オーストラリアの留学生が選ぶ人気のコースはなんでしょうか?またそこからつながる職業って?
オーストラリアに移住する方法の一つとして留学生からビザの申請に必要な職業コードを査定(アセスメント)してもらいテンポラリ・永住ビザへつなげます。
今回は留学生が学ぶ人気のコースとビザに関係する職業はなにか?についてまとめています。
- 人気のコースをランキング
- 第1位|Management and Commerce courses
- 第2位|情報技術 (ITやICT)
- 第3位|Engineering
- 第4位|Hospitality
- 第5位|Food
- 第6位|Personal Services - 移住についてのアドバイス
- 将来性のあるコース
人気のコースをランキング
第1位|Management and Commerce courses
経済や会社の管理について学ぶコースです。このコースは半分の留学生が学ぶほど人気があります。
人気の理由は潰しが効くから。たとえオーストラリアへの移住が叶わなかったとしても日本で認知度があるコースなので就職に強いわけです。
このコースから目指せる職業は
- Sales and Marketing Manager - 131112
- Advertising Manager - 131113
- Public Relations Manager - 131114
- Management Accountant - 221112
- Management Consultant - 224711
- Business Broker - 612111
- Sales Representative (Business Services) - 611312
卒業後にこのコースを活かしたお仕事内容は
- 会社が法律の範囲内で運営されているかの管理する
- 会社の目標設定、人材の配置、工場や技術を適切な部署に配置する
- 組織目標への進捗管理・評価をする。ときには会社のポリシーを変更も。
- セミナーの開催や市場調査、打ち合わせの同意取り付け
などが挙げられます。
第2位|情報技術 (ITやICT)
コンピュータの計算技術を駆使して社会の問題を解決したり、よりよいサービスの提供することを学ぶコース。また、組織の意思決定に必要な情報を収集・分析も。
このコースが人気の理由は世界全体的に需要があるからです。今やボク達が手軽に安い航空券が変えたり、地図アプリを使って迷わず目的地に行けるのもこの技術のおかげ。社会の発展に必要な知識はとうぜん日本でも需要があります。
ちなみにボクもDeveloper Programmerとしてスキルアセスメントをパスしました。
このコースから目指せる職業は
- Analyst Programmer - 261311
- Developer Programmer - 261312
- Software and Applications Programmers nec - 261399
- Software Engineer - 261313
- ICT Account Manager - 225211
- ICT Business Analyst - 261111
- ICT Business Development Manager - 225212
- ICT Managers nec - 135199
- ICT Project Manager - 135112
- ICT Quality Assurance Engineer - 263211
- ICT Sales Assistant - 621211
- ICT Sales Representative - 225213
- ICT Security Specialist - 262112
- ICT Support and Test Engineers nec - 263299
- ICT Support Engineer - 263212
- ICT Support Technicians nec - 313199
- ICT Systems Test Engineer - 263213
- ICT Trainer - 223211
- Hardware Technician - 313111
- ICT Customer Support Officer - 313112
- Web Administrator - 313113
- Web Developer - 261212
卒業後にこのコースを活かしたお仕事内容は
- 製品開発部へのサポート
- 機械や業務用機器の制御プログラミング
- テストやサポート業務
- 便利なサービスの提供や開発
- 大規模システムの設計や管理する
- 人材の適材適所に配置する
などがあげられます。
第3位|Engineering
エンジニアリングと聞くと情報技術と混同しがちですが、実は全く別物。この職業は主に機械の設計や製造、メンテナンス、そして作ったものをテストする事を学びます。
この職業からオーストラリア特有の業界や業種がメインになってきます。
このコースを選ぶ場合に注意することは一つ。オーストラリアで就職できないと日本に帰ってからも就職難かもしれません。特にエンジニアリングに関してはオーストラリア国内の規格や法制度を基準として学んでいくため、帰国後に同じ職業につくには資格の取り直しが必要になるからです。
このコースから目指せる職業は
- Chemical Engineer - 233111
- Materials Engineer233211 Civil Engineer - 233112
- Geotechnical Engineer - 233212
- Quantity Surveyor - 233213
- Structural Engineer - 233214
- Transport Engineer - 233215
- Electrical Engineer - 233311
- Electronics Engineer - 233411
- Industrial Engineer - 233511
- Mechanical Engineer - 233512
- Production or Plant Engineer - 233513
- Mining Engineer (excluding Petroleum) - 233611
- Petroleum Engineer - 233612
- Aeronautical Engineer - 233911
- Agricultural Engineer - 233912
- Biomedical Engineer - 233913
