こんにちは、うめ太郎(@o_sutoraria)です!
パースと田舎の永住権(RSMS)について情報をまとめます。
個々数年でパースの永住権絡みの法改正は何度かありかなり情報がバラバラになっているので、まとめるのが良いと思いました。
パースでRSMSの永住権を目指している人がこの記事を見てくださっていると思うので重要な事を先に話していくと、まずRSMSは2019年11月16日に廃止されました。
とは言え、パースから田舎用の永住権はまだ狙えます。
今回は、パースとRSMSについて分かりやすくまとめた内容をシェアしていきます。
パース+RSMSの最新情報
これまでの経緯
これまでのパースに関わる移民法改正をサクッと説明すると、まず2017年に西オーストラリア州で総選挙がありました。
その結果を受けて、与党になった労働党が掲げていた「パースを田舎から格上げ」する案が現実方向にむき出し、2017末以降はパースは田舎でなくなりました。
確か選挙があったのは3月の上旬で、選挙結果が来てから数日の2017年3月13日にパースでRSMS申請を受け付けなくなりました。
こちらの情報によると、申請はサスペンド (停止)したということで、一時的な処置でしたが。その後RSMSの申請受付が再開されましたが、2017年の暮にはパースがRSMSの対象から削除されたとともにRSMSの対象になったわけです。
パースは永住権が取りやすいという記事を過去に作りましたが、パースでRSMSが申請できなくなった事を受けてオーストラリア移住を目指す人達が南オーストラリアや東海岸に移動しました。
RSMSの最新情報
結論を先にいうと、パースからRSMSが申請できなくなりましたが、2019年にRSMS永住権自体が終了しました。
代わりにS191と呼ばれている別の地方向け永住権がリリース。
内容をまとめた形で話すと、今後田舎向けの永住権を取るにはテンポラリービザを必ず経由することになりました。
テンポラリービザというのは期限が設けられているビザで、
- 州政府スポンサー型
- 会社スポンサー型
- 家族スポンサー型
の3つに別れています。これらのビザを取得後に3年ほど地方で働くことでやっと永住権が取れる内容。
ただ、ハードルが上がったのかというとそうではなく、オーストラリア政府が言っているように、人口コントロールが目的の法改正。
今、大都市は人口が増え続け、色々と居心地の悪い都市になっています。ビジー都市と言いますが、日本でいうと東京のような都市。
人が多くて、車の渋滞がひどい。おまけに医療の診察も時間がかかるような都市です。それを改善しようと移民を地方都市に促す(足止め)するのが今回のRSMSの法改正なんですね。
RSMSの代わりになる永住権
RSMSに代わる永住権として会社に3年働いて申請できるENS永住権(雇用主指名永住権)がある。
このビザの申請条件はRCBと呼ばれる地方で不足している職業の証明書を除くと同じ内容になっています。他には申請を早くするプライオリティ・リクエストがENSにはありませんね。
もし、前出で説明したように、S191を取るにはテンポラリーを経由しないといけない!待てない!ということであればENSを申請することが可能です。
RSMSのまとめ
RSMSは2019年11月に廃止され、新しくS191ビザが始まりました。このビザは永住権の取得までに4年ほどかかるビザ。
2011年からオーストラリアの永住権について研究しているボクが感じている事は、少しづつオーストラリア移住が難しくなってきている、いや時間がかかるような仕組みになってきているところ。
時間がかかるということはそれだけオーストラリアで使うお金が増えるということなので経済的な貢献を移民にさらに求めるようになることは確実。
5年後、10年後のオーストラリアに移住ができるのは、どれだけオーストラリアに貢献してきたのか、その年数が問われる時代になるかもしれないと感じています。
そういう意味では移住成功のカギはこれまでどれだけ「準備」できたのかに掛かってくるでしょう。
オーストラリアに移住したいと思うすべての人に幸運を。
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