エージェントから逆に契約を断られるケースもある。
こんにちは、うめ太郎です!
永住権の申請に必要な英語テストパスし、エージェントと仮契約、そしてトラブルと続いた大波乱がやっと収束したと思いきや・・
今度は移民書士の方から逆に契約を断られるというありえない事態になりました。
移民エージェントは強気
嫌ならキャンセルしてくる
例の移民書士(移民エージェント)と打ち合わせし、とりあえず一段落したのでその内容をメールで送りました。
というのは、後でそういうのは聞いていないと言われそうな風潮ある国だからです。
次の日には、念押しで「ノミネーションを進めてくれてありがとう」とメールも送ったのですがそのメールの返事がこない。
まぁ、このエージェントはそういう仕事なんですよ。ある程度、待たせておいて問題ないと思われると返事が遅い。
こっちは人生が掛かっている。だからこそメールや電話で催促するわけですが、メール返信が遅いのでやたらとストレスな日々を過ごすことになるわけです。
数日開けてやっとメールの返信が来たと思いきや、会社と一度話があるとのこと。
来週月曜に御社の社長と話してからまた連絡する
結果は週明けに持ち越しです。
全部ひっくり返された月曜日
何か変だなと思っていましたが、月曜になり「さぁノミネーションが始まるぞぉ!」とウキウキしながら清々しい気持ちで仕事をしていました。
朝一番に、移民エージェントに感謝のメールと共に、「何か必要な書類を私が集められるものがあれば言ってくれ」とメールしました。
お昼過ぎに、移民エージェントから来たメールの内容は。
社長と話したが、私はあなたの永住ビザ申請を行わない事に決めた
先日の打ち合わせは一体何だったのか・・・。
とマジで叫びたくなる気持ちを抑えて、とりあえずトイレに直行。便器に座りながら作戦を練りました。
自分を正当化するプロ=オージー
もともと移民エージェントを切ろうとしたのはボクからの話なのに、結果的には何故かボクが切られてる。
しかも、移民書士のスピードがあまりにも遅い事が怒りの直接の原因にも関わらず、彼がキャンセルする理由は
僕の英語力が不十分だからビザの申請をスムーズに行うことは難しい
舐めてんのか?
という気分です。
自分の問題を別の問題にすり替える技術というのはずば抜けて優れていますね。
これは移民エージェントだけに関わらず外国人に特有するパターン。
まぁ、何はともあれオーストラリアってある意味強い。こんな事は全く、予期していませんでした。
エージェント選びは慎重に
=時間が消えます
このエージェントに頼んでから3ヶ月がすでに費やされています。3ヶ月間もまったく進捗がないんですよ?
しかもゴネ出してからこの結末にたどり着いたのは3週間。
めちゃくちゃ時間を損しました。
ここでの学びはエージェント選びに失敗すると、貴重な時間が奪われることになる。そしてその分のお金もですね。
永住権が降りるまで保険の加入は必要ですから。
ただ、良かったこともありました。
移民代行書士を切り替えてもOK
最終的な作戦は前のエージェントにはノミネーションだけを依頼。永住権本番のビザ申請(雇用主指定の永住権 Subclass 186)は別のエージェントを使うことを予定していたんですね。
前のエージェントはこの切替についても本当は嫌だったらしく、嫌がらせに切ってきたわけだと思います。
お金だけで考えると、ノミネーションはそれほど旨味がありませんからね。
私がノミネーションをその移民エージェントにお願いしてもいいかなと思ったのは
- 打ち合わせの時に誠意を示してくた。
- 私の就労ビザ申請もお願いしているのでスムーズ
です。
ビザというのはすべてのプロセスを移民代行書士にお願いする必要はなく、特定の申請、または言ってしまえばドキュメントのチェックだけでもいいんです。
ただ、移民代行書士を変える場合は以前のエージェントからこれまでの申請書類をすべて頂いてください。
移民方にはエージェントに課すレギュレーションがあり、過去に対応した書類は一定期間保持して置かなければなりません。
また、私がその書類を要求した場合、拒否してはならないんですね。
関連記事>>移民エージェントとトラブル中。しっかりしろ!
