西オーストラリア全域がRSMSの申請対象でしたが、パースが対象外のエリアになりました。だけどまだビザが狙える都市はあります。
パースは人口が少ない地域として州の全域が指定されており、永住権がとりやすいRSMSビザが申請できましたが、移民法改正で不可能になりますがまだ諦めてはいけません。
今回の記事はRSMSビザを申請できない地域とこれからビザを狙うならオススメできる都市を紹介します。
- ビザ対象外になった地域
- 西オーストラリア州でまだRSMSを狙える都市
- Peel|おすすめ度:★★★★★
- Bunbury|おすすめ度:★★★★☆
- Kimberley|おすすめ度:★★★★☆
- Pilbara|おすすめ度:★★★★☆
- Busselton|おすすめ度:★★★☆☆
- Geraldton|おすすめ度:★★★☆☆
- Albany|おすすめ度:★★★☆☆
- Kalgoorlie–Boulder|おすすめ度:★★☆☆☆
- Broome|おすすめ度:★☆☆☆☆ - オーストラリア移住へのアドバイス
ビザ対象外になった地域
RSMSが申請できる地域は移民局から郵便番号で公開されています。
移民局ページ: Postcodes of regional Australia for our Employer Sponsored Visa programs (subclass 186,187,482)
西オーストラリアは全ての都市(サバーブ)からRSMSを申請できましたが移民局のページを見に行くと州都パースとその周りにある地域から申請できないことが分かりました。
さっそく郵便番号を確認しながらどの地域にある会社で働く人たちが法改正の影響を受けるのか図にしてみたのが下のマップ。
RSMSの対象になるエリアは赤のラインの外側に会社の所在地がある企業です。
西オーストラリア州の人口はおよそ115万人です。そのうちパースには92万人が働いていますが、その人達のほとんどは赤のライン内側で生活をしています。またほとんどの企業も同じく。
ちなみにパース中心部から赤の境界線までの距離はおおよそ70km以上あります。
パースに住んでいる方は感覚で分かると思いますが、このラインの外にはまだ未開発の地域で住居もまばらでバスすらも通っていない地域があります。
そう考えるとパースでRSMSを狙うとなるとかなり田舎のエリアになりますね。
また、海辺近くの海岸線沿いは観光の魅力もありますが飲食業とホテルくらいしか会社はありません。
西オーストラリア州でまだRSMSを狙える都市
できるだけ人口の大きな都市に移住することがRSMSビザのスポンサー探しをする上で肝(きも)となってきます。
そこでRSMSが狙える人口の多い都市を調べてみました。どれくらい発展しているのか分かりやすいように東京ディズニーランドの入場者数と比較しています。
RSMSを今後も狙えそうな都市は
Peel|おすすめ度:★★★★★
パースのお隣の都市。Mandurahエリアに区分されているようですがPeelはRSMS申請対象です。
人口は88,000人。
土日のTDL入場者数と同じくらい。TDLは8万人から入場制限がかかるのでそれを超える人口です。
Bunbury|おすすめ度:★★★★☆
パースからおよそ200kmほど南にある都市がbunburyです。車で2時間程度かかる距離にあるBunburyはワインの産地として有名です。メインの産業は鉱山。
人口は74,363人。
こちらも土日のTDL入場者数と同じくらい。待ち時間は2時間半が普通です。
Kimberley|おすすめ度:★★★★☆
西オーストラリアのかなり上のエリアにある都市、Kimberley。人口は50,113人です。
この地域では農業でRSMSビザを狙いたいならこの地域はオススメ。
TDLの1日平均が5万人だそうです。
Pilbara|おすすめ度:★★★★☆
西オーストラリア州の上に位置しているPilbaraの人口は48,610。たくさんのアボちゃん(アボリジニ)が住んでいます。比率的にはアボちゃんが多数はだそう。
鉱山採掘が盛んに行われているので、RSMSビザでも力仕事に自信がある方にオススメできる地域です。
Busselton|おすすめ度:★★★☆☆
パースからおよそ220km南に下ったところにある都市がBusselton。人口は38,921人です。
観光業が盛んなのでホスピタリティやホテルなどでビザを狙いたいならBusseltonはオススメできます。
この人口からTDLの平日(月〜金)の来場者数になります。
Geraldton|おすすめ度:★★★☆☆
パースから北に420kmほど向かうとそこにあるのがGeraldton。人口は37,648人です。この地域も観光業が盛んに行われているのでレストランなどホスピタリティを中心とする会社 でRSMSビザが狙えるでしょう。
Albany|おすすめ度:★★★☆☆
パースから南に420kmほどの場所にあるのがAlbany。人口は34,205人です。観光業や漁業、林業や農業が盛んです。自然に関わる仕事でビザを狙いたい人はAlbanyをオススメします。
Kalgoorlie–Boulder|おすすめ度:★★☆☆☆
州都パースから内陸に600kmほどの距離にあるのがKalgoorlie–Boulder。人口は29,849人です。経済の中心は鉱山。
TDLの入場者数で比較すると、このあたりの人口から今日は空いているね。と思える規模。
Broome|おすすめ度:★☆☆☆☆
パースから北に2,200km進んだ場所にあるのがBroomeです。人口は14,445人。この都市は観光業と真珠産業が盛んです。
人口が1万5千人を割ると、TDL ではあまりなくガラガラレベルになります。
この地域でRSMSビザを狙うこともできるでしょうがハードルは高いでしょう。
オーストラリア移住へのアドバイス
ビザのスポンサーはどれだけ求人に応募できるかどうかで見つかる可能性が変わってきます。
そうすると、これから西オーストラリア州でRSMSビザを狙うなら人口が多いPeelやBunbaryがおすすめ。
ただ無理に移住を西オーストラリア州で目指さなくても南オーストラリアやDAMAsのある地方エリアでスポンサーを探すことも視野に入れたほうが良いでしょう。
南オーストラリア州は州全域がRSMSの申請対象地域になっていますし、Labour Agreement経由(DAMAs)での永住権はビザ申請がRSMSより取りやすくなっています。
西オーストラリア州に限らず人口の多い州に住むことで仕事が見つけやすい。そこからつながる永住権としてTSSビザやENSビザも目指せます。
それぞれのビザの種類や特徴を調べて自分にとって一番取りやすいビザや方法を探りましょう。