オーストラリアの永住権を申請?エージェントを見極める4つの方法と探し方

こんにちわ、うめ太郎です!

念願のオーストラリア永住権を申請できる条件が整ったけれどもエージェント選びは大切です。しょぼいエージェントに任せると大事な永住権の審査が通るものも通りません。

ただ、永住権の申請にエージェントは必要ありません。またエージェントを使ったから永住権の可能性が高くなるわけでもない。エージェントを使うメリットは時間の節約。これに尽きます。

つまり、スムーズに審査を流したいとなるとやっぱりビザの申請をやりなれているエージェントを通したほうが何かとコトが早い。

そこで今回はオーストラリアの永住権を申請する際に利用するエージェントについて考えていきます。

それでは今日もアツく語り合いましょう!

永住権とエージェントのホント

永住権の申請にエージェントは必要ありません。自分ひとりでビザ申請はできます。

オーストラリアの移民局は提出された永住権の書類審査で問題があれば必ずあなたに連絡をしてくるのでいきなり落とされるということはありません。

またビザの申請の上でわからないことがあれば移民局に直接電話して聞くことも可能。さらにオーストラリアは移民の国というだけあってなんと、日本語を使って質問できます。

もちろん、相手は生粋の日本人なのでまるで日本の役所に電話しているような感覚。

エージェントを使うメリット

では、永住権の申請にエージェントを使うメリットはないのか?というとそうでもありません。

エージェントはビザ申請を代行してくれるプロ。同じようなケースを何件も対応しているので必要な書類をすでに知っている可能性が高い。そういう意味で書類集めがスムーズです。

最速最短で永住権を申請したいのであればエージェントを使うべき。

ただ、後でも述べますが、エージェントはしっかりと選ぶことが重要。中には違法運営しているような会社もあるからです。

また、エージェントを使ったからと言って審査上メリットが有るわけではありません。

断言しますが、エージェントを使うメリットはビザの結果がわかる(下りる)までに掛かるスピードが早い。これに尽きます。

エージェントを使うデメリット

反対にデメリットは費用。トゲのある言い方ですが、移民エージェントに限らず、留学エージェントも含めてエージェント業というのは「分からないを商売」にしている部分があります。

移民法などオーストラリアの難しそうな部分というだけで中身がよくわからず、審査が通らなかったらどうしようといった恐怖すらある。そんなスキに漬け込んで商売している部分が多かれ少なかれどこのエージェントでもあります。

そういう仕事もあって、エージェントに支払うお金はビザ申請費用と同額に上ります。めちゃくちゃ高いわけですが実際の準備にかける時間は想像になりますが、おそらくコミュニケーションの時間も合わせて5時間~8時間程度なのではと考えています。

永住権の申請をエージェントにお願いするとなると、$5,000~$7,000程度支払うのが相場なので時給で言うと$1,000ドルですか?

「分からない、だから怖い」を商売にしているとまるでぼったくりのような金額になるわけです。

それでも、永住権のためにエージェントを利用するのは「もしも」を考えてしまうからです。

このあたりは保険の加入と考え方がにているところがある。

エージェントの種類

オーストラリアのビザを取り扱うエージェントは世界中にいます。取り扱う内容によって移民エージェントや留学エージェントといった言い方があります。ここでは永住権に関わるエージェントの種類について書いていきます。

まず、エージェントは資格のあるエージェントと、資格のないエージェントの2つがあります。資格がないエージェントも合法でなんの問題もありません。

資格のあるエージェントとは、オーストラリア政府から認可されているビザのエージェントのことです。

この2つはどちらも完全に合法なエージェントですが少し違いがあります。

MARAに登録されているエージェント

オーストラリアでビザの代行業をする場合はMARA資格を持っていなければならない。
MARA(Migration Agents Registration Authority)に登録されているということは、合法的にオーストラリアでビザの申請代行ができることです。ただ、これはあくまでオーストラリア国内だけの話。

オーストラリア国外、たとえば日本でオーストラリアの永住権などビザの申請を代行する場合はMARA資格を必要としません。

したがって、オーストラリア国内は、MARA資格があるエージェント。国外はどの申請代行の会社を選んでも合法なわけです。

ただ、MARA資格はオーストラリアの移民法、ビザの基本知識を持っている方であるのは間違いありません。エージェントの「うっかりミス」が少ないのは断然にMARAに登録されているエージェントです。

