オーストラリアはいくつものミニ国家が集まってできています。ミニ国家は州や準州と呼ばれており、16つもあります。
州と準州は日本風に言い変えると都道府県。ただ違いはそれだけではありません。
当ブログではオーストラリア移住を最速・最短でする方法を目的としているのでその視点でオーストラリアを形づくる州や日本との違いについて書いていきます。
- 州について知るメリットは?|移住の観点から
- オーストラリアは州・準州のまとまり
- 6つの州|State
- 10の準州|Territory government
- 残り7つの準州 - 移住についてのアドバイス
州について知るメリットは?|移住の観点から
生活を長期にするにはビザが必要です。ビザのことを調べていくとState or Terriroty governmentという言葉をよく目にします。日本に住んでいるとなじみのない州や準州の考え方。*
* Stateとは州、Territory governmentは準州の意味
それぞれの意味がわかればばビザこともよく分かり移住もスームズです。
オーストラリアは州・準州のまとまり
オーストラリアは連邦制の国家です。と書くととっても難しく聞こえますがいくつものミニ国家が集まって一つのオーストラリアを作っています。
州や準州もそれぞれの憲法や法律があり、それを施行する国会があります。税率だって交通ルールも州や準州ごとに定められています。
ビザの条件についても州や準州ごとに変わってくるタイプもあります。
州と準州は軍隊を持たない国家だと考えれば理解もスムーズです。
6つの州|State
オーストラリアには6つの州があります。州は自分たちで選挙をして議員を決めて法律をつくる権利をもっています。
州が変われば学校の学年の始まりが違っていたり、運転免許証を更新しなければならないのはそのためです。
州は下に挙げる6つです
- ニューサウスウェールズ州
- クイーンズランド州
- 南オーストラリア州
- タスマニア州
- ビクトリア州
- 西オーストラリア州
10の準州|Territory government
準州は日本の都道府県に近い考えです。準州独自の法律がなく自由度が少ない。準州は人口が少なく経済規模も小さいので法律はオーストラリア政府が定めたものが使われます。
ただし2つの準州については、州とほとんど同じパワーをもっています。
- ノーザンテリトリー州
- オーストラリア首都特別地域
ノーフォーク島*
*ノーフォーク島は2015年まで上2つと同じ行政力をもっていましたがオーストラリア政府が住民の意思を無視して自治権を奪いました。今はオーストラリア連邦政府が統治しています
残り7つの準州
その他の準州は下に挙げる7つです。
- アッシュモアカルティエ諸島
- オーストラリア南極地域
- クリスマス島
- ココス諸島
- コーラルシー諸島
- ジャービスベイテリトリー
- ハード島とマクドナルド諸島の領土
移住についてのアドバイス
オーストラリアのビザはオーストラリア連邦政府が作ったルール(法律)が優先されます。そうは言うものの準州も州に負けないくらい、その地域特有のお仕事状況や移民状況があるのが実情。
そういった実情に合うように外国人の移住を「州政府スポンサーのビザ」や「DAMA(Designated Area Migration Agreement)」を使ってコントロールしています。
州や準州のビザ発行ルールは連邦政府のものより取りやすいのが特徴なので移民法のトレンドを追うのが移住への近道です。
オーストラリアに移住したいと思う人に幸運を。
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