今やオーストラリアの移住に欠かせなくなった英語力の証明。ほとんどのビザの申請に英語スコアを提出しなければなりません。オーストラリア移民局で受け付けてくれる英語テストをIELTSだけにしていましたが、2014年からOET, TOEFL iBT, PTE, CAEが加わり5種類になりました。
今回は移住に欠かせないビザ申請で受け付けてくれる英語力テストをまとめました。またそれぞれのスコアを別のテストに換算できるように表も作ってみました。
それでは行ってみましょう!
- 英語力の証明と5つのレベル
- ビザの目的ごとにある5つのレベル - 移民局に提出できる英語テストの種類
- 英語スコアの対応表
- IELTSのスコアを一つ上げるのに必要な勉強量
- ビザ毎に必要になる英語証明
- 移住についてのアドバイス
英語力の証明と5つのレベル
オーストラリアに移住してから基本的な生活に困らないようにビザ申請条件に英語力の証明を求めています。
ビザの種類によって必要とされている英語力はバラバラで一概に技術系ビザであるほど英語のスコアを高く求められます。
ビザの目的ごとにある5つのレベル
上に挙げているのは移民局が設定した英語力のハードルです。上から下にいくほど難しくなります。
ちなみに永住権の申請はCompetent Englishが最低ラインとなります。(IETLS 6)
移民局に提出できる英語テストの種類
オーストラリア移民局では以下の英語テストの結果を受け付けてくれます。*
* 2019年6月
- International English Language Testing System (IELTS)
- Occupational English Test (OET)
- Test of English as a Foreign Language internet-Based Test (TOEFL iBT)
- Pearson Test of English (PTE) Academic
- Cambridge English: Advanced (CAE) test (also known as Certificate in Advanced English).
上に紹介している英語テストを受けたことがない人でもTOEICを受けたことがある人が簡単にIELTSのスコアがわかるようにTOEICからIELTSのスコア換算の記事があります。
ボクの知り合いのスコアと比較してみてそれなりに信頼できることがわかっているので、オーストラリア移住を考えている人には参考になると思います。
英語スコアの対応表
英語試験はIELTSを受ける人が多いので移民局のページではIELTSを基準にして対応表をまとめています。
IELTS, PTE, TOEFL, CAE, OETの点数変換が出来る表 |
IELTSのスコアを一つ上げるのに必要な勉強量
おおよそ360時間で到達することが出来ます。(*)。 この時間はフルタイムの学校を言った場合で独学の場合は更に長くなるかも知れません。
* TOEICのスコア200〜399をお持ちの方
長期間の勉強が必要になるので早めの対処が必要です。とは言えスコアを上げるのに学校に行く必要はありません。自分に合う勉強方法が見つけられれば簡単に点数を上げることが出来ます。
また、英語レベルの表し方にCEFRと呼ばれるものがあります。これは英語力のレベルによってA1, A2, B1, B2, C1, C2の6段階に分けられています。
上の図はその6つのレベルとIELTSの変換表です。右側にあるレベルを一つ上げるのに必要な勉強量が360時間となります。
この360時間のルールは当たっていると思います。僕が独学でIELTS5から6まで上げるのにかけた時間が大体その時間だったからです。
独学でも勉強方法さえ間違わなければ4ヶ月程度でIELTSのスコア1上げることが出来ます。
ビザ毎に必要になる英語証明
ビジネスビザの申請にはIELTS5が必要になります。永住権の場合はIELTS6以上が必要です。
移住についてのアドバイス
ビザの申請に使える英語テストは5から選ぶことが出来るので、自分にあった英語テストを探すことが重要です。
IELTSのスコアを1上げるのに必要な勉強量は360時間なので早めの英語対策が必要になってきます。
英語力を上げるのに語学学校は必要ありません。独学でも短期間でスコアを上げる勉強方法さえ見つけられれば時間を効率的に使えオーストラリア移住への道ももっと近くなるでしょう!