オーストラリアへこれからワーキングホリデー!無保険でも大丈夫なの?って思いますよね。
こんにちは、うめ太郎です!
私自身は無保険でワーホリライフを楽しみましたが、それを勧めるような事はしません。だって運任せってことですから。
ただ、この記事は「オーストラリア ワーホリ 保険」とかで検索した時に出てくる「保険は必要」記事ではないので、自分がなぜ無保険なのかとか、その考え、言いたいことを言いたい分、言わせてもらいます。
私が無保険を選んだのは確率的に
支払った保険に見合うリターンが期待できないと思ったからです。
つまり、保険に10万円を払います。その10万円の保険でカバーされる金額以上の出費になる病気や怪我、アクシデントに見舞われる可能性ってあまりないと思ったんですね。むしろ支払った分すら返ってこないと思う。
思ったと言うか、これはもうシンプルに考えてそうなっているハズなんですよ。そうでなければ保険屋さんは潰れている。ビジネスとして成り立たないハズだからです。
それに、保険に入ることが絶対に良い”神話”にも疑問を持っている。みんなが入ってるから自分もーなんて事はしたくない。
保険のコンセプトは
みんなで少しづつお金を出し合って、大きな病気や怪我をした人を助け合おうというわけです。
なので、ワーホリの保険に限らず、世界にあるどの保険でも「一人はみんなのために、みんなは一人のために」といった考えで保険があるだと考えています。
つまり、保険を契約した一部の人しか支払った金額以上のお金が戻ってこない仕組みになっている。
しかし・・!その保険料というのは保険会社の手数料が加味されているので、実際の保険料には、「保険に入っている人たち」と、「そういうサービスをしてくれる会社」を助ける為の金額が含まれている。
もちろん、中には利益を求めない保険もある。例えば、車の自賠責保険とかは政府が運営しているのであまり利益とかは追求していないと思われますし。
ただ、一般的に保険料は割高、損をする人が多い仕組みになっているとと思います。
保険料の中身は
保険の加入者が何か起きた時にカバーするお金だけではない。当然ですよね。上で話したように、会社が保険業を営んでいるわけですから、そこには社員を雇い、会社の場所を借りて、さらに株主に配当(リターン)も支払っている。
その会社側の経営コスト、営利企業が追求するべき「利益」が保険料に入っているわけです。
そこまでわかります?私達の保険料は保険会社のご飯になっているわけ。
無保険で良いでしょ
と考えたくありませんか?ただ、あくまでこれは確率論。ワーキングホリデー中に「おそらく」保険を使うことはない。という考えを支持して楽しむわけですね。
実際に保険を使った事がある人は
- スーツケースが壊れた
- 物が盗まれる
とか軽微なケースが多く、それなら保険料で支払った10万円で新しいスーツケースを買えば良いと思います。
また、窃盗というか、モノがよく盗まれることもありますが、大体は支払った保険料金で十分カバーできる。
保険に支払うお金を貯めればいい
無保険のメリットは保険に支払うはずだったお金をためておくことで、何かもしもの時に使えるし、何もなければ貯金になる事ですね。
例えば、1年で10万円の保険料を支払うとします。それを3年貯めれば30万円になる。
私は無保険でワーホリに来たと言いましたが、その後、就労ビザをとって引き続きオーストラリアに残ることが出来ました。ビザのルールとして、保険に加入する必要があり、この記事を書いている時期でおよそ5年が経過。
その分を貯金していたとすると、2週間でAUD$90ドルほど支払っていたので、
- AUD$90×26週×5年=AUD$11,700ドル
です。100万円くらいのお金を貯めることが出来たというわけですね。
そうすると、無保険で病院に行っても大体の医療費がカバーされますよね。
まぁ、そういうわけです。
私は今は永住権を取り、ワーホリから永住者に変わりましたが、今も無保険で、今後も保険に入るつもりはありませんね。
無保険はリスクを取ることに
なることも事実です。お金だけの事を考えると、保険に入るメリットは低いというのが実際の所です。
ただ、世の中というのはお金だけがいちばん大事なわけではない。少なくてもオレはそう思う。