- Engineering Technologist - 233914
- Environmental Engineer - 233915
- Naval Architect (Aus) / Marine Designer (NZ) - 233916
- Engineering Professionals nec - 233999
- Mechanical Engineering Draftsperson - 312511
- Mechanical Engineering Technician - 312512
- Metal Engineering Process Worker - 839111
- Electrical Engineering Draftsperson - 312311
- Electrical Engineering Technician - 312312
- Engineering Manager - 133211
- Engineering Patternmaker - 323411
- Engineering Production Systems Worker - 712311
- Engineering Professionals nec - 233999
- Engineering Technologist - 233914
卒業後にこのコースを活かしたお仕事内容は
- 工場での機械の操作やメンテナンス
- 発電所での機械メンテナンス
- 鉱山資源へのマイニング
- CADを使った設計
- 水道・ガスの供給メンテナンス
などがあげられます。
第4位|Hospitality
オーストラリアに移住したいけど、専門知識がいらない業界を選びたい!そんな留学生の多くが選ぶのがホスピタリティの業界。
知識よりも経験やその人の性格が強みとなる業界といえばいいでしょうか。移住の視点でみてみるとこの手の業界は地方エリアでないとビザの取得が難しいのが現実です。Labour Agreementを使えば大都市でもビザを狙えますが、取得の可能性だけを考えると地方エリアでビザを狙いましょう。
このコースから目指せる職業は
- Bed and Breakfast Operator - 141911
- Retirement Village Manager - 141912
- Accommodation and Hospitality Managers nec - 141999
卒業後にこのコースを活かしたお仕事内容は
- 飲み物や食事を売ったり、提供する
- 食事の注文を受ける。
- ホテルでの受付や案内、カバン持ち
- 旅行やタクシー、レストランの予約や手配
などがあげられます。
第5位|Food
いわゆる食べ物を取り扱う職業です。この職業も卒業までの難易度が低くビザへの道もあるために人気です。ただホスピタリティと同じように大都市圏でビザを狙うのは難しく人口の少ない地方エリア中心にスポンサー探しをします。
このコースから目指せる職業は
- Baking Factory Worker - 831111
- Brewery Worker - 831112
- Confectionery Maker - 831113
- Dairy Products Maker - 831114
- Fruit and Vegetable Factory Worker - 831115
- Grain Mill Worker - 831116
- Sugar Mill Worker - 831117
- Winery Cellar Hand - 831118
- Food and Drink Factory Workers nec - 831199
卒業後にこのコースを活かしたお仕事内容は
- 料理の下ごしらえなどの準備。
- サンドイッチやハンバーガー、フィッシュなどのファーストフードでの下準備
- キッチンやカウンター、テーブルのクリーン
- ジュースの作成
などいわゆるレストランやファーストフードで調理に係る仕事をします。
第6位|Personal Services
この仕事は人の面倒(ケア)を見ることが大好きな人に向いています。老人のケア、チャイルドケア、看護士など人の健康や発育をサポートする事を学びます。
この業界はオーストラリア全土で需要があり、大都市でもビザを狙うことができます。
このコースから目指せる職業は
- Aged or Disabled Carer - 423111
- Dental Assistant423311 Hospital Orderly - 423211
- Nursing Support Worker - 423312
- Personal Care Assistant - 423313
- Therapy Aide - 423314
- Child or Youth Residential Care Assistant - 423411
- Hostel Parent - 423412
- Refuge Worker - 423413
卒業後にこのコースを活かしたお仕事内容は
- 障害者や老人に対するアシスタントやサポート
- セラピーに関わるケアの提供
- 歯科衛生士
- 病院やクリニックでのアシスタンス
- チャイルドケア
- 難民の面倒を見る
などがあげられます。
移住についてのアドバイス
ホスピタリティ・Food・Personal Serviceはこの3年間で6割も需要が伸びました。移民政策によるオーストラリアの人口が爆発的に増えている事が理由です。
移住がしやすい職業を考えていくと、専門知識が必要になるコースを選ぶことがベストですが人によってはハードルが高いかもしれません。
またビザの申請に強い職業がありその職業も人気ですが同じように専門知識が求められます。
次のページ > 移住の為にあえて難しいビザを選ぶ理由。一番取りやすいビザを目指す方に
将来性のあるコース
もしカンタンに卒業できるコースで移住への可能性が一番あるコースはどれか?とこの中から選ぶとPersonal Serviceをオススメします。
オーストラリアは日本と変わらないくらい長寿の国で、長い目で見ると老人への介護が必要になってきます。業界的にもこのケア部門の需要が増えており大都市・中小都市・そして人口の少ない年でビザが狙えるからです。
また卒業後のことも考えるとなるべく仕事が見つかりやすい州で学ぶことも考えると良いでしょう。
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オーストラリアに移住したいと思う人に幸運を。
今回の記事はy-axis,bansalimmigration,studiesinaustraliaさんを参考にしました。