こんにちは、うめ太郎です。
もし今お持ちのビザの条件に「No Further Stay」コンディションがある場合、ビザの延長はできません。必ず出国が必要です。
1回目のビザではこの条件は付きませんが、観光や訪問、学生ビザで何度も延長を繰り返している場合、移住目的での入国だと疑われてるかもしれません。
そうなると、ビザの発行時にNo Further Stayコンディションが付け加えられます。
今回は、このNo Further Stayコンディションについて、自分のビザは大丈夫か確認する方法について書いていきます。
No Further Stayコンディションとは
No Further Stayコンディションとは、オーストラリア国内にこれ以上滞在させなくするルールで、観光・訪問・学生ビザ・ワーキングホリデービザに適用される可能性があります。
そもそもビザには全員が守るべきルールが決められています。それに加えて個々で守らなければならないその人個人に対してのルールはコンディションと呼ばれています。
コンディションはNo Further Stay以外にもたくさんありますが、この記事では深く関わっている「 8503、8534と8535.」について書いていきます。
したがって、もしかするとあなたのビザにもNo Further Stayコンディションが付いているかも知れないので一度は確認したほうがいいですね。
絶対に延長できないビザ
訪問ビザ(S600)、3回目のワーキングホリデービザをお持ちの方は基本的にオーストラリアにそれ以上住めません。
No Futher Stayコンディション、8503が必ずそのビザに付きます。
ただ、プロテクションビザと言って人道支援的な側面があるビザは申請できます。
また、外務省や国防省に留学するケースでは必ず出国が必要なNo Further Stayコンディション、8535がつけられます。
これもプロテクションビザの申請は可能です。
学生ビザの延長はその時々
学生ビザの方は申請時の状況によってNo Further Stayコンディションが付くかどうか決められます。
これ、ビザの審査官(ケースオフィサー)の裁量で決められるのですが、基準はビザの延長回数だとい言う話もあります。
学生ビザはGTEが導入された理由の通り、移住目的で申請するものではありません。したがって、内容の伴わない語学学校への留学を繰り返ししているとNo Further Stayコンディション、8534がつけられます。
ただし、卒業ビザの申請は可能です。また永住権や短期の就労ビザスポンサーが見つかれば申請は可能なので、まだ滞在し続ける道はあります。
出国すればビザの申請は可能
No Further Stayはそのビザにだけ適用されているルールです。
ビザが延長できずにオーストラリアを出国した後は、また別のビザを申請することができます。
訪問ビザでも、学生ビザでも申請条件を満たしているものであれば何でもです。
学生ビザを再申請する場合は注意が必要。ケースオフィサーが何らかの理由でNo Further Stayコンディションをつけているので移住目的だと勘違いされているかも知れません。
そういう場合は、例えビザを再申請しても拒否されるケースがあります。
また、出国から再入国までの間隔が短い場合も移民局は不法滞在の可能性を疑うかも知れません。
No Further Stayがビザにあるか確認
ご自身のビザにNo Further Stayがあるかどう簡単に確認できます。
VEVOを使えば自分の滞在条件を細かく知ることが可能。しかもオンラインから確認できるので24時間営業です。
No Further Stayを無力化できる
いくつかの条件を満たせば、オーストラリア滞在中に新しいビザを申請できます。
それを可能にするのがNo Further Stay Waiver。
「Form 1447 'No Further Stay' waiver request」に必要事項を書いて申請すればOKです。
移民局のページには更に詳しい情報があります。(英文)
ビザの滞在期限を過ぎてしまうとWaiverをしても出国が必要な点は気をつけてくださいね。ブリッジングビザは発行されないので注意が必要です。
との時々によって変わってきますが、No Further Stayの削除申請は最大で28日かかるそうなので、それを見越してWaiver申請をしてください。
まとめ
オーストラリア滞在期間中に別のビザ申請を不可能にするのがNo Further Stayコンディション。
ボクは違法労働や本来のビザと違う使い方を防止するために設けられているルールだと思います。
たとえコンディションがつけられていても出国してまた別のビザを申請すればパスする可能性があるので落ち込まないでください。
ただ、自分の滞在条件は必ず一度は確認しておくことをオススメします。
ありがとうございました。