就労ビザ(ビジネスビザ)経由で永住権を狙うお子様持ちの家族には南オーストラリア州がオススメかもしれません。
なんとこの南オーストラリア州の田舎エリアは一定の条件でお子様のかなりの額の学費が免除されるという嬉しい発表がされました。
今回は南オーストラリア州が発表した学費の免除を中心にご家族をお持ちの方に移住をオススメしたい内容を書いていきたいと思います。
それでは行きましょう!参考記事(外部): South Australia declares regional school fee waivers for SC 457/482 holders
南オーストラリアの田舎は今が旬
S457(旧就労ビザ)か482ビザ(新就労ビザ)を持つ家族の子供に掛かる学費の一部を支給することを発表しました。
これによって小・中学校の場合は1年間に一人あたり$5,300も負担が減ることに。さらに高校制に対しては$6,400も支給されます。
年収にすると32.5%の所得税を差し引いた手取りが支給額になるのでざっと7,000ドル〜8,000ドルの年収アップと同じ結果になります。
南オーストラリア州政府は太っ腹。
子供を持つ家族にとってはかなりの金額になるので助かりますね。
住む場所は地方エリアに限定
南オーストラリア州のどこの学校に通っても政府の学費支援がもらえるわけではありません。地方エリアの学校に通う子どもだけと限定されています。
南オーストラリアは人口でみるとパースの次に小さな州です。人口は州全域でも175万人弱で人口の少ない都市に指定されています。その州の中のさらに田舎エリアとなるとかなり人口が少ないことは間違いありません。
次のページ > オーストラリアの田舎エリアに住むメリット。地方エリアには移住の魅力がいっぱい
住む場所選びのポイント
州都であるアデレードは133万人の人口を誇り大部分が州都に集中しています。今回の学費支援策は南オーストラリアの地方エリア限定なのでアデレードは含まれないので残念。
とは言うものの州の年を見ていくと数万人程度の都市が点々としています。したがって、もしこの学費支援目当てで南オーストラリア州に移住を目指すのであればそういった都市を狙うほうが良いでしょう。
数万人程度であれば日本でも町くらいの人口に匹敵します。ショッピングや医療のアクセスもそれなりに充実しており生活に必要なレベルで不満は感じないでしょう。
ただ遊びはアウトドア中心になりそうですね。
人口が1万人以上の都市
1万人以上の人口をもつ都市をピックアップしました。南オーストラリアの地方に済むならしたの都市がおすすめです。
Mount Gambier
29,639人
Victor Harbor–Goolwa
26,532人
Whyalla
21,742人
Murray Bridge
18,779人
Port Lincoln
16,326人
Port Pirie
14,188人
Port Augusta
13,799人
南オーストラリア政府の狙い
この政策によって南オーストラリア州としては移住希望者を州内に呼び込みたい狙いがあると見ています。
これまで州政府は2018年に別の一部学費免除をしていました。ただ予算が$350,000と少なく80人程度の学生しかこの制度を利用できませんでした。その後、2019年に入って新・旧ビジネスビザの家族全員に拡大された経緯を考えると、以前の政策は目的があいまいで存在意義が薄かったのかもしれません。そこに2019年からはしっかりとした目的をつけて登場したわけです。
移住についてのアドバイス
もしお子様がいらっしゃるご家族がオーストラリア移住を目指すなら南オーストラリア州はまさに今が熱い場所かもしれません。
お子様がいらっしゃらない家族でも、南オーストラリアの学校を卒業して3ヶ月の職務経験をもつだけで州政府のスポンサーが得られ、4年のビザ申請ができるように。
この南オーストラリアは今一番移住に人気のエリアなのです。
オーストラリアに移住したいと思う全ての人に幸運を。