オーストラリア政府も、MARAのエージェントで保証していることとして次をあげています。

  • 最新の移民法にそったビザ申請
  • 精度の高いビザのアドバイス
  • 詐欺の心配がない
  • 書類の紛失がない
  • 手数料に上限を設けている

いわゆる、精度(サービスクオリティー)の問題ですね。MARAの移民エージェントは資格によってサービスの質の最低レベルを上げているのです。

逆に、MARAに登録されていないエージェントはビザの代行業サービスの質が個人の能力にとても依存しているのでピンきりということが起こります。

MARAのエージェントが無難

もし永住権の申請など自分の人生でここぞ!という時にビザを申請する際、エージェントの力を借りることがあれば、多少高くてもMARAに登録されているエージェントを選んだほうが無難です。

永住権の申請をエージェントに頼む場合、料金は安くはありません。高いです。どうせお金を払うのであれば当たり外れのある、エージェントより最低レベルのサービス保証があるMARAエージェントを使うべきでしょう。

このMARAの資格があるかどうかは下の様なステッカーを提示できる人で、真ん中に番号が書いてあります。

この番号を使って本当にMARAに登録されているか確認できます。

エージェントは見極めが大事

MARA登録されている移民エージェントは最低限のサービスレベルがあるだけに過ぎません。実際にそのエージェントが有能かどうかは自分自身で見極める必要があります。

モノを買う前に品定めをするのと同じです。

ボクは2014年にオーストラリアの永住権を申請するのに必要なスキルアセスメント (技術査定)を受ける為にエージェント探しをしていました。

そのスキルアセスメントと並行して永住権のビザ申請を手伝ってくれる移民エージェントをどういう形で見極めたのか紹介します。
* 英語が出来なかった、当時は日本にあるエージェントを使いましたが、今だと絶対にオーストラリアに会社がある移民エージェントを探します。

質問はひつこいくらいに連絡

冷やかし雰囲気を出して下さい。良いエージェントを見つけるには全く同じ質問内容をできるだけたくさんの移民エージェントに送りつけその反応を見ることが大事です。

その中で回答してきた会社の中からさらに色々な質問をする。移民エージェントからすると、冷やかしだと思っていたかもしれませんね。

それでもしっかりと誠意を持って対応してくれる会社は、永住権の申請もしっかりと対応してくれると思ったのであえてしました。

時には全く連絡の取らない期間を2ヶ月ほど作って、また質問などなど繰り返ししていたのもテクニックです。

質問は至って簡単で、「自分の簡単なプロフィールと永住権を取得するために必要なアドバイスが欲しい」と伝えるだけです。

そうすると、エージェントからの反応は次のどれかに当てはまります。

無視

メールに返信する価値がないと思ったのか返信が来ません。

このタイプの返信はむしろ感謝するべき。早い段階で候補のリストから外れるので嬉しい限りです。

ものすごく不親切

英文で質問してほしいと日本語で返信を送ってくるケースもあります。この手の会社は思った以上に多い。エージェントの為のエージェントをしている会社ではないかと推測しています。

メールの返信内容では「オーストラリアの移民エージェントに問い合わせをするので英文で質問を書いてほしい」ということです。

英語ができないから日本のエージェントを探しているわけで、頭にきました。

こういったエージェントは永住権をお願いできるだけの価値がある会社とは思えません。

逆に叱られる

オーストラリアに永住するのは「甘くない」と言うことをやんわりと言われて、逆に留学やワーキングホリデーを進めてきたケースもあります。

この手のエージェントは語学学校への紹介料やワーホリビザ申請の代行手数料をビジネスとしている会社なので全くオススメできません。

この会社も人生(永住権)を任せられるだけの価値のある会社ではありません。

留学とワーホリ押しのエージェント

日本のエージェントの実際は留学エージェントです。彼らは申請が簡単な留学やワーキングホリデーのビザ申請と語学学校からもらう手数料がメインの収入源で永住権に関する知識がまったくないのです。

