2019年にオーストラリアで需要がある職業が発表されました。日本でその職業経験がある人は今年がベストな移住の年になりそうです。
今年いっぱい移住すしやすい仕事がHaysからまとめられました。人材派遣会社から出されたレポートなのでなかなか信頼できる内容です。
移住の面では仕事が見つかりやすいということは、ビザのスポンサーの可能性が高まると考えることが出来ます。オーストラリア移住の準備を進めている人は今年の移住も考えて行動する方が良いと思います。
レポートの中で需要がある職業が何かと言うと、主に自動化が難しい職種、「教育」、「ファイナンス」、「溶接や整備」など経験ベースとなる仕事で、習得に時間がかかる職業だと言えます。
この辺りの職業を見ていくと、オーストラリア国内での景気が良くならない中でも人口が増加傾向なので教育者や金融、整備など、生活とは切り離せない職業が需要増になっていると思います。
具体的にどれほど需要があるのかはまだ発表されていませんが、オーストラリア国内で補えない分は海外からの移民希望者で埋められると思われます。
数年先まで見越した職種の展望ではネットを使った問題解決能力、ExcelやWordなどオフィス系ソフトがそれなりに扱える労働者は2021年までに2倍の需要があるとの事。
需要がある職業
別の発表ではさらにもう一歩踏み込んで、具体的な職業の名前まで公開されていましたのでここにも載せました。
これから紹介する職業はビザの申請に必要な職業リストに載る可能性が高いとみていいでしょう。そのリストの中でもShort-Term Skilled Occupation List (STSOL)にアップされる可能性は大です。
教育関係
幼児の教育や技術系の教師に需要があります。
ヘルスケア
こちらも小さい子供(児童)や高齢者のケアをする職業が需要あります。心理学者や看護師も足りていないようですね。
カスタマーサポート
デジタル系のカスタマーサポートの経験を持つ人。この分野ではマネージャーにも需要があります。
会計業務
ビジネスパートナーの資金を調達することに関わる職務や倒産の対応をする職務で人手が足りません。
情報技術
データベースやビックデータ、データアナリストなど、大量の情報を取り扱う職業の人。
マーケティングとデジタル
デジタルコンテンツを取り扱うマネージャ。
オフィスサポート
パーソナルアシスタントが出来る人。オフィスの管理者。
設計者
都市開発やインテリアの設計をしている職務の人です。
銀行業務
クレジットの審査に携わる職務の人。または投資などでリスク判断が出来る専門家。
建設業務
土木工事のエンジニアやプロジェクトマネージャ。見積もりが出来る人や現場の管理監督の経験を持つ人。
エネルギー関係
風力発電または太陽光発電建設プロジェクトの管理経験のあるプロジェクトマネージャ。
エンジニアリング
土木技師および民間用の製図者。
設備管理
設備の技術面を管理した経験を持つ人。
人材リソース
派遣業務での人の割り当てや企業に適切な人材を提供する事ができる人
小売店
店長レベルの役職の経験をもつ人
営業職
事業開発マネージャ。セールスマネージャーアカウントマネージャ等の経験を持つ人。
保険
保険リスクとコンプライアンスのスペシャリスト。10年以上の経験を持つ生命保険のアセスメント。
法務
建設および財産の弁護士。商業訴訟商業契約のある弁護士
建設および不動産弁護士
建設および財産の弁護士が需要にあります。
ライフサイエンス
臨床研究仲間。クラスIII機器および新薬登録を有する規制当局の専門家。
物流
輸送コーディネーターとマネージャー。貨物運送業者
製造と運営
フィールドサービス技術者。品質保証管理者およびコーディネーターエンジニアリング管理者、メンテナンス管理者。
石油とガス
ボイラー製作者、溶接工、および整備工を含む保守専門家。探査地質学者、掘削機およびリグクルー。
方針と戦略
プロジェクトマネージャ。政府の仕組みを理解している政策担当官および上級政策担当者。アナリストの報告
調達
カテゴリー管理者戦略を重視した上級調達マネージャエンドツーエンドの調達スペシャリスト。
プロジェクトと事業の変化
プロジェクトマネージャテクニカルビジネスアナリストプロジェクトコーディネーター。
プロパティ:フィット感のある経験を持つクライアントサイドプロジェクトマネージャ。商業および工業開発およびプロジェクト管理者経験豊富なセンターおよび小売管理者。
資源と鉱業
探査地質学者とフィールドアシスタント。フィッター、ボイラーメーカー、電気技師などのメンテナンス専門家。マイニングエンジニア
取引と労働
商業および民間プロジェクトの型枠大工。大規模な商業用、住宅用およびインフラストラクチャープロジェクト用のコンクリート製造業者。高度なリガー
IT系は常に需要がある
さらにIT系の給料は前年度に比べて比較的上がりやすくなると大手人材会社など複数の会社からレポートが上がっています。
特に下のリストで働く人たちは人不足なので就職が比較的簡単になります。
- クラウドコンピューティング
- 人工知能
- ビックデータ
- サイバーセキュリティ
- バーチャルリアリティー
クラウドサービスは僕たちが知らないところで多用されています。身近なところでは、スマホについているアプリ、メール、バックアップは裏でクラウドの力を使っていますね。人工知能は比較的ナウな市場なので人が圧倒的に少ないです。ビックデーターは顧客満足度を上げる為に使われます。セキュリティ問題は日本でも話題になっていますね。バーチャルリアリティーも一昔前より話題性が増えました。
移住についてのアドバス
今紹介したこの5つの仕事にかかわる人達は、オーストラリア国内で供給不足になっている分野です。おそらくオーストラリアでビジネスビザを考えている人たちにとってはスポンサーが見つけやすい1年になるのではと考えることが出来ますね。
景気後退中だと言われるオーストラリアの中にも人材不足の業界は必ずあります。
このチャンスをしっかり見極めて行動できるのがオーストラリアに移住できる秘訣なのかもしれません。