安い移民代行書士の質は悪い
そのエージェントには別の不安もありました。ビザ申請手数料が市場価格より1割ほど安かったんですね。
通常ノミネーションから雇用主指定の永住権ビザに対する申請代行手数料は5,000ドル以上が相場です。大体は5,000ドルから5,500ドルの間ですがその移民エージェントの手数料は4,500ドルでした。
オーストラリアは値段とサービスの質が密接に関係している関係でこの安い値段は少々考えものです。
日本の場合は、安くても高品質。または安くても最低限のサービス力は保っている感じですが、オーストラリアは値段と質はもろに直結していると思います。
ここでちょっと嫌な過去を思い返してみたいと思います。
2015年に、僕はあるエージェントにスキルアセスメントの申請代行をお願いしました。
関連記事>>スキルアセスメントが永住権に大事な理由
そのエージェントは日本人の方で、申請の成功率を上げるためのアドバイスや書類の手直しもして頂ける、のに値段も他と比べて安く、良いエージェントと出会えたなと思っていました。
ただ、その「口約束」は何一つ守られず、私の書類は「ザルのようなチェック」でそのまま申請されました。
これなら移民代行書士を使わずに自分で申請したほうが値段も安いし良い。
関連記事>>移民エージェント選びに失敗した僕が教える3つの教訓
結果は、納得の行かないもので、オーストラリアの永住プランを変更せざるを得ませんでした。
私はその「口約束」に騙されたとは思っていません。
それに気づけなかった私に問題があると思っています。その原因を考えた時に、やっぱり安い値段だったと思いました。
そのエージェントとはわかれてから3年立ちますが、その間にオーストラリアの「風土」もわかるようになり、あの時の問題は「値段が安かった」事だと思っています。
その悪夢も合って、今回の移民エージェントには、不安がありました。
その移民エージェントは、私のメールの返事も無視するわ、スケジュール遅延は起こしまくる、などイライラばかりで、そんなエージェントにノミネーションをお願いしなくて良かったとも思えます。
しかし、会社と10年以上も関係があるエージェントだったので、今回の様になかなか問題が明るみに出るまでは、別のエージェントに使いたいと社長たちに言えず、今日まで来ていたので、今回の件はある意味よかったと思っています。
関連記事>>移民エージェントを見極める4つの方法
新しいエージェントはワンランク上
もともと雇用主指定の永住権ビザは別のエージェントにお願いしようと、思っていたので、今回の件でさっそくメールを入れました。
その会社とは2015年からお見知りおきで、当時から親切に納得いくまでアドバイスを頂いておりましたがご縁が無く、契約をしたことがありませんでした。
ただ、毎度ビザや申請の問題に成ると僕の中で一番に頭に出てくる移民エージェントでいつかはお願いしたいなと思っていました。
ビザ申請代行の手数料は相場より少し高かったのですが、逆にそれが安心感を与えてくれています。
ただ、調べてみてそれには理由があることも分かりました。
移民エージェントはMARAに登録されている人だけがビザの申請代行やアドバイスを行うことが出来ます。
そのMARAとは別の組織でオーストラリア移民協会(Migration institute of Australia)があり、これはMARAに登録されている人たちの中でもさらに一部の人だけが所属している団体です。
MIAについて詳細を調べているところですが、今わかっていることは、どうやら移民法の動向やビザの申請情報を会員同士で共有したりするコミュニティ的な側面を持っています。
移民局に載っていない様な情報もその団体の中ではセミナーを開催してシェアしている事もわかりました。
おそらくこのMIAのメンバーは(MARA登録されている)移民エージェント全体の中でも、「やる気のある人」や、「仕事好き」のワンランク上の移民エージェントだと思われます。
今回、そういう移民エージェントと知り合うことが出来てよかったと思いました。
その移民エージェント、今週末まで休暇なので、僕はまた来週まで待つことになりそうです。(笑)
オーストラリアに移住したいと思う全ての人に幸運を。