だからこそ、英文で質問を求めてくるような丸投げエージェントであったり、留学やワーキングホリデーを勧めてきたのだと考えることができます。

このタイプのエージェントもオーストラリアの永住権の知識がないどころか、お金儲けである留学に流してくるだけのマネーマシーンなので使う価値がありません。

決め手となるエージェント

そうしてやり取りをした移民エージェントの中からごくごくわずかな「まともな」移民エージェントが抽出できます。

僕の場合は30件くらいの日本の移民エージェントにメールを送って、最終的に残ったのは3社だけでした。その3社は甲乙つけ難く、どちらも良い印象がありました。

その中から更に話を進めていき1社までしぼりました。

1社目(C社)

永住するためのバリエーションも多く具体的。相談に乗ってくれる時に注意事項やそのプランの場合のアドバイスなども教えてくれるので長期的にみていい関係が築けそうでした。

親切でした。費用も他のエージェントと比べて4割近くも安かった。

2社目(V社)

永住するために提案してくれたバリエーションが多かった。しかもかなり具体的。

信頼できそうな会社でメールの人当たり的には一番良かったです。親切でした。ただこの会社はボクのスキルアセスメントは通らないと言うことで向こうからボクの依頼を辞退してきます。
この時点で永住権の申請ができない事を少し悟ります。

3社目(R社)

永住するためのバリエーションも多く具体的。ただし、2回目からのメールは有料(2万円)になるので諦めた。
ただ、好印象でした。

個人的には2社目が一番良く、V社にスキルアセスメントをお願いしたかったのですが、辞退されたこともあり、可能性が低いと感じつつC社との契約を決断します。

契約までに期間はおよそ8ヶ月。かなり長く時間をかけましたが、自分の人生の中で重要な事なのでスピードより長く付き合えるエージェントと共に永住権を進めたかったからです。

サイトの綺麗さと能力の関係

ボクから強く言いたいことは、「ウェブサイトの見た目が今風」だとか「返信スピードが早い」とか「ビザ手続きの手順」などの部分よりも、長くやりとりをしてどれだけ永住権のプランやリスクを教えてくれるのかが大事。

しっかりとアドバイスをくれる会社と契約するほうがよいですが、ポイントは過去の経歴、自分の性格や将来像も含めてアドバイスをしてくれるかどうか。

これができるエージェントは少ないです。表面だけの薄っぺらなテンプレートをコピーしたようなアドバイスでは意味がありません。

プロ意識あるエージェントは本物

移民エージェントを3つに絞った中で、V社が唯一、永住権の申請に必要なスキルアセスメントの契約を受け取れないと断ってきたエージェントでした。

お金儲けのためなら、申請したものがパスしないと薄々気づいていても、そこは隠して契約をします。

そういう意味では、あえてアセスメント依頼を断ってくれたV社はプロ意識が高い、本物のエージェントだったんだと後で気づきました。

実は、そのビザエージェントさんとは今進めているボクの永住権の相談にも載っていただいているのですが、変わらず親切にメールのやり取りをしてくれます。

そして、そのエージェントさんは、僕に「今進めているノミネーションは457の申請をした時のエージェントさんと使ったほうが良い」とアドバイスをくれました。

いくら親切といえど、ビジネスですから他のエージェントを勧めるのは勇気がいることだと思います。

永住権のエージェントを探す方法

オーストラリアの永住ビザを申請代行してくれるエージェントどうやって探すのか。

Google検索して出てきたエージェントは実はごく一部だけです。

リアル世界には何千人もの人がオーストラリアのビザの申請代行をしてくれるエージェントがいます。

信頼できそうなビザのエージェントの見つけ方を紹介したいと思います。

早く見つけるならGoogleMap

永住権のエージェントを探すなら地図上から検索するのが一番手っ取り早い。GoogleMapを使えば、移民エージェントのオフィスの場所が直ぐに理解るので探しやすいですね。

