英語力はオーストラリアの日常生活でどれくらい伸びる?【IELTS 5.5くらい】

オーストラリアで普通に生活しているだけでもそれなりに英語力は上がります。

海外で生活している年数にもよりますが1年〜2年位の日常生活だとTOEICの600点ほどまで上がるみたいです。

実際、ボクは1年弱でそのレベルまで到達しましたし、友達も2年弱のワーキングホリデーで580点まで上がりました。

そこで今回はボクの生活スタイルを紹介することでワーホリでどの程度まで英語力が上がるのかについて書いていきます。

日本→渡豪、1年後の英語力

ボクはまったくの無勉強で日本のIELTSを受けた1年後にオーストラリアでIELTSを受けました。

その時の日本で受けたIELTSの結果と、オーストラリアで受けた1年後の試験結果。そしてそのさらに1年後に受けたIETLSのスコアを紹介すると、IELTSは5.5程度までなら比較的すぐに上がると言えます。

ボクは4ヶ月間の語学学校に通っていたのでそれも勘定すると完璧に日常生活だけとは言えませんが、たとえ語学学校にいかなくても同じ結果だと思います。

実際、語学学校が終わってからの自習のほうが効果があったんじゃないかと。

このあたりは先生の当たり外れがあるので一概に言えませんが、とりあえずオーストラリア1年の生活のうち4ヶ月程度は語学学校に通っていました。

受けたテスト

オーストラリアで有名な英語テストはIELTSやPTEです。テストのスコア表現はIELTSの方が馴染み深いので、便宜上そうさせていただきます。ちなみに、PTEの場合は50がIELTS6と同じスコア換算になります。

渡豪前の英語力

それでは実際のスコアを見ていきましょう。まず初めにボクがオーストラリアに移住する1年前に受けたIELTSのスコアです。

スコアはこのとおりです。

  • Listening: 4.5
  • Reading: 3.5
  • Writing: 4.0
  • Speaking: 3.5

では1年後のスコアを見てみましょう!

渡豪後の英語力が飛躍的に!

どうですか?オーストラリアで9ヶ月間働きながら住むと、勉強をしなくてもここまで普通に上がります。

つまりIELTS 5.5までは何も勉強していなくても、普段の生活だけで到達できるということ。

ただし、普段の生活だけで上がる英語力もここまでという感じはしました。実際ボクはIELTS6を取りましたが、スコア5.5と6は大きな壁があります。

というのもIELTS6を取るのに半年間に渡って毎日平日は4時間、休日は12時間程度、英語試験勉強をしてやっと取れた思い出があるからなんですね。

そのときに感じたのは日常生活でほとんど使わないような単語を知らなければIELTS6をパスできなかったこと。

特にライティングとリーディング、リスニングの難易度は高く、IELTSのジェネラルを受けても同じです。

スピーキングだけは勉強をしなくても普段の生活で使う会話だけでIELTS6に達することはできると思います。実際ボクはオーストラリアで2年程度過ごしただけでパスできました。

関連記事:簡単!独学4ヶ月でIELTSのスコア0.5〜1ポイント上がる勉強法!PTEにも!

学生時代の努力が立ち上がりのスピードを変える

高校・大学でどれだけ真剣に英語と向き合っていたのかによって日常生活で伸びる英語力は変わってきます。

重ねて言いますが、普通にオーストラリアで生活しているだけでIELTS6を取るには、学生時代に蓄えた英語力がそれなりにないとムリ。

日常会話で使う英語のボキャブラリーや言い回しはある程度限定されているので、英語試験をパスできるには不十分なんですね。

もちろん10年、20年とか住んでいるとめったに使わない単語や言い回しに触れる機会は増えるのでパスできるのかも知れませんが永住権やビザを狙うとなるとそんなにも待っていられません。

数年の勝負になるので学生時代のバックグラウンドが大事になってきます。またはオーストラリアに来るまでにどれだけ準備ができたのか

このあたりを意識した生活を日本でできるかどうかでオーストラリアに着いてからの伸びは変わってきます。

日常生活での限界を感じる

普通に生活していて上がる英語力には限界があると言いましたが、ある程度までは比較的直ぐに到達します。

オーストラリアに来る少し前と、着いてから1年後のIELTSのスコアは各コンポーネントで5に到達し、Overallは5.5まで上がっていました。

ただ、それから1年後に永住権申請の関係で英語テストを受けてみたのですが、まったく変わってなかったんですね。

日常生活で5.5まで自然に上がったのにその後の1年ではまったくスコアが変わらない。

つまり、日常生活で使う英語は初めの1年でだいたい学べたのでそれ以降の1年間は何も(日常の英会話から)得るものがなかったということです。

日常生活で学べる英語力の限界を超える

これはもう、覚悟を決めて英語を勉強するしかありません。

一般的にIELTSのスコアを1つ上げるのに必要な勉強時間は360時間だと言われています。

英語力が話せない人ほど、日常会話から学べる事が多いわけですが、それなりに話せるようになると日常会話で使う英会話から学べることが少なくなる。

時間がない人やこれからビザを目指す人でどの程度、英語勉強に力を入れるべきなのか知りたい人に言えることは、英語環境を作って英語に触れる機会を強制的に増やすこと

パソコンやスマホの言語設定を英語にしたり日本人との接触を一切なくしたりするのはもちろんのこと、ちょっとしたスキマ時間にはBBCなどの英語ニュースを読んだりポッドキャストでニュースを聞いたりとにかく英語だけに触れる環境を作ることですね。

それでも日常生活でもIELTS5.5に到達できるのは至難の業でしょう。

無理なく日常会話中心で英語力を高めていくためには上のやり方に加えて人は1日1時間半くらいの勉強をコンスタントに続けていくのがベストでしょうね。

関連記事:オーストラリアの永住権を取るために英語勉強していた方法

いかがでしたでしょうか。

日常生活だけで英語力を上げるのは簡単ですが、ある程度限界があるということが分かったと思います。

この記事を見ている人はオーストラリアなど英語圏に住むだけでどの程度英語力が上がるのか気になっている人やこれから英語試験を受けようと考えている人だと思います。

そんな人に少しでも参考になれれば幸いです。

オーストラリアに移住したい人に幸運を。

ありがとうございました。

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