もしビザを持っている時に別のビザを申請したらどうなるのか。現在のビザはキャンセル?それもと2つが重複?知っていないと思わぬトラブルにあうことも。
今回はビザ申請中やビザの発行後に新しいビザを申請できるのか?できるのなら、前に申請したビザはどうなるのか?について書いていきます。
それでは今日も移住の授業を始めましょう!
ビザのおさらい
ビザが発行されるには以下の流れを通ります。
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ビザ申請
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審査期間
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ビザの発行
ビザが発行された時点ではまだ、「未使用」の状態です。つまり商品でいう「返品」が可能です。オーストラリアに入国した時点で初めてビザを使用します。*
* 例)ワーホリビザはビザが発行されてから1年の使用期限があります。オーストラリアに入国してからワーホリビザを使うため12カ月の滞在ができます。
では、審査期間中やビザの発行後に別のビザを申請することも可能です。ではもしビザ申請をした後に別のビザを申請したい場合はどうなるのでしょうか?
ビザは1つだけ持てる
原則的に一人一つのビザしか持てません。したがって「後に発行されたビザ」だけを持ちます。
この場合は実際にはビザを使っていませんが、使用済みとして前のビザが使えなくなります。後で説明しますが、ビザをキャンセルすることでこれは回避できます。
例外!重複できるビザもある
一部のビザは重複して持てます。とてもレアな状況ですが、オーストラリアに入国したときに2つ以上のビザを持っている可能性があります。
- ワーキングホリデービザ (S417)
- 短期訪問ビザ (ETA)
- a Special Purpose visa (SPV)
- a Crew Travel Authority (CTA)
- a Maritime Crew visa (MCV)
では、ビザを使わずに持ち続けながらオーストラリアに入国した場合はどうなるのでしょうか?
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ビザが重複した場合のトラブル
2つ以上のビザを同時に持っている場合にオーストラリアに入国すると、より多くの事ができるビザが優先して使われます。
この判断は移民局の方か移民局のビザ発行しシステムが自動で判断して処理します。その処理にはどちらのビザが「働けるか」「留学できるか」「有効期限が長いか」を目安に判断するようです。
最たる例がワーキングホリデービザと訪問ビザを持っている場合です。ワーキングホリデービザは滞在期間が上で一覧にしたビザの中で一番長く、働くこともできるためその中のビザでは優先的に使われます。
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つまり、ワーキングホリデービザと別のビザを持っている状態でオーストラリアに入国すると、ワーキングホリデービザが使われます。
では、ワーキングホリデービザで入国したくない場合に方法はあるのか?あるんですね。
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ビザを使っていない事にするキャンセル
例えば、ワーキングホリデービザと訪問ビザ(ETA)の両方を持っている場合、ビザをキャンセルすることで将来に再申請できます。*
申請中のビザをキャンセルする場合とビザが発行されてからキャンセルする方法の2種類があります。
ビザをキャンセルすることで、申請していない事になるので将来また同じビザを申請できます。
* ワーキングホリデー・ビザを使った場合、2度と同じビザを申請できないので注意
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移住についてのアドバイス
人生を賭けた移住計画もちょっとした事で思ってもみないビザが使われ、その後の移住プランに悪影響がでてはたまりません。ビザを2つ持っているかも知れないと思ったら移民局や大使館に確認をしてからビザをキャンセルする事をおススメします。
また、在日本オーストラリア大使館に連絡してみるのも一つの手です。
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オーストラリアに移住したいと思う人に幸運を。