【オーストラリア】就労ビザを取得後に会社を辞める時の合法的なルール

こんにちは、うめ太郎(@o_sutoraria)です!

就労ビザを取った後に会社を辞める場合どうすればいい?ビザの影響は?

ボクが就労ビザを取った後に会社を辞める時はとても不安でした。ビザがキャンセルになるんではないか、帰国しなければならないのか、等。

会社を辞めただけだと、ビザは自動でキャンセルになります。ただ、執行猶予付き

今回は、ビザを取ってから会社を辞めた場合、どのように影響するのか、また辞める時に注意することは?についてスッキリしていきます。

退職後も就労ビザを維持するには

ビザを取ってもらった会社を辞めた後も引き続きビザを維持するには新しいスポンサーが必要です。

就労ビザはTSSビザとS457、トレーニングビザ、短期就労ビザなどいくつかありますが、それらのビザにはスポンサー(会社)ありきなので、別のスポンサーを見つける必要があるんですね。

つまり最大で4年間、働ける就労ビザですが、退職する場合は新しい会社を見つけて転職するしかありません。

そして、その企業はあなたに対してNominationプロセスをパスしなければいけないんですね。

会社を退職する=ビザの変化

ビザをサポートしてくれる会社の事です。就労ビザの仕組みを少し詳しく説明すると

  • 雇用する側=ノミネーション(雇用を指名)が必要
  • 働く側=ビザ申請が必要

が必要です。

離職するということは、「雇用する側」のノミネーションが破棄されるような形になり、働く側としてはビザの存在意義がなくなるようなもの。

したがって、今後も引き続きオーストラリアで就労ビザを維持するのであれば新しい雇用者を見つける必要があるんですね。

解雇された場合も同じ

では解雇された場合はどうでしょう?会社側都合なのでビザはそのまま維持されるのかというとそうではありません

前で説明したように仕事を失うことでビザの存在意義がなくなるため、新しい雇用主を見つけなければいずれはビザが自動でキャンセルされます。

離職してもすぐにビザは失効しない

ビザが失効するのは会社を辞めた日から換算して60日後。以前は90日だったのですが2018年に法改正があり、60日になりました。

この60日以内に、ノミネーション申請をしてくれる会社を見つけなければビザは自動でキャンセルされます。

そう考えると、会社を辞める時はノミネーション申請をした後のほうがいいのは確実。会社によってはノミネーション申請に数か月要する場合があるので一歩一歩確実に事を進めましょう。

ビザは再申請しない

仮に会社を辞めて新しい雇用主の元で働くことになったとした場合、その会社はノミネーション申請をしますが、すでに持っているあなたのビザに対しては何もしなくていいです。

新しく就労ビザを申請する必要もありませんし、雇用者の変更届など何かしらの通知を移民局に行う必要はありません。

就労ビザをギリギリまで使う方法

就労ビザの期限いっぱいまでオーストラリアに滞在するには

  • 会社を辞めない(離職しない)
  • 転職→ノミネーション申請をパス
  • 永住権を申請する

の3つの方法が考えられますね。

もう一度言いますが、会社を辞める場合は60日以内に新しい会社でノミネーション申請をしなければなりませんよ!

より詳しい情報は、S457ビザのページ、TSSビザのページから確認できます。

いかがでしたでしょうか。今回は、就労ビザを取った後に会社を辞める場合の注意点やビザへの影響について書いていきました。

この記事が、これからオーストラリア移住を狙う人に参考になれば幸いです。

ありがとうございました。

次のページ:会社がビザのスポンサーになるためのコストと壁

ADVERTISEMENT