- 安心してワーホリしたい
- 親を心配させたくない
というのは、当然の価値観だと思うし、そういう人にとっては単純に無保険でワーホリするのはちょっと違うのかな?と思もう。
特にワーキングホリデーで思いっきりオーストラリアを満喫する!といった特別な状況の中だと、ちょっと危険な場所にも行ってみたくなる。日本だと考えられないような何千キロの旅もたまたま飲み屋で意気投合して人と行っちゃうなんて話もよく聞く。
また、私の感覚的に、オーストラリアに長く住んでいる人ほど、ワーキングホリデーのイメージも良くない。体目当ても聞きますね。スグにヤラせてくれるとか。
つまり、日本より興味をそそる事が多い分、病気や怪我、アクシデントに合う可能性も高いんですよね。
無保険で高額な請求もあるえる
100万近くの思わぬ出費を支払って人生が変わったワーホリもいました。
知り合いでワーホリに来た人はわたしと同じ考えで保険に入っていませんでした。ワーホリ中に虫歯になったので治療すると抜く事になったんですね。
虫歯を抜くというのはオーストラリアではよくある。彼らは細かいことが苦手なんですよ。抜いたほうが早いし楽だし正確というわけです。
ただ、その歯医者はヤブ医者で、歯を抜いた数日後に大きく顔が腫れて呼吸が出来なくなり、そのまま緊急入院です。5日くらい入院した結果、100万の医療費が請求されました。
これは本当にあった話です。そういうケースに遭遇する可能性もある。いかに保険に入って特をする確率が低くても、なる時はなるから。新型コロナウィルスとかはまさにそうじゃないですか。可能性としては世界が国境封鎖する確率はあるけれどもまさかそれが起こるとは誰も思わない。
そういう無保険ということは、まさにその「if」がおきると保険に入っておけばよかった状況になります。
その方は、ワーホリから卒業ビザに切り替えるつもりでしたが、そのままオーストラリアから退場することになりました。本当に気の毒です。
親の気持ちも考えて
行動できるのも立派なオトナなのではという考えもある。
人それぞれどういう形で育てられたのかはわからないので、全員が大切に育てられた前提では書きにくいですが、一般的に親は子供を慈しみ大事に育ててきています。
親心としてはこれから大事に育ててきた子供が未知の世界(オーストラリア)に探検(ワーホリ)するような感覚で送り出すわけですから、めちゃくちゃ不安なんですよ。
それはもうお金の問題じゃない。親としては何か合った時に、保険に入っていない事が原因で病院に行くのが遅れたなんてことは避けたいに決まってる。
よね?
そういう視点から考えて、お金の損得で保険に入らないのは親不孝とまでは言いませんが、何か違うんじゃないかなと思います
もちろん、あなたの親と話し合って出た結論が保険に入らないという事であれば、それはそれで良いと思います。
オーストラリアでかかりやすい病気は
インフルエンザとか、後は帰国後にエイズが発覚した報告もあるので全く何も無いとも言い切れない。
また、直接オーストラリアで病気に掛からなくても、東南アジアなどの経由地を通して狂犬病やジカ熱になったりするケースはあるみたいです。
特に、2020年、2021年に猛威を奮った新型コロナウィルスへの感染も気になる所。この記事を書いている時点で、外務省の海外安全情報ではコロナウィルスの警告だらけです。
オーストラリアが入国の際にオススメしている予防接種などあるので保険に入らないのであれば予防接種だけは受けておくというのも手ですね。
余談ですが、入国時に提出する黄色の入国カードを提出の代わりにアプリによる予防接種の証明や入国に必須なワクチンを打ったのかどうかを管理する方法が進められています。ちょっとした病気がお金だけに関わらず、後々の滞在にまで影響するかもしれません。
私は、総合的に無保険でワーホリ生活をし、永住してからも保険に入らずにそこで支払う予定だった保険料を貯金しています。ただこのやり方はあくまでボクの考え。それにある程度、貯金があるから取れる方法かもしれません。
これからワーホリするのに保険に入るかどうか悩んでいる人は何が一番重要なのかを一度考えてみて、その上で保険に入らないという選択をするべきだと思います。
オーストラリアに移住したいと思う全ての人に幸運を。