発行後のビザを取り消しすることで、ビザの重複を防いだりSuperannuationの受け取り早められます。
特にワーホリビザを申請した後に観光ビザに切り替えたいとお考えの方は必ずビザのキャンセルをしてください。というのは観光とワーホリビザの両方をもったまま入国すること
ができますが、入国時にはワーホリビザが使われるからです。*
* ワーキングホリデービザが申請できなくなる
別のビザを2回申請する場合に注意することも「別のビザを2回も申請したら?重複の問題と対応方法!」の記事でまとめていますので合わせてお読みください。
それでは行ってみましょう!
- キャンセルの流れ
- 申請はオーストラリア出国後にする - キャンセル用の申請書をダウンロードする
- Form1194に必要事項を記入する
- Part A の記入箇所
- Part Cの記入箇所
- Part Dの記入箇所 - キャンセル申請書の提出
- メールの場合は
- 手紙の場合は
- Faxの場合は - キャンセル処理の待ち時間
- ビザの払い戻しはナシ
- キャンセル後に別ビザ申請は問題ない
- 移住についてのアドバイス
キャンセルの流れ
大まかに理解できるように、まずは数行でポイントだけを羅列していきます。
- Form1194(申請書)をダウンロードする
- Form1194に必要事項を記入
- キャンセル申請の提出方法は「紙」と「オンライン」から出来る。
- Form1194をスキャンしてメールで送る。移民局に郵送することも出来る。
申請はオーストラリア出国後にする
ビザのキャンセル申請はオーストラリア国外からしか出来ません。
当たり前の事ですがオーストラリア国内からキャンセルが出来るようになると、不法滞在になる可能性があるからです。
さて、じっくりForm1194について解説していきます!
キャンセル用の申請書をダウンロードする
ビザをキャンセルする申請書はForm1194を使います。*
* AUSの滞在状況を証明する申請書も含まれています。この記事では触れない予定です。
申請書をダウンロードしてください。
Form1194の正式名称は「Request to cancel a Temporary Resident visa - Form1194」です。
このフォームは全てのビザに対応している共通のキャンセル申請書です。*
* 永住権が発行された場合はキャンセルが出来ません。
また、ビザに家族を含めている場合はビザのキャンセルをすると、家族の分もキャンセルする事になります。
Form1194に必要事項を記入する
申請書はビザのプライマリー保持者が申請する事になります。ビザに含まれている家族が申請書を移民局に提出しても受け付けてもらえません。
Form1194はA,B,C,Dの4つのパートに分かれています。ビザのキャンセルに関わる部分はA,B,Dの3つです。
これからダウンロードした申請書を使って記入をしていきます。
Part A の記入箇所
パートAは申請者の情報に関する項目です。ここでキャンセルが完了した時に受け取る方法やアドレスを記入します。
入力する部分を黄色で塗りつぶしました。
- 氏名
- パスポートに書かれている氏名
もし離婚された関係で氏名が変わっている場合は、「Reason for change」のMarriageにチェック入れてください。
- 別の名前が他にある場合
項目2と同じ内容です。
- 男性はMale、女性はFemale
- 誕生日
ウメ太郎は1983年の2月11日に生まれたので下のようになります。
- 生まれた国
- 国籍の国
- 出国したかどうか。出国した場合はYes
- 日本の住所
申請結果が送られてくる可能性があるので必ず受け取れる住所を書いてください。
- 日本の電話番号
- 結果をFaxやメールで受け取るか。受け取る場合はYes
- ビザのキャンセルなので「NO」と選択してCに移動
Part Cの記入箇所
パートCはキャンセルするビザの情報を記入します。
ビザが発行された後にキャンセルする場合は移民局から送られてきた「Visa Grant Letter」が参考になります。
申請中のビザを取り下げする場合はどのビザを申請したのかを記入します。
もし申請中のビザをキャンセルする場合は
- オーストラリアに入国した時のパスポート番号
- キャンセルするビザの情報
- 出国日
- ビザに含まれている家族の氏名、生年月日、現在のビザと情報を入力
自分だけで申請した場合はスキップします。
Part Dの記入箇所
パートDは申請書を作成した人について記入していきます。
記入する人は「キャンセルするビザのプライマリー保持者」か「移民エージェント」のどちらかになります。
ビザのホルダーが作成した場合は、項目23番が「No」になるので、そのまま項目27番に移動してください。
項目27番の「Myself」にチェックを入れれば申請書の記入は完了です。
キャンセル申請書の提出
ビザのキャンセル申請書の提出方法は「メール」「手紙」「Fax」の3種類が選べます。
全ての提出方法を順番に説明すると・・・
メールの場合は
宛先
super.hobart@border.gov.au
件名
Department of Immigration and Border Protection Superannuation Certification and Cancellation Team
本文
To Whom may its concerns
I would like to cancel visa application.
Please find the attached file for this purpose.
Kind Regards,
Ume
手紙の場合は
宛先
GPO Box 1496, HOBART TAS 7001
件名
Department of Immigration and Border Protection Superannuation Certification and Cancellation Team
本文:
To Whom may its concerns
I would like to cancel visa application.
Please find the attached file for this purpose.
Kind Regards,
Ume
Faxの場合は
宛先
+61 3 6281 9453
本文
To Whom may its concerns
I would like to cancel visa application.
Please find the attached file for this purpose.
Kind Regards,
Ume
キャンセル処理の待ち時間
21日前後です。
申請書を提出した後、移民局は内容を確認してメールまたは手紙で結果を通知してくれます。
ビザの払い戻しはナシ
申請費用は無料で出来ますが、キャンセルするビザの申請費用は戻ってきません。
具体的な例は、観光ビザをキャンセルすると、キャンセル費用はかからないが、観光ビザの申請費用は戻ってこないこといなります。
取り消しは慎重になってくださいね。
キャンセル後に別ビザ申請は問題ない
キャンセルをした後に、別のビザを申請した場合、審査に影響は無いとされていますが、同じビザの申請には影響が出ます。
外部リンク>>Visa cancellation. Need some advice.
これは、全てのビザの申請でこれまでビザのキャンセル履歴があるかどうかの質問に答えなければならず、理由も聞かれる事から、以前にキャンセルした理由が今回も起こる可能性があるかどうか念入りにチェックが入ると思われるからです。
では、どんな時に申請中や申請後のビザをキャンセルした方が良いのでしょうか。メリットがあります。
移住についてのアドバイス
オーストラリアで、観光ビザ>ワーホリ>セカンド、と上手にビザを使うことで最大3年間、滞在することが出来ます。*
この方法を知らずにワーキングホリデービザを取得した方でも、ビザのキャンセルは間に合います。
オーストラリアに移住したいと思う全ての人に幸運を。