外部リンク:今すぐGoogleMapを使ってビザのエージェントを探す。

Googleを使ってテキストベースで永住権のエージェントを探すこともできますが、地図上から探すほうが位置もわかり便利です。

エージェントの探し方

  • GoogleMapに行く
  • 検索窓に「immigration agent」と入力する

たったこれだけの事で、下の図のように目で見てエージェントを探せます。

クリックすると拡大出来ます。

後は、永住権をサポートしてくれる会社や自分の家からエージェントのオフィスまで近いのか、連絡が取りやすいのかを見極め、連絡します。

その際は、エージェントごとに永住権の得不得意があります。問い合わせして自分の目指す永住権を取り扱った経験年数も聞いてみましょう。

MIAのエージェントはもっとすごい

MIA(Migration institute of Australia)に登録されているビザのエージェントは経験が豊富です。

全員がMARAのメンバーであるあることはもちろん、ビザを代行するエージェントとして厳しい入会資格をパスした人だけがなれるからです。

オーストラリアの永住権を申請する際、有料でもアドバイスをもらいたい場合はこのMIAに登録されているエージェントを探しましょう。

外部リンク:MIAの公式サイトから今すぐMIA公認のビザエージェントを探す

エージェントの探し方

  • MIAの公式サイトに行く
  • 探したい場所や国、申請するビザの種類を選択する

検索結果は下の画面です。

日本語+学生ビザで検索した。

日本語も話せるエージェントを検索

検索条件が沢山あります。日本語が話せるビザのエージェントが探せるのは重宝します。

  • 名前
  • オフィスの場所
  • 対応できる言語
  • 取り扱っているビザの種類

オーストラリアで日本語も話せて、永住権を扱っているエージェントを検索してみるとたくさんいることがわかります。

永住権は実績あるエージェントへ

コミュニティサイトで積極的に活動している移民エージェントはやる気もあり経験も豊富。たくさんの方が永住権を目指しており、そんな方に簡単なアドバイスを提供しているエージェントもいらっしゃいます。

そんなエージェントはまさに信頼でき、実績できます。人生を預けるにふさわしい永住権のエージェントと言えます。

そこでオススメできるのがAustraliaForumというコミュニティサイト。

オーストラリアの移住や永住したい人に向けて掲示板を提供しているサイトですが、移民や永住権の掲示板にはMARAやMIAに登録されているエージェントも回答しています。

エージェントの探し方

  • AustraliaForumに行く
  • 自分に関係のありそうな永住ビザの掲示板をクリック

そうすると、下の画像のようにビザの質問と回答の一覧が出てきます。

MARAエージェントのサンプル

永住権を任せられる基準は投稿数

エージェントも商売ですから掲示板内の投稿や回答にMARA番号を書いています。(画面左下)

MARAエージェントの番号ががある!

まずはここをしっかりと確認。

次に見るのは投稿数。投稿数が多いということはさまざまな永住権の質問に回答してるわけなので専門家だと考えられます。

そして熱意があるからこそそこまでの数をこなせるのではないでしょうか。永住権やビザのサポートをすることに生きがいを感じているエージェントなのかもしれません。

投稿数が5,521もある!

MARAの公式サイトから検索

最後に紹介するのはMARAの公式サイトからエージェントを検索する方法。
ただ、ここ半年以上ずっと地図検索が壊れてるんですよね!さすが、オーストラリア品質。移民したいボクたちの期待を絶対に裏切りません。

一応、紹介しますね。

エージェントの探し方

  • MARA公式サイトに行く
  • MARA番号か地域を入力する

※地域はぶっ壊れています!(怒)

右側にMARA番号を入力する

最後に、永住権は自己責任で

オーストラリアの永住権に関わるエージェントのホントのところや、申請をサポートしてくれるエージェントの見極め方、方法を紹介しました。

移民エージェントを使って永住権を申請すれば発行の可能性が上がるわけではありません。エージェントにもお金儲けのために適当なアドバイスをする方もいます

大事なのは人生にとっても大事な永住権は誰が責任をもって最後の仕上げをするのか。

それは、あなたですか?それともエージェントでしょうか?

エージェントを使わないことや使うことは賛否両論あります。ただどちらのメリット・デメリットを知った上で自分で結論を出すべき。

これまでブログにお問い合わせしてくださった方の中には、エージェントに詐欺まがいのアドバイスを貰い、契約し申請が落ちた方もいらっしゃいました。

自分の人生の責任を取れるのは他でもないあなたです。永住権の申請にエージェントからアドバイスをもらい自分で進めることもできます。

やり方は一つではありません。エージェントを使うのであれば、自分のお財布や価値観、考えと相談しながら人生(永住権)を預けられるエージェントかどうか見極めていく必要があります。

オーストラリアに永住したい人に幸運を。

ありがとうございました。

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