オーストラリア vs カナダ、どっちが移住しやすい?ビザから考える

海外に移住したいと思いネットで検索するとすぐに出てくるのがオーストラリア移住とカナダ移住。

どっちが移住しやすいのか判断に困りますね。

当ブログ、「おーすとらりあ移民局」は思いっきりオーストラリア移住をおススメしていますが、もっと客観的に永住権の取りやすさの視点で見ていくとカナダの方が移民しやすいかも?という事が・・・。

オーストラリアに移住したい人ごめんなさい。明日から「かなだ移民局」とタイトル変更いたします。笑

ともあれ、両者を比較したのでさっそく見ていきましょう!

オーストラリアとカナダの永住権

永住するためにはビザが必要です。カナダにはオーストラリアと、とても似た永住権の申請システムがあります。

みなさんご存じの通り永住権の中でも5年、10年の職務経験が必要な技術独立ビザ。カナダではFederal Skilled Worker (FSW) programと呼ばれています。このビザもポイント制の永住権でビザ申請までの流れもオーストラリアととってもよく似たもの。

ビザ申請は、

カナダ版のスキルセレクトを使いEOIを提出

ポイントが一定以上

ビザの招待メールが送られる

まさに同じ。さすが移民の国は考えが同じということか。ちなみに、スキルセレクトとEOIについてはこちらの記事に書いています。

どちらのポイント制永住権のほうが取りやすいのか?

ビザ申請までのプロセスがオーストラリアとカナダで同じ。でもポイントの加算内容に目を向けるとそれぞれの国で重視していることが分かってきます。

オーストラリアとカナダのポイント制の配分

上の表はオーストラリアとカナダでポイントが加算される内容を比較したものです。

ポイントが加算される項目はAUS/CAとっても似ています。ただよくよく見てみてください。ポイントの重みづけがオーストラリアとカナダで微妙に違いがあります。

インビテーションの頻度

カナダの場合は2週間に1度の間隔で永住権の招待が行われます。それに対してオーストラリアではビザのインビテーションが毎月1回だけ行われます。

またオーストラリアでは職業リストの中にはインビテーションをする数にリミットを設けているので、上限に達すると翌月に持ち越し。その間に自分よりポイントが高い人がEOIを提出すると招待の順番が後回しになるので不利な仕組みになっています。

次のページ > 職業リストに強い職業はインビテーションに上限が・・・

オーストラリアとカナダの3つの大きな違い

カナダは技術査定が楽

職歴は技術査定を通して証明するのが常のオーストラリア。スキルセレクトにEOIを提出する段階で技術査定をパスしなければなりません。

カナダの場合はそれが必要ないんです!かわりにカナダではビザが降りて入国後に1年の職歴があればよいとされています。

求める移民の理想像が違う

これはどういうことか。カナダのポイント加算項目では「年齢・カナダでの職務経験」がオーストラリアのものと比べてとっても取りやすくなっています。

逆に言うとカナダではこれまでの結果を発表英語力、学歴を重視しているように見えます。

これは、カナダでは「今の時点でどれだけの能力があるのか」を重要視している事に対して、オーストラリアでは「過去・未来合わせて」どれだけ経済に貢献してきたのか。できるのかが重要視されていると見れます。

カナダは
能力ある労働者がほしい

オーストラリアは
金のなる木がほしい

という感じでしょうか。

それを反映してかビザの申請費用も変わってきます。

オーストラリアはビザ費用が高い!

永住権申請に必要な費用はオーストラリアとカナダで大きな差があります。オーストラリアはなんとカナダの3倍!

  • 申請者だけで$3,755
  • 配偶者は$1,875
  • 子供は$945

カナダの場合は

  • 申請者で$1,040
  • 配偶者は$1,040
  • 子供は$150

オーストラリアの移民局のスローガンは「People is our business」と堂々と掲げています。

まさにボクたちのような移民希望者はお金儲けの道具になっているわけです。それでも移民のために人が集まる魅力的な国ということでしょう。

結局どっちの方が永住しやすい?

えっと。これまでの情報だけを見るとカナダです。

ちょっと待ってください!

ただ、外国に移住するには制度よりもやり方・ノウハウの方がもっと重要になってきます。いくら制度的にビザが取りやすい国でもその方法を知らなければ申請できませんからね。

そう考えると、この「おーすとらりあ移民局」はオーストラリアへ移住するためのノウハウ・進め方をたんまり公開しているので、やはりオーストラリア移住がしやすいですね。と最後に小さく書かせていただきます。笑

オーストラリア移住とカナダ移住、情報だけはいろいろと集めて自分にとって最善の国へ移住しましょう!

オーストラリアに移住したいと思うすべての人に幸運を。

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