者は23日で結果がわかります。
デメリットもある
ビザの延長はできない!
このビザは延長できません。有効期限までに必ず出国が必要です。
もし6カ月を超えて働く可能性がある場合はビジネスビザの方が良いです。
労働の制限
ご家族の方は働けません。
また、ビザ申請者もエンターテイメント系の仕事は禁止されています。芸能関係の仕事といえばよいでしょうか。表立って仕事する場合は別のビザを申請します。
移住についてのアドバイス
このビザの最大の長所は申請の難易度が低いことです。かわりに雇用者としてはオーストラリアの求人で人が見つけられなかった事をアピールしなければいけないなど多少面倒な手続きもあります。
このビザを延長できませんが、その会社でビジネスビザに繋げられる可能性があります。
ビザの有効期限後に帰国し、日本からTSSビザを申請できるのでその手を使ってオーストラリア移住を進められるでしょう。
オーストラリアに移住したいと思う人に幸運を。