こんにちは、うめ太郎(@o_sutoraria)です!
これまで日本で磨いてきた社畜力をオーストラリアで発揮した場合、どうなるのか?
気になりません?
結果は、リアル奴隷になります。
特にビザの絡みになってくると雇用主も容赦ありません。
もちろんボク個人の体験をベースにしているので絶対!というわけではありませんがこれからオーストラリアでビザ狙いの就活する人にとっては一度は読んでおいた方がいいと思います。
今回はオーストラリアで社畜すると本当に奴隷になる話について書いていきます。
そもそも社畜とは?
社畜の社会的地位はとっても低いですが、個人的にはそれほど悪いと思っていません。
ボクは
- 社畜力=根性ある
とも言えますし、総じて
- 社畜力=人間力
だと考えているからです。
ただ、一般的にはブラック企業で働く「社員=社畜」になっていますよね~。
そういう意味だとオーストラリアでも社畜という考えはありますが、この記事では社畜を美徳ととらえているボクが就活で活用した話を中心に書いていきます。
社畜が出てくる理由
社畜というワードが出てくる理由を考察すると、会社の経営陣が自分たちと株主の利益のことしか考えない仕組みが根っこの部分ではないでしょうか。
お金の力(資本主義)というのはそういうデメリットが常に付きまとうと思いますが、働く社員は利益の為のリソース(道具)になっている。
または、
大変な中でも社員を思いやる気持ちが末端社員に伝わっていない
いわゆる情のない扱われ方をされる社会で社畜力という表現が出てくるのだと思っています。
逆に社員を資産だと考える会社では社畜なんて言葉はないんでしょうね。
人間力を逆手に利用するオージー
人間力というのは「どんな仕事も最高の笑顔と最大の自己犠牲で対応できる能力。そしてその高さ」だと思います。
仕事人としてのクオリティが高いというわけですね。
ただ、ことオーストラリアで社畜力を使った結果、ただの奴隷になり下がりました。
オージーというか、海外共通だと思いますが、人情という考えがあまり根づいていないところだと、人の良さ(人間力)を使い勝手のいいコマ扱いにされてしまうのです。
とにかく働かせてくる
従業員、全員が夜遅くまで働いている日本はみんなで頑張っている感じですよね。オーストラリアで社畜すると、自分だけ働くことになります。
オーストラリア1社目の会社では、毎日夜の11時頃まで「あれこれ理由をつけて」働くように要求してきました。
しかもそれがエスカレートしてくる始末。最後のほうは、「家に帰るためには許可がいる」なんてマネージャーが言ってきましたからね。
ブラックを超えて犯罪でしょこれ。
会社に泊まらせようとする
言葉の通り、会社にベットを置いてやろうか?なんて事を真剣な眼差しで言ってきました。
やんわり断りましたけどね。それでも何を思ったのか、夜遅くまで仕事をして家に帰るよりそのまま会社で寝たほうが効率的だなんて言っていましたからね。
おまけに給料が振り込まれない
嫌な事にも人間力で対応しているうちに、社長は仕事を趣味だと思ったのか給料を支払わなくなったこともありました。
しかも数回。
- いい人=好き勝手できる道具
だと思っているかのような振る舞いでしたね。
社畜にまつわる日本とオーストラリアの違い
同じブラック企業と呼ばれる会社でも日本とオーストラリアでその意味合いが全く違ってきます。
日本の社畜
日本の場合は、仕事の質、サービスの質、職業人としての質があまりにも高く求められすぎて、それが給料に見合わないところからくるのがブラック企業であり、そこで働く社畜たち。
オーストラリアの社畜
対してオーストラリアでは、永住したいと思う人たちの心理や立場を利用して給料に見合わない仕事させる企業がブラック企業であり、そこで働く人たちのことを社畜と呼ぶ感じですね。
ただ、ビザがサポートされるかもしれない!オーストラリアのに永住できるかもしれない!という魅力は、そうしたブラック企業でも喜んで働きたいと思わせるだけの力があることは確実。
実際、ボクもオーストラリアで就労ビザをサポートしてもらえた会社ではとんだブラック企業でしたが当時は起こりながらも喜んで働いていましたからね!
どこの国の会社もある程度相手の立場や状況を利用するところはあるので、どちらの国が良い悪いという事は言いません。
ただ、同じ社畜でもテイストが違うと思っています。
ビザのためにはあえて利用される
インターネットのおかげでドンドン便利な世の中になる。だけどその結果、会社にいなくても仕事ができる環境が作れるようになった。
1社目の会社では、土日も電話に出られるようにしないといけないし、急な連絡には夜、寝ていようが電話に出なければならない。
ビザのため、生活のため、夢のためには、あえて利用される心づもりが必要かもしれません。
オーストラリアに移住したいと思う人に幸